Xperia 1Ⅵの大きな変更点とはいえばディスプレイの表示解像度が4KからFHDに変更されたこと。スマホサイズで4Kという表示解像度は意味がないとの意見もあれば、超高精細なディスプレイはXperiaの大きな強みだとユーザーによって意見が分かれていた印象。
何よりSonyは一般化を進めている印象で従来の「面白み」は減ったことに違いはないです。今回RedditにおいてXperia 1Ⅶは8K/60fps撮影に対応する可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
ビデオ機能が強化?
今回以下のように投稿されていることが判明しました。
Xperia 1 VI、おそらく1 VIIでも使用されているLYTIA T888センサーについて研究してきましたが、このセンサーは8K HDR 60fps録画が可能ですSnapdragon 8 Gen 3は最大8K30しかサポートしていませんが、新しいSnapdragon 8 Eliteは8K60FPSビデオを録画できます。
ソニーは、携帯電話に4K120録画を組み込んだ最初の人でした。センサーは機能していましたが、Xperia 1 IIで使用されたSnapdragon 865は、それに対応した最初のSoCでした。したがって、ソニー Xperia で最初の 8K60 録画が見られる可能性が高いです。
あくまでもSoCはスペック的に対応しているというだけの話で必ずしも対応するかは別の話です。ちなみに一部メーカーが8K撮影に対応してきた頃Sonyは実用性がないことから当面対応する予定はないことを明らかにしています。
少なくともXperiaの4Kですら意味がないと散々批判されてきたのに8Kなんて論外に感じてしまいます。例えばiPhone 16 Proシリーズは4K/120fps撮影に対応しましたがiPhone自体は4Kのディスプレイを搭載しているわけではありません。
つまり撮った動画を本体で再生しても恩恵を受けることはない。おそらくですがスマホで撮った動画を4Kに対応したディスプレイやテレビで見るとというニーズは限定的で、8Kになる超限定されると思います。
また8Kで撮影した動画を4Kにクロップするという使い方もできると思いますが、同じくここまでするユーザーは限定的だと思います。何より8K撮影に対応したとしても、いまだどのメーカーも「便利」であることや「使い道」を十分に提案できていないのが現状です。
他社の対応は遅れる?
仮にXperia 1Ⅶで世界初の8K/60fps撮影に対応したとして、投稿者は他社の対応について以下のように投稿しています。
他のブランドが4K120ゲームに4年も遅れた理由は、リアルタイムのHDR処理とEISの有効化のためでした。ソニーは、2020年に4K120を発表したとき、両方を気にしませんでした。
8K60はサムスンや他の主要なスマートフォンに導入されますが、これらのブランドは単なる数字よりも後処理に重点を置いているため、数年かかるでしょう。
従来であればSonyは世代ごとに何かしらの「世界初」を意識していましたが結局ユーザーに広くリーチすることはなかったです。また今回の投稿のように搭載を優先するのであれば実用性は後回しになっていることになります。
何よりXperia 1Ⅶで一般化が進むのであれば世界初に拘る必要はないと思います。それよりも優先的に改善すべきことはたくさんある感じで、「面白さ」よりも「使いやすさ」の底上げを優先してくる可能性が高いです。
中華メーカーを見ると「高画素」の時代から「センサーサイズ」に時代が変わり、今年登場するvivo X200 Ultraなどを見るとセンサーサイズに固執する時代も終わりを迎えようとしているのかもしれません。
少なくとも従来のようにインパクトのあるスペックでは勝負しにくくなってきている中でSonyはXperiaのカメラをどのように進化させるのか楽しみです。