Sonyによるとモバイル部門は収益性も悪ければ成長性も見込めないと正直最悪の状態になっています。さらにSonyがモバイル部門を継続してきた理由としてはSony製品の通信関連技術の強化のためであることを明らかにしています。
ただその役目すらXperiaはすでに終えたと言われており正直あまり見通しは良くない状況です。今回は今年登場すると予測されているXperia 1Ⅶなど次期Xperiaに期待したいことを主観的にまとめたいと思います。
望遠センサーの強化。
Sonyの情報統制がしっかりしているのかXperiaのリークを追っているリーカーがいないのか、少なくともXperia関連のリーク情報は限定的かつ噂のほとんどはフェイクであることが多いです。
特に中国で開発も生産しているわけでもないことからweibo発の情報はほぼフェイクという感じです。なので現時点で有力なリーク情報がない状態ですが個人的に期待していることもあります。
まず一つ目としてはカメラの強化でそろそろ望遠センサーを大型化してほしいところです。個人的にはメーカーはユーザーに媚びることなくメーカーのやりたいようにやって欲しいです。
ただXperia 1Ⅵでは望遠センサーがほぼ一緒でありながらも望遠機構を改善したことで従来の光学5.2倍から光学7.1倍に強化されましたが正直光学ズームとは思えない画質です。
そもそも光学という言葉自体がメーカー共通ではなくメーカーごとに担保している感じです。そのため同じ光学5倍でも機種によってバラバラという感じで安定しているのが正直3倍くらいまで光学5倍で個人的に満足な画質で撮影できる機種は数えるほどしか存在していないです。
その中で望遠がそもそも強くなかったXperiaが望遠機構の改善で光学ズーム範囲を拡大しても期待に添えるものではなくこれだったらズーム範囲を限定してでもセンサーを大型化してほしいと思っちゃいます。
正直1/3.5インチという大きさは豆粒でせめて1/1.95インチ前後までは進化してほしいところです。
また一部噂によるとXperia 1Ⅶでは一般化がより強化されると予測されていますが望遠はちょっと分かりにくいという感じで光学シームレスズームではなくXperia 1Ⅲの時のように2つの焦点距離で光学ズームを実現しているくらいの方が個人的には分かりやすいかなと思います。
仮に一般化を進めるのであればの話になりますが自分の周りの人をみている限りだとスマホのズーム倍率はあくまでもワンタップで切り替えられる範囲しか使っていない印象です。
そのためXperia 1Ⅵで3.5倍から7.1倍のシームレスズームに対応しても多くのユーザーは3.5倍か7.1倍という使い方がメインになり7.1倍の画質が微妙だと3.5倍しか使わなくなる可能性があります。
何よりXperia 1Ⅳの頃から豆粒センサーを採用しているのでそろそろ大型化してほしいです。少なくとも現状だとPhoto ProやVideo Proを廃止して専門性を取り除いたからこそカメラの使い方もクリエイターに必要とされる微調整は正直不要になってくるのかなと思います。
正直Xperia 1Ⅵでみると超広角はまだしも望遠はフラッグシップの中ではかなり弱いです。なのでコストをかけてでも望遠センサーを強化してカメラの取り回しを改善してほしいところです。
自分はxperiaのバースト撮影が好きですが画質の問題からも広角以外で撮ることはほぼないです。
メインカメラセンサーの刷新。
次に2つ目としてまたカメラになってしまいますがメインカメラセンサーの刷新に期待したいです。おそらくSonyが大型のカメラセンサーを搭載しない理由としてコストとデザインの問題です。
コストに関しては単純な話でメインカメラセンサーを大型化すればコストは増加します。さらにカメラセンサーを変更するとなればアルゴリズムを最適化する必要があるので研究開発費もかさむことになるのでSonyとしては出来るだけセンサーを変更したくないのかもしれません。
そして2つ目のデザインに関してSonyによるとスマホだからこそスタイリッシュであるべきとの話です。なので本体の厚みや軽さにカメラデザインなどに拘っている可能性がありますが他社と比較してXperiaのデザインにそこまでアドバンテージがあるのか正直疑問に感じている部分もあります。
6.5インチのディスプレイを搭載した機種で重さが200g以下と考えれば軽いのかもしれません。ただ先日発売されたOppo Find X8はXperia 1Ⅵよりインチ表示でみれば大型ディスプレイを搭載した上で本体は薄い上に軽くてカメラは強いとちょっと何とも言えない状況になっています。
また中華メーカーの機種も使っている自分からするとサークル型のデザインに抵抗はないです。デザインとしてみた場合iPhoneやGalaxyにXperiaの方がスタイリッシュなのかもしれません。
ただテーブルに置いた時にカメラ部分が本体左端によっているからこそ左右にガタガタします。一方でサークル型を採用してい機種の多くはテーブルにおいても左右にガタガタしない感じです。
もちろんSonyのデザインへの拘りもあると思いますが現状スタイリッシュとは言えない感じです。また仮にデザインが原因でカメラの進化が遅れているのであればデザインを変更してほしいところです。
少なくともSonyの拘りであるα譲りの色味で撮影できるカメラもハードが弱いとデメリットになっており結局スマホカメラにしたくないのであればハードをしっかり底上げする必要があると思います。
最低限のカスタマイズ性。
そして3つ目としてソフトの進化で一部噂によるとソフトの開発チームはたった5人との話です。そんなことは正直ないと思いますがPixelよりピュアアンドロイドに近い印象を受けます。
そのためPixelの悪い部分も受け継いでおり例えばWi-Fiの設定が従来のように独立していないのでWi-Fiを切り替える時にわざわざインターネットをタップする必要があると面倒です。
また個人的にそろそろ対応してほしいと思うのがアプリの複製機能でGoogleが以前より開発を進めているとの話もありますが現状だとAndroid16でも実装される気配がないです。
個人的には一台持ちにするにはアプリの複製機能がない機種はちょっと論外という感じです。
もちろん全てのアプリを複製できるようにしてほしいとは思っておらずLINEなど一部SNSアプリを複製することが可能になるだけでも大きく印象が変わるので頑張って開発して欲しいところです。
個人的にはSamsungのようにバリバリカスタマイズできるようになってほしいとかOppoのようにiPhoneとの連携性を強化して欲しいとも思っておらず最低限他社で出来ることに対応してほしいところです。
Sonyにそこまでの余裕がないのか自分のようなニーズはほぼないに等しいのか不明です。ただカスタマイズもほぼ出来ない上にAndroid12からの面倒さもそのままと残念に感じます。
正直短期間で買い替えることが多い自分にとってはサポート期間の拡張よりも優先してほしいです。
特化型の存在。
最後に4つ目としてはほぼ無理だと思いますがカメラ特化型のモデルを追加してほしいところです。Xperia 1シリーズの命名規則で一般化させたのが良かったのか不明ですが従来のXperiaが好きだった人にとってXperia 1Ⅵは使いやすいですが面白みにちょっと欠けるという印象です。
またXperia 1シリーズは一般化を進めるのであればコストもかけにくいので進化をさせにくいです。だからこそ従来のXperia 1シリーズやXperia PROシリーズが好きだったファン向けのラインナップを追加してほしい感じで個人的にはカメラ特化型を復活させてほしいです。
逆にそれくらいXperia 1Ⅵで不満に感じている部分がカメラという感じで本体価格が高くてもSonyが本来やりたかったことを反映させた機種を台数限定で発売してほしいように感じます。
良いものをしっかり作ればコスパが例え悪いとしてもほしいと思うユーザーは買うと思います。
Xperia 1Ⅵをみる限りはXperiaである必要がほとんどないというか差別化が難しいです。イヤホンジャックやSDカードスロットの搭載は差別化に繋がっていますがこれは既存ユーザーを繋ぎ止めるためのスペックで他社からの新規ユーザーを獲得するにはそこまで魅力ではないです。
例えば直近の国内市場でみるとiPhoneとPixelでシェアが60%近くとなっています。つまり直近の四半期でスマホを購入したユーザーの60%はSDカードスロットもイヤホンジャックも不要と考えている可能性があり今やフラッグシップモデルで搭載していないのは当たり前です。
なのでSDカードスロットとイヤホンジャックを除いた場合自分のようにスピーカー含めたオーディオ性能やバースト撮影に拘りがあるならまだしも多くのユーザーにとって魅力的に感じるのは驚異的な電池持ちの良さと今後市場を戦う上では正直特徴がないかなと思います。
少なくともXperia 1ⅥとiPhone 16 Pro Maxは同程度の電池持ちを実現しており価格もほとんど一緒であることを考えるとiPhone 16 Pro Maxを購入するユーザーが多いと思います。
何よりXperia 1シリーズのみで生き残るのは難しいので特化型のモデルを出してほしいところです。特にSonyのファンは中高年が多いことからも世代でみれば比較的お金に余裕があると思います。
なのでファンにお金を使わせたくなるような端末を台数限定で出してほしいと思っちゃいます。
まとめ。
今回は2025年のXperiaに期待したいことについて主観的にまとめてみましたがSonyの拘りは通用しなくなってきており今や一部折畳式機種の方が優れたカメラを搭載しているくらいです。
なので一般向けのモデルでは厳しくてもSHARPのように上位モデルで勝負をしかけてほしいです。