昨年末に総務省はガイドラインの改正を行なったことから実質「下取り額」が制限されました。現状でキャリアが提供しているプログラムは「下取り額」が肝で、ここが制限されてしまうとユーザーの実質負担金は高くなる傾向です。
一方で市場価値が落ちにくいiPhoneはほとんど影響を受けないなど、今後ユーザーが購入しやすいフラッグシップモデルは今まで以上にiPhoneに集約する可能性があります。
今回はXperia 1ⅥやXperia 1Ⅶなど現時点での状況を元に購入しやすい時期について主観的にまとめたいと思います。
直販版は半年周期。
Sonyは2023年から直販版に限定色を追加するなど直販版を強化しており、2024年には初のストレージオプションを追加。少なくとも自分のようなオタクは直販版があれば直販版を買うので嬉しい動きです。
一方でメーカーとしては単純にキャリアに依存した方が売れやすいと思うので直販版の強化は苦渋の決断なのかもしれません。ただメーカーが直販版を強化する理由の一つとしては法改正の影響などを受けにくいことが大きいと思います。
そのため国の施策に振り回されにくく自分達のペースで販売しやすい可能性。そして直販版が欲しいと思うユーザーにとっての買い時は、例えばXperia 1Ⅵでみると2024年5月に正式発表され、最初の価格改定は2024年11月下旬です。
歴代を見ると半年周期で価格改定が行われていることが多いので毎年11月に5月頃が狙い目になる可能性があります。またSonyは国内においてブラックフライデーなど季節的なセールを行わないので単純に半年前後で価格をチェックすればいいと分かりやすいです。
年末は避けろ。
一方でサポート体制に不安を感じるのか。それともキャリアのサービスに依存しているのか多くのユーザーはキャリアで購入することがほとんどです。その上でキャリアモデルの購入を狙っているなら「年末」は避けた方がいいです。
従来であれば「年末商戦」ということもあり12月は特に安くなりやすく、また年度替わりということもあり3月も安くなることが多かった。ただここ2年でみると総務省は年末ギリギリのタイミングでガイドラインを改正することから高くなります。
またガイドライン改正から3月の商戦までキャリアの動きも悪くなるので買うなら12月中旬までを目処にした方がよく年末は避けた方がいいです。ここ2年でみれば何かしらの理由がつけられて端末の割引が制限されることが多いので年末より前がおすすめです。
アップデートサポート期間内に。
またキャリアモデルを購入する多くのユーザーはプログラムを利用している可能性がありますが、アップデートサポート期間内に返却するように購入した方がいいです。
例えばXperia 1Ⅵで見れば最大4年のアップデートサポートに対応していることからも、どんなに購入が遅くても発売から2年以内のタイミングで、セキュリティアップデートサポートがきれる発売から4年以内に返却する形をとるのが一番です。
またプログラムを利用する時点で「コスパ」とか考えない方がいいです。キャリアも企業であり端末の販売で利益をとれるようにプログラムを設計しています。このことからもキャリアの施策に乗っている時点でユーザー側は実質負担金がたとえ安く見えても割高になっている可能性があります。
結局コスパやリセールを最大化するには発売直後に一括購入で市場の様子をみつつ好きなタイミングで手放せる環境を構築しておく必要があります。だからこそプログラムを利用するのであれば市場価値がほぼなくなるアップデートサポートがきれる前に返却になるように購入した方がいいのかなと思います。