海外サイト指摘。Pixel 9 Proは素晴らしい機種だけど最高の機種とは言えない

先日から各種海外サイトが2024年に最も良かった機種として「Pixel 9 Pro」や「Galaxy S24 Ultra」を選んでおり、PixelとGalaxyのフラッグシップモデルが上位にくることはほぼ例年通りの流れとなっています。

ただ全てのユーザーにとってPixel 9 ProやGalaxy S24 Ultraの最高機種であったとは言えないです。今回9To5GoogleによるとPixel 9 Proを今年最高の機種に選ぶのは難しいと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

上位に残るのは間違いない。

執筆時点の話になりますが、同サイトはまだ「2024年に最も良かった機種」を公開していません。ただ先日にはアンケート調査を行なっていたことを考えるとまもなく公開される可能性が高いのかなと思います。

近年、Android市場内での選択はより制約されていると感じています。多くのデバイスは、同じ製品の単なるフレーバーのように感じます。 2024年は、ありがたいことに、各主要ブランドが独自のアイデンティティをとったため、それほどそのようには感じませんでした。しかし、それでも、「最高のAndroid携帯電話」を見ているとき、見るべき重要な場所はわずかです。

少なくともPixel 9 Pro/Galaxy S24 Ultra/OnePlus 12が上位に残るのは多くのサイトや市場で共通事項であるとしており、ここに最新のiPhoneが追加される流れになると指摘。

あくまでも中華メーカーがあまり積極的に販売を行なっていない地域においてはの話になりますが、妥当な選択肢が上位に残る感じで、Pixelのフラッグシップモデルもなんだかんだ毎年上位に残るのは妥当という感じです。

Pixel 9 Proを最高とみなすのは難しい。

一方で同サイトによるとPixel 9 ProとOnePlus 12のどちらかを選ぶのは非常に難しいとしており、以下のようにコメントしています。

Pixel 9 Pro(およびXL)は、今年最も改良されたデバイスでした。Googleのデザインは洗練されており、Tensor G4は非常に良く、価格はまだ妥当です。一方、OnePlusは、OnePlus 12でまとまりのあるフラッグシップを投入し、ハードウェアとカメラの点で競争し、しばしば競争に勝っているが、価格を大幅に削減しました。本当に、OnePlus 12で私にとって唯一の痛い点は、カメラで、まだ少し一貫性がなく、OxygenOS 14にはまだいくつかの癖がありすぎているため、ソフトウェアでした。

両機種とも決めてにかけるというべきか「最高の機種」と評価するには何にかが足りないという状況なのかもしれません。何より市場によりますが選択肢が限定される市場ほど、その年の最高の機種に選ばれる機種もより限定的になってきます。

おそらくアメリカよりは日本の方がまだ選択肢が多く、日本よりは中国の方が選択肢が多いと思います。仮に中国のサイトが同様の記事を公開したならGalaxy S24 UltraやPixel 9 Proが上位にランクインする可能性は低いのかなと思います。

同サイトが指摘するようにPixel 9シリーズではデザインが大幅にブラッシュアップされ、ビルド品質の改善からもスマホとしての完成度がしっかり底上げされました。ただ現状だとそれ以上でもそれ以下でもありません。

現状Google AIが大きな特徴になっていますが、多くのユーザーにとってAIがスマホを使う上での最優先事項ではないと思います。このことを考えるとGoogleはGoogle AI以外の分かりやすい特徴を持つ必要があります。

個人的にはカメラだと思いますが、Googleのプロモーションを見ているとカメラ自体をアピールするより、写真や動画の編集を全面に押し出しているからこそカメラの良さが分かりにくくなっているのかなと思います。

「最高の機種」は主観的な要素が強いためユーザー次第だと思います。ただPixelはゲーム性能の底上げなどオタクにより興味をもってもらえるようになった時に絶対な強さを発揮するになるのかもしれません。

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