2024年の国内市場をみると折畳式機種は順当なアップデートという感じで選択肢は特段増えていません。ただグローバル市場でみると中華メーカーがグローバル展開を強化していることからも徐々に選択肢が増えていることからも2025年の国内市場の展開にも少しずつ期待していきたいところです。
一方で折畳式機種だけに限らず2025年の国内市場の盛り上がりにかなり期待したいところです。今回Xiaomiが国内展開にかなり力を入れている印象を受け2025年におけるXiaomi 15 Ultraなどフラッグシップモデルの展開に期待できるのでまとめたいと思います。
アンケート調査を実施。
新たな市場でシェアを拡大するにはまずユーザーに手にとってもらうことが優先だと思います。そのため日本市場においてXiaomiは黎明期の頃からコスパという言葉を中心に展開してきました。
ただ個人的にはコスパがいいとか単純に本体価格が安い機種にあまり興味がないのが本音です。一方で国内市場において流れが変わったと思うのが5月に正式発表されたXiaomi 14 UltraでおそらくSHARPのラインセンスの問題もあったのかもしれませんがフラッグシップモデルをついに展開しました。
さらにカメラキットが付属して約20万円という価格を考えれば個人的にはかなり安いと思います。少なくともXiaomi 14 Ultraが国内展開されたことで2025年の展開にも期待したくなります。
そして先日にXiaomi JapanはXにおいてアンケート調査を行っていたことが判明しました。
【拡散希望】って言うのあんまり好きじゃないのですが、本社に皆様の声を届けたく、ご協力いただけませんでしょうか。
次世代モデルとして、日本に投入して欲しいモデルに投票してください。
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) October 28, 2024
あくまでもアンケート結果によって何かが決まるという話ではなくユーザーの興味関心を知るだけのためのアンケートだと思いますが選択肢のほとんどがフラッグシップであることです。
特に折畳式機種が含まれていることが興味深くXiaomiとしても折畳式機種を考えているのかもしれません。ちなみに一部情報によるとある中華メーカーは売上不振からブック型の折畳式機種の開発を中止したとされており情報源によるとXiaomi Mix Fold 5なのではないかと指摘しています。
少なくともXiaomi初のフリップ型であるXiaomi Mix Flipは50万台以上と堅調な売れ行きだとの話です。一方でXiaomi Mix Fold 4は10万台以下と中国市場のみでしか展開されていないこともあり苦戦している状況にあり情報源の指摘通りブック型はスキップになってもおかしくないのかもしれません。
何より毎年のようにXiaomi Mix Foldシリーズがグローバル展開されるとの噂が出ます。ただ実際にグローバル発表がなく中国の主要メーカーの中でも最も消極的に見えてしまいます。
一方で中国市場でXiaomi Mix Flipが正式発表された際に今後の売れ行きが順調であればグローバル展開されるとの話でしたが実際にヨーロッパを中心に発売されたので順調と言えます。
ただ国内においては今までコスパ戦略を進めてきたからこそ折畳式機種は相性が悪いと思います。
なんだかんだ高くなってしまうと思うのでXiaomiも決断しきれなかった可能性がある上にそもそもフラッグシップモデルにどこまでの需要があるのかもまだ判然としない状況なのかもしれません。
そうなってくるとやはり有力になってくるのはXiaomi 15シリーズの国内展開かもしれません。仮にXiaomi 15シリーズを国内展開して売れ行きが好調であればXiaomi Mix Flip 2あたりで国内展開になる可能性もありますが現状だと正直あまり期待出来ない状況にあるかなと思います。
何より現状だとフラッグシップに期待できるだけでもありがたいと言える状況かもしれません。
ローカライズを優先すべきか。
少なくともXiaomi 15 Ultraの国内展開はそれなりに前向きなのかなという印象を受けます。その上で気になる部分として一つ目は無印となるXiaomi 15を国内展開するかどうかです。
従来であれば無印とProをグローバル展開する流れでUltraに関しては世代によるという印象です。ただXiaomi 14シリーズではProのグローバル展開をやめてUltraと無印をグローバル展開するのかもしれません。
そのためXiaomi 15シリーズが現時点でどのようなグローバル展開になるのか詳細は不明です。ただ認証情報からもXiaomi 15 Ultraのグローバルモデルが存在している可能性が高いですがXiaomi 15 Proのグローバル展開があるのか前モデルと同様にXiaomi 15になるのか不明です。
個人的にはXiaomi 15とXiaomi 15 Ultraの国内展開に非常に期待したいところです。
そして2つ目としては国内での販売方法でキャリアモデルが用意されるかどうかだと思います。少なくともXiaomiはauやSoftBankに取り扱いをしてもらって認知度を高めている印象です。
そしてキャリアに取り扱いをしてもらうためにはローカライズが絶対的に必要になります。Xiaomi 14 Ultraは直販版しか存在しておらずローカライズが不十分とも言えます。
海外のリーカーによるとXiaomiの機種は中国/インド/グローバル/日本の大きく4つに分類されると指摘しています。そして国内で発売されているXiaomi 14 Ultraはグローバルモデルに技適をつけただけです。
そのためFelicaも非搭載となっていることからおサイフケータイに非対応となっています。ちなみにXiaomiによるとローカライズより発売することを優先した結果であることを明らかにしています。
やはりFelicaの搭載などローカライズをするとなるとメリットもある一方でデメリットもあります。まずグローバルモデルとタイムラグが発生する可能性が高く国内の発売時期はさらに遅くなる可能性があります。
次に2つ目としてはローカライズすることによってコストが嵩むため本体価格が上昇する可能性があります。そして3つ目としては日本専用モデルになるためグローバルモデルと比較してアップデートの配信時期や配信頻度にも影響が出る可能性があり全体的に遅めになるというイメージです。
多くのユーザーはおサイフケータイなどに対応している方がいいのかもしれませんが個人的にはローカライズによって発売時期が遅くなる上に本体価格が高くなるのはちょっと微妙です。
少なくとも自分の電子マネーの使用状況だと定期券機能やオートチャージなども不要です。
こうなってくるとPixel WatchやGalaxy Watchなど電子マネーが使えるスマートウォッチがあれば十分という感じで本体が対応していれば便利ですが絶対必要とは思えない状況です。
ただローカライズしていないとキャリアも扱ってくれない可能性があるので販売台数は伸びにくいです。こうなるとXiaomiにとってもジレンマという感じで直販版は市場全体で見れば極一部に過ぎずです。
Xiaomiがフラッグシップを国内展開してくれるか不明ですが発売時期を優先してほしいところです。
Xiaomi 15 Ultraが超欲しい。
個人的にXiaomi 15 Ultraはかなり楽しみにしている機種でカメラのハードは最強クラスです。事前情報通りであれば広角は1インチのLYT-900を継続採用している可能性が高いです。
ただ現行モデルと比較して可変絞り機能は非対応との話ですがオート撮影だと使いにくかったです。Xperia PRO-Iの時のようにオートでもワンタップで切り替えができれば恩恵があったかもしれません。
ただXiaomi 14 Ultraまでは都度メニューを開く必要があったので個人的には微妙でした。そのため可変絞り機能が廃止されたら残念と思う人もいるかもしれませんが自分は問題ないです。
そして超広角は刷新され50MPかつ1/2.76インチのSamsungのJN5を採用するとの予測です。次に一つ目の望遠センサーは現行モデルと同じく1/2.51インチのIMX858を継続採用ですが2つ目の望遠センサーは200MPかつ1/1.4インチのSamsung HP9センサーを搭載との予測です。
少なくともvivo X100 Ultraやvivo X200 Proと同じ巨大な望遠センサーを採用する流れになります。もちろんペリスコープ機構を採用しているためズーム性能が大幅に強化されると思います。
一方でXiaomi 15 Ultraは光学3倍と光学5倍との話なのでvivo X200 Ultraと焦点距離が異なることからも同じセンサーとはいえ使い勝手の部分で地味に変わってくる可能性があります。
特に光学5倍となっているのであればテレマクロ撮影時の取り回しに大きな差がある可能性があります。
何よりXiaomi 14 Ultraではそこまでズーム性能が強いという印象はありませんでしたがXiaomi 15 Ultraではズームが大きな武器になる可能性がありvivoは20倍までの画質向上に注力している感じですがXiaomi 15 Ultraに関してはどのように差別化するのか気になるところです。
何よりリークしているvivo X200 UltraやOppo Find X8 Ultraの中で最も魅力的に見えます。
ディスプレイサイズや表示解像度に大きな違いはないとの予測でディスプレイ輝度は3200nits前後に強化される可能性がありマイクロクアッドカーブディスプレイを採用するかもしれません。
そしてRAM16GBでストレージは512GBあたりがベースの可能性があり大陸版は衛星通信に対応する可能性があります。またSnapdragon 8 Eliteを搭載している可能性がありSnapdragon 8 Gen 3対比で消費電力が増えた結果発熱しやすいとの話なので放熱性能はより強化される可能性があります。
そのためパフォーマンスの持続性は改善する可能性がある一方で外部温度はかなり高いかもしれません。またバッテリー容量は6000mAhを超えると予測されており1000mAh程度は増える可能性があります。
ただXiaomi 14 Ultraのグローバル版は大陸版よりバッテリー容量が少ないのでXiaomi 15 Ultraでは大陸版と同じく6000mAh以上のバッテリーを搭載してほしいところです。
少なくとも現行モデルはカメラキットの装着で多少はカバー出来ますが電池持ちが悪いです。なので後継機種では電池持ち自体はしっかり底上げしてほしいと思っちゃいます。
まとめ。
今回はXiaomiが国内市場にもかなり力をいれてきている印象なのでまとめてみました。直近の情報からもXiaomi 15 Ultraは1月に正式発表でXiaomi 15シリーズのグローバル発表は例年通りであれば2月下旬のMWCでおそらく3月頃から一部市場で発売になる可能性があります。
またOppoやvivoと比較するとグローバル展開が遅いのは今後の課題になるかもです。