結局は総務省のせい。Pixel 9は結局失敗に終わるのか

事前情報からもGoogleはPixel 10シリーズで最低で4モデル用意している可能性がある。一方で以前リークしたロードマップからもGoogleは今年「Pixel 10 XL」と「Pixel 10 Pro Flip」を正式発表する可能性があるとも予測されています。

今回は無印となるGoogle Pixel 9は失敗だったのか主観的にまとめたいと思います。

価格が微妙。

GoogleはAppleからシェアを奪還するために「プレミアムモデル」を拡充する必要があること明らかに。そのため小型のProモデルである「Pixel 9 Pro」を追加したした上で折畳式機種の命名規則も変更。

さらにビルド品質を向上するために超音波式画面内指紋センサーやSamsungのM14を採用しています。そのため品質は大幅に改善しましたがコストも増加しておりPixel 9は前モデル対比で$100の値上げになっています。

ただ国内のGoogle Storeでみるとラインナップにおける価格が微妙です。

アメリカ 日本
Pixel 8a $499 7万2600円
Pixel 9 $799 12万8900円
Pixel 9 Pro $999 15万9900円

Pixel 9が前モデル対比で値上げしたこともあり、メリットとしてはPixel 8aとの価格差がついたこと。なのでPixel 8aとPixel 9の棲み分けがはっきりした印象を受けますが、今度はProモデルとの価格差がなくなりました。

国内でみるとPixel 8aとPixel 9の価格差が約5万円で、Pixel 9とPixel 9 Proの価格差が3万円となっています。Pixel 9を購入できるのであればPixel 9 Proに手を伸ばした方がいいのでは?と考えるユーザーが多い可能性もあります。

結局総務省のせい。

あくまでもGoogle Storeにおける価格設定でみるとPixel 9はフラッグシップモデルの中では悪くはないですが中途半端に見えてしまう可能性があります。一方でPixel 9の注目度が高くなっていたのは、やはりブラックフライデーなど安くなっていた時がメインです。

またキャリアモデルに関してもauとSoftBankからは実質48円のような形で販売されていましたが総務省から横槍が入ったことで昨年末に大幅な値上げになったと思います。

このことからも今後Pixel 9の売り上げは鈍化する可能性があり、何より従来は無印をかなり安くしていたのが今後しにくくなった。なのでPixelにとって国内の売り上げは地味に鈍化する可能性があるのかなと思います。

極端な言い方をすればキャリアが安く売ってユーザーが飛びついている間は、どんなスペックだろうと、ラインナップの中でどんなに中途半端な存在になろうと問題ないのかもしれません。

ただ安く購入出来ないとなるとユーザーから評価はシビアになるのでPixel 9は一番中途半端に感じてしまうのかもしれません。国内においてはガイドライン改正が行われたからこそ余計に中途半端に感じる存在になってしまった印象を受けます。

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