2023年の国内市場においてXperiaは前年対比で出荷台数が前年対比で40%近く減少したことが判明しており、ついに優先市場である国内においてもXperiaの売れ行きが厳しくなっている印象を受けます。
また今や四半期ベースのメーカー別シェアでも以前は2〜3位にいることが多かっですが、今やトップ5に入ることも出来ず「その他」扱いになっていることがほとんどです。
今回RedditにおいてXperiaは他社ユーザーから批判されることが非常に多いと投稿しているので簡単にまとめたいと思います。
Sonyの拘りは分かりにくい。
今回以下のように投稿されていることが判明しました。
私はこのサブレディットを6ヶ月以上過ごしており、毎日チェックしているものです。私が見るのは否定的なコメントだけです。Apple、Samsung、Google、Xiaomiの人々やそのユーザーがここに来て荒らそうとしているような気がします。確かに、私はこの電話のいくつかの側面に失望していますが、多くの点で、Xperiaの携帯電話は本当に他の誰よりも上回っています。
少なくとも国内で見てもXperiaに対する否定的な声はかなり多い印象を受けます。ただ逆になぜXperiaがここまで批判されるのか理由を推測してみると一つ目としてはSonyの拘りが分かりにくく多くの一般ユーザーが求めていることではないからです。
例えばスマホで映画の視聴体験をMAXにしようと、アスペクト比21:9や4Kの表示解像度に対応しましたが、多くのユーザーはコンテンツをリッチにみることよりも見やすさを優先していることが多いです。
アスペクト比21:9は横幅が狭いこともありコンテンツ自体が小さく表示されがちで、多くのアプリは21:9に最適化されていないことから余白や黒帯が発生しやすいというデメリットが発生します。
またカメラに関してもαユーザーからのフィードバックを元に強化したことからも高速オートフォーカスやバースト撮影を強化するなど動体撮影がかなり強いです。ただ多くのユーザーは動体撮影よりもいかに分かりやすい写真を撮れるかを重要視しています。
少なくともSonyはクリエイターのフィードバックを元にXperiaを進化させてきており現行シリーズのコンセプトとは一致しています。ただ一般ユーザーが求めることではなかったからこそ分かりにくいからこそ批判されやすかったのかなと思います。
もともとファンが多かった可能性。
結局のところXperiaが好きだったユーザーはかなりいた可能性があります。ただ現行シリーズの拘りに興味がなく、自分が好きだったXperiaではなくなってきたからこそファンからアンチになったユーザーが他社より多いのかなと思っちゃいます。
ちなみにXperiaの批判的なコメントでよくあるのが「進化を感じられない」との指摘。これは単純な話でユーザーが拘りを持っている以外の部分が進化している場合進化を感じられないとコメントする人が多いです。
つまり明確にターゲット層からはずれたと判断することも出来ます。何よりXperia 1Ⅵで見ると大人の事情もあると思いますが一部スペックは一般化しています。その結果最新のXperiaは「分かりやすい」となって興味を持ったユーザーも増えた可能性があります。
一方でXperia Xシリーズの再来にならないかちょっと懸念しています。Sonyによると一般向けを強化したのがXperia Xシリーズで大失敗に終わったからこそ現行シリーズではニッチ戦略に切り替えています。
少なくとも現行シリーズでは以前の分かりやすいXperiaが好きだったファンを切り離して、今度はSonyの拘りが好きだったファンを切り捨てる流れになりかねません。
そのため今後のコンセプト次第では今まで以上に批判が集中する可能性があるかなと思います。