今年は1Ⅶのみ?SonyはXperiaをもう継続させる必要がないのかも

一部情報によると今年登場するXperia 1Ⅶでは一般化がより進む可能性があるとの予測です。ただXperia 1Ⅵで一般化されたことを考えると後継機種でより一般化されるのは妥当に感じます。

今回海外の投稿フォーラムであるESATOにおいてXperiaのラインナップがさらに限定される可能性が出てきたのでまとめたいと思います。

新型Xperiaは1モデルのみ

信憑性は定かではないので注意が必要ですが今回の情報によると今年登場する新型Xperiaは1モデル可能性になるとの予測されており単純に考えるとXperia 1Ⅶのみの可能性があります。

むしろ仮に1モデルのみになるのであれば命名規則を変更する可能性があるのかなと思います。ちなみにSonyによるとモバイル部門は収益性もなければ成長性もないことを明らかにしています。

ただ事業を存続するためには利益率を改善する必要があるとしておりラインナップの削減は分かりやすい方法の一つになりますが1モデルに限定となればSonyはかなり余裕がないのかなと思います。

ちなみに利益率を改善することが目的であれば利益率が薄いミドルレンジは後回しになります。

そうなると利益率が高いフラッグシップにフォーカスすると思いますがフラッグシップモデルは開発費もそれなりにかかると思うのでフラッグシップだけで利益率を改善できるか微妙です。

また別の情報によると従来であればこの時期に最低でも2つのモデルが認証を通過していることが多いと指摘しています。ただ今年に関しては1モデルのみとされており認証だけで見れば上半期に1モデルになるとの話です。

つまりXperia 10シリーズがカットされXperia 1シリーズが存続と考えた方が分かりやすいです。一方でXperia 5シリーズは昨年の4月頃に中国企業に開発が委託されたと言われています。

基本最新機種の開発サイクルは1年以上と言われていることを考えると外部委託されて初のXperia 5シリーズは今年の下半期に登場する流れになりますが実際にどうなるのか不明です。

外部委託したのはいいけど実際にSonyが納得できるような製品が開発されていないのか、それともXperia 5シリーズの存続すら出来ない状況になってしまったのかも現時点では不明です。

仮に今回の情報通り1モデル展開になるのであればXperia 1シリーズのみになる可能性があります。一方で個人的には上半期にXperia 1シリーズで下半期にXperia 5シリーズかなと思います。

またSonyはQualocommと複数年の契約を締結したことを明らかにしていたと思うのでフラッグシップ向けのSoCを今後数年に渡ってQualcommから仕入れると判断することが出来ます。

このことを考えると今年はSnapdragon 8 Eliteを搭載した機種が登場する可能性があります。

ちなみにQualcommによると受注生産に近いことを明らかにしておりメーカーと前もって生産数を調整している可能性が高いので直近になっていきなり欲しいとなっても仕入れるのは難しいと判断することができ数年前から機種の開発と合わせて決定している可能性があると思います。

何より今回の情報通りであればXperia 1Ⅶのみになってもおかしくないのかなと思います。

コストカットが限界に?

個人的にはSonyにモバイル部門を継続してほしいですが存続理由はもうないのかもしれません。Sonyによると赤字続きのモバイル部門を今まで継続してきた理由の一つとしてSony製品のために通信関連の基礎技術を開発するためと言われており5Gのトランスミッションが集大成との話です。

このことを考えるとSonyがモバイル部門をこれ以上無理に継続する必要はないかもしれません。またXperia 1Ⅳなど2022年モデルで不信感を招いたせいなのか2023年に国内市場での出荷台数が前年対比40%減少となっており今では四半期ベースでトップ5にも入れないです。

Sonyにとってここ近年でみるとXperia Ace IIは大ヒットだったと言われておりシェア拡大に貢献したとされていますが後継機種に関しては値上げの影響もあるのか大して売れなかったとの話です。

またエントリーモデルがない上にフラッグシップ中心のラインナップでフラッグシップがしっかりと売れない状況になればシェアが急激に減少しても仕方ないのかもしれません。

ただ出荷台数が大幅減少したということは当たり前の話ですが生産台数も減少した可能性があります。そうなるとコンポーネントのコストも増加する可能性がありXperia 1Ⅵでディスプレイの仕様が一気に変更されたのはSamsungとの交渉が上手くいかなかった結果とも言われています。

つまり噂通りであれば以前より採用してきたコンポーネントすら採用できなくなっている可能性があります。少なくともアスペクト比21:9に4Kの表示解像度に対応したディスプレイは実質特注に近いです。

ただXperia 1Ⅵで採用しているアスペクト比19.5:9に対応したディスプレイは普遍的です。なのでコストを抑制することができ今のSonyでも仕入れることが出来たと考えることが出来ます。

またXperia 1Ⅵのメインカメラセンサーに採用されているIMX888に関してもSonyにとっては世界初となる2層トランジスタ技術を採用したカメラセンサーでありながら採用機種が増えていない印象を受けます。

Sonyとしてはもっとセンサーがはけてほしいからこそモバイル部門でも採用できるくらいのコストに抑えてくれている可能性があり今後もコストカットのために継続採用する可能性があります。

何より利益重視でコストカットが優先となると期待されているような大型センサーは搭載出来ない可能性があります。センサーが大型化すればコストが増加することに加えカメラソフトもチューニングが必要なのでコストが増加することからもカメラの刷新もコストを考えると地味に難しいのかなと思います。

何より噂含めて直近の情報をみるとSonyは相当厳しい状況でモバイル部門を継続するだけでもかなり厳しいと考えるとことができ一般化することでハード勝負ではなくソフト勝負に切り替えるのは妥当に感じますが使いやすくても面白みはどんどんなくなる可能性があります。

差別化が難しくなる中では販売台数をある程度確保できるのか非常に気になるところです。

新規顧客の獲得が重要。

何より今回の情報通りミドルレンジモデルがカットされると今後継続するのは厳しいと思います。フラッグシップモデルを購入するユーザーは限定的なことに加え若年層がそもそも購入出来ないと思います。

Xperiaの特徴としてイヤホンジャックの搭載やSDカードスロットの搭載などがありますが今やフラッグシップモデルのほとんどが採用していないことを考えるとニーズは限定的です。

つまりSDカードスロットなどは既存ユーザーを囲い込むためのスペックであり新規ユーザーを獲得するためのスペックという感じではないことから昔を知るユーザーにしか刺さらない可能性があります。

また海外の調査会社のレポートからもXperiaのメインターゲットは中高年だと指摘しています。一方で若年層から支持を全く獲得していないと指摘されており大きな課題の一つだと思います。

これはSonyに限らずAndroidメーカー共通の課題だと思いますがAppleからいかにユーザーを獲得するかが重要になってくる中でミドルレンジがないと興味を抱くきっかけがないです。

一方でXperia 10シリーズを継続したところでも若年層から支持を獲得するのが難しいです。少なくともSonyのイヤホンのラインナップでみると廉価モデルにも地味に力をいれている印象を受けます。

つまり安いモデルが重要であることを認識していると思いますがモバイル部門には余裕がないと思います。とはいえフラッグシップモデルだけで約20万円となるとよほどSonyが好きな若年層じゃないと購入しない流れになるので今後売り上げはさらに限定される可能性があるかなと思います。

従来のXperiaであればPhoto Proなど良くも悪くも新規ユーザーを取り込む要素がありました。ただXperia 1Ⅵからカメラアプリが刷新されたことで他社と変わり映えがしない感じです。

一般化したことで以前のXperiaが好きだったユーザーがまた戻ってきた感じになります。

なので新規ユーザーを取り込む要素が欠如している感じでました若年層が興味を持ちにくいです。Xperiaは実際に使ってみると良さが分かりますがスペックでみると分かりにくいことが多いです。

なので分かりやすい特徴がほしいところで個人的に好きだったバースト撮影に関してはカメラアプリが刷新されたことで使いにくくなりSony自ら良さを潰したように感じます。

またスピーカーに関しては分かりやすく良さを伝えるのが難しいので今後の条件に一致しないです。何よりXperia 1Ⅶでどのような方向性をSonyが目指しているのかある程度はっきりします。

ただ一般化するのであればGalaxyのカスタマイズ性やAppleのエコシステムのような特徴が必要になってくる感じで特徴をアピール出来ないと今後ますます厳しくなる可能性があります。

まとめ。

今回は今年登場する新型Xperiaに関する情報が出てきたので簡単にまとめてみました。よくコスパを改善するべきだと言われますが価格勝負にすれば存続はより厳しくなると思います。

何より若年層にとっても魅力に感じる分かりやすい特徴を出せるかが重要だと思います。なので一般化を今後進めるのであれば今までやってきたことをリセットした方がいいと思います。

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