WPCがAppleと共同開発したと言われている「Qi 2」ですが実質iPhoneのMagSafeという感じに。現状だとAndroidでは1機種しか対応していないことからもiPhone専用機能になっているといってもほぼ差し支えない状況になっています。
今回9To5Googleによると新たにQi 2 Readyが登場したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
Qi 2 Readyが新たに登場に。
Qi 2のロゴを採用するには2つの条件を満たす必要があります。一つは充電プロファイルでもう一つは本体にマグネットを内蔵していること。ちなみにGalaxy RingはPixel 9シリーズは充電規格を満たしていても本体にマグネットを内蔵していないため「Qi 2」のロゴを採用することが出来ないと言われています。
ただ今回の情報によるとCES2025において「Qi2 Ready」を新たに発表したとしています。
Qi2 エコシステムの成長は、Qi2 Ready 認定デバイスの導入により継続されます。これらのデバイス(スマートフォンやケースなどのアクセサリ)は、承認された組み合わせでペアリングすると、完全なQi2ユーザーエクスペリエンスを提供します。
つまり磁石を内蔵したケースと合わせて使うことで「Qi 2」に対応とアピールすることが出来ます。ただiPhoneのように本体にマグネットを内蔵しているわけではないので結局は今までと正直ほぼ変わらない感じです。
ちょっとユーザーがより混乱させる原因にもなりそうです。
Galaxy S25も対応へ。
事前情報からもGalaxy S25シリーズ用マグネット内蔵純正ケースには「Qi 2」のロゴがあると予測されていましたが、今回の情報からもGalaxy S25シリーズはQi2 Readyに対応した製品になると考えることが出来ます。
一方でWPCはQi2のハードルを下げたことにもなります。
これは、サムスンのような企業からの圧力に屈するWPCです。サムスンのような企業は、遅すぎるか、もう1年間電話に磁石を入れることを気にすることができません。サムスンはQi2を広告で使用したいが、携帯電話に磁石を入れるために時間やお金を費やしたくない。恥ずべきことに、これは平均的な消費者を完全に混乱させるでしょう。
一方で以前よりマグネットを内蔵したAndroid向けのケースは用意されていましたが、今後サードパーティ製のマグネット内蔵ケースがどのような立ち位置になるのか不明です。
あくまでも「承認」を受けているはずの純正ケースのみ対応となるのか。それともサードパーティ製も「承認」を受けることでQi 2のロゴを使うことが出来るようになるのか。
とりあえず「Qi2 Ready」が登場することで余計にややこしくなる感じだと思います。