ハードは退化?vivo X200 Ultraは1インチを大きく超えるカメラを搭載

10月中旬にvivoは世界初のDimensity9400搭載機種としてvivo X200シリーズを正式発表しました。あくまでもvivo X100 Ultraと比較すると新鮮味はないかもしれませんがvivo X200 Proは中位モデルであることを考えるとカメラ構成は他社と比較しても最強クラスであることに違いはないと思います。

今回Digital Chat Station氏がvivo X200 Ultraのカメラ構成に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

カメラ構成が判明。

SonyとXiaomiが共同開発したと言われているIMX989が登場してから中華メーカーを中心に採用しているメーカーが増えてvivo X90 Proなど一部メーカーは中位モデルにも採用しました。

そして実質後継となる1インチのLYT-900は執筆時点だと搭載機種は限定的な印象を受けます。少なくとも執筆時点だとvivo X100 Ultra/Xiaomi 14 Ultra/Oppo Find X7 UltraでAQUOS R9 proも採用している可能性がありますが現時点では確定的な情報がありません。

LYT-900のコストがかなり高いのかXiaomiやvivoを見ると中位モデルには採用しない流れになっています。少なくともセンサーサイズだけで見れば中位モデルは1/1.3インチ前後に落ち着いた印象です。

一方で直近の情報からもXiaomi 15 UltraはLYT-900を採用すると予測されていますが来年の春頃に正式発表が予測されているOppo Find X8 Ultraは継続採用するのか不明です。

何よりOppoにしろvivoにしろ最新世代で中位モデルのカメラスペックを一気に底上げした結果最上位モデルとどのように差別化するのか非常に気になるところで分かりやすい部分としてはやはりメインカメラセンサーに1インチのLYT-900を搭載する可能性が高いと思っていました。

ただ今回の情報によるとvivo X200 Ultraと思われる端末はフルハイト仕様の3眼構成との予測されています。残念なことに超広角の詳細には触れていませんが望遠は200MPの1/1.4インチのセンサーを搭載する可能性があるとしています。

単純に考えればvivo X200 Proと同じくSamsungのHP9センサーを採用している可能性があります。ただvivo X100 Ultra対比でvivo X200 Proは望遠機構を改善した結果画質改善に成功しているのでvivo X200 Ultraではvivo X200 Proより更に望遠機構を強化してくる可能性があります。

そして肝心のメインカメラセンサーに関しては50MPの1/1.3インチ前後のセンサーを搭載すると指摘しています。残念なことにセンサーの詳細は不明ですが現行モデル対比でセンサー自体は小型化します。

さらにvivo X200 Proと同程度のサイズのセンサーを採用することになるので分かりにくいです。超広角に関してvivo X200 ProはJN1と比較的古いセンサーを採用していますが最上位は現行モデルと同じくLYT-600を継続採用することで差別化する可能性がありますが印象が薄いです。

何より今回の情報によるとスペックだけではUltraとしては物足りなく感じる可能性があります。

1インチを超える描写力。

今回の情報だとセンサーの詳細は不明ですが画素数とセンサーサイズでみればvivo X200 Proと同じくSonyと共同開発したLYT-818を搭載していてもおかしくないのかなと思っちゃいます。

一方でリーカーによるとvivo X200 Ultraでは1インチのセンサーを搭載することよりも1インチを遥かに超える映像体験を提供することが最大の目標になっている可能性があると指摘しています。

ちなみにvivo X200 Proシリーズが採用しているLYT-818のHDR性能は1インチセンサーを大幅に上回るとアピールしておりvivoとしてはセンサーサイズに固執しないことを選んだのかもしれません。

結局センサーサイズが大きくなると内部スペースが逼迫されることに加え消費電力も増え電池持ちにも悪影響が出やすく発熱もしやすくなります。

一方でXperia 1Ⅵなどが搭載しているIMX888は2層トランジスタ技術を採用していることから一定の条件下ではフルサイズに相当する描写力を実現することに成功したとアピールしています。

現時点での情報でvivoはSonyと共同して新たなセンサーを開発しているのか不明です。ただvivo専用として2層トランジスタ技術を採用した1/1.3インチ前後のセンサーを開発してもおかしくないと考えることができ逆にスペックだけでこれ以上の良さを伝えるのは難しいと判断した可能性もあります。

現時点だと1インチを遥かに超えると言われてもどのような写真や動画を撮れるのか不明です。少なくともスペックでみれば見劣りする可能性があるのでvivoは大胆に方向性を変える可能性があり、一部情報によると焦点距離を現在の23mmから変更してくる可能性があるとの予測もあります。

リーカーによると焦点距離が1インチを超えているとの話でvivo X100 Ultraで見ると23mmで1インチの実焦点距離は9mm弱という感じですがvivo X100 Ultraで採用されているレンズを1/1.3インチのセンサーで採用すると仮定した場合焦点距離は30mm前後になります。

またweiboでのコメントを見ると28mmから35mm前後の焦点距離に変更してほしいとの声が多いです。少なくともvivoはガチのカメラ体験を提供することに注力していることからもセンサーサイズを変更した上で焦点距離を35mm前後に変更してきたとしてもおかしくないのかなと思います。

スマホでみると広角は24mm前後のことが多いですがAppleを始めとして中華メーカーを中心に35mm前後の画角に対応している機種が増えているので35mmからになってもありなのかもしれません。

ただ他社のスマホと比較する場合最低倍率が1.5倍からになるので比較はしにくくなります。少なくともvivoはvivo X200 Proで動画性能は1インチを超えたとアピールしており、このことを考えるとvivo X200 Ultraでは写真性能も1インチを超えるように開発している可能性があります。

最上位モデルの流れが変わる可能性も。

また従来であれば最新の画像処理チップを中位モデルで採用する流れにありましたが今年はちょっと違う流れでvivo X200 Proはvivo X100 Ultraと同じくV3+チップを採用しています。

このことを考えるとvivo X200 Ultraでは最新となるV4チップを採用している可能性があります。また例年通りですが最上位モデルはSnapdragonを採用する傾向にありvivo X200 Ultraは今回の情報でもSnapdragon 8 Eliteを搭載すると予測されており順当な進化になる可能性があります。

何より搭載SoCと画像処理チップが異なればvivo X200 Proとvivo X200 Ultraは例えカメラ構成が全く同じだとしても撮れる写真や動画には差が生じてきてもおかしくないかなと思います。

またデザインに関して背面の大型のサークルデザインを採用する可能性は高いと思います。そしてペリスコープ部分は巨大だと思うのでvivo X200 Proと同じカメラ配置になると思います。

一方でvivo X200 Proのデザインがベースになっている可能性がありサイズ感は似ている可能性があります。またマイクロクアッドカーブディスプレイに加えカールツァイスと共同でチューニングしたディスプレイの可能性がありディスプレイ輝度も4500nits前後に落ち着く可能性があります。

そしてカラバリに関してもユーザーの混乱を避けるためにカラバリは被らないようにする可能性もあります。一部情報によるとvivo X200 Ultraは2025年の1月頃に正式発表される可能性があるとの予測でした。

ただリーカーが各社最上位モデルの登場時期に言及しており12月にはHonorから発表される可能性があり、リーカーの発言から推測するとXiaomiが1月にXiaomi 15 Ultraを正式発表するかもしれません。

また一つのメーカーは3月から4月頃になるとしており一つのメーカーは暫定的に5月としています。

おそらくですが4月頃に正式発表される可能性があるのがOppo Find X8 Ultraの可能性で暫定的に5月の発表になる可能性があるのはvivo X200 Ultraと現行モデルと同じタイミングです。

Oppo Find X8 Ultraに関してクアッドレンズカメラ構成で望遠にはIMX858を採用する可能性があります。ただ現時点でOppo Find X8 Proとどのように差別化するのか詳細までは分かっていません。

またXiaomi 15 Ultraに関して物足りなかった望遠センサーが刷新されHP9を採用する可能性があります。ただvivo X200 Ultraと異なり望遠センサーとしてIMX858を継続採用すると予測されています。

直近の情報を見ると広角はLYT-900で超広角にJN5で望遠は光学3倍と光学5倍に対応との予測です。ただ長らく続けてきた可変絞りが廃止になるとも言われており最上位の流れが変わる可能性もあります。

スペックだけでみるとvivo X200 Ultraは見劣りしそうですがどう差別化するのか楽しみです。

まとめ。

今回はリーカーがvivo X200 Ultraのカメラ構成に言及していたのでまとめてみました。少なくともスペックではダウングレードに見えますが何かしらの勝負をしかけてくる可能性があります。

一方で中国以外のユーザーにとってはグローバル版があるvivo X200 Proで十分と考えるかもしれません。

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