Xperia 1Ⅵで一般化したと言われる大きな理由の一つして「ディスプレイ」の変更です。アスペクト比が21:9から19.5:9に変更されただけならまだしも解像度が4KからFHDに変更されたことで、コンテンツを最大化するというコンセプトと相反しているようにも見えます。
今回はXperia 1Ⅴまでの4KディスプレイについてRedditにおいて投稿されていることが判明したのでまとめたいと思います。
分かりにくかった仕様。
Xperia 1Ⅵでは表示解像度が大きく変更されFHD+になりましたが、SonyによるとBRAVIA譲りのチューニングを採用することで、Sony製のテレビと遜色ない表現力を手に入れたことをアピールしています。
一方で現行のXperia 1シリーズを知るユーザーからすれば「4K」を失ったことで退化したように感じるかもしれません。そして今回以下のように投稿されていることが判明しました。
3840×2160の最小標準(3840×1644)よりもピクセルが少ないという事実にもかかわらず、それらは「4K電話」として販売されています。これは、完全な3840×2160(そしてばかげたppiも持っていた)ZXプレミアムシリーズとは対照的です。
ウルトラワイドのアスペクト比が水を少し濁すことは知っていますが、私が見つけた「4Kウルトラワイド」モニターでさえ5120×2160です。これは、オリジナルのPS5の8Kメッセージングのように、ソニー側では虚偽のマーケティングに分類されるのではないでしょうか?
SonyによるとSID基準でXperia 1シリーズのディスプレイは4Kに対応したとアピールしていますが、一般的な4Kと比較すると表示解像度は足りないです。これがユーザーを混乱させていた原因の一つになっているのかもしれません。
一方で別のユーザーは以下のように投稿しています。
ソニーは、3840×1644の「UW」解像度を「4k」と名付けました。あなたが述べたように、それは実際には実際の4kよりも少ないです。さらに、本当のマーケティングスタントは、「4k」ディスプレイが実際の「4k」で実行されるのではなく、1096pで実行されることです。
またややこしい部分としてXperia 1シリーズは4Kに対応しているコンテンツは4Kで表示して、4Kにアップコンバートできるコンテンツは擬似的に4Kで表示していた。
そして4Kに非対応かつアップコンバート出来ないコンテンツに関してはほぼFHDで表示されていたと言われています。
4Kが悪目立ち過ぎた?
人間の目は精細ですが解像度が上がれば上がるほど識別するのが難しくなります。Appleは人間の目が識別できるレベルとして300ppi以下になることを明らかにしており、Xperiaのディスプレイサイズでは4Kに対応していても識別できるはずはないと否定的な声が多かったです。
また表示解像度が高いことからも消費電力が多いため発熱しやすく電池持ちにも悪影響。そのため4Kのディスプレイを搭載していることからXperia 1シリーズの安定性が悪いとの声が多かったです。
また4Kに対応しているコンテンツがそこまで増えなかったのもSonyの想定外で、Sonyが拘っていた映画を思っていたよりスマホで見る人が増えなかったのも想定外だったのかもしれません。
今や8Kという単語もありますが4Kすらスマホの世界では一般的になったとは言えない。多くのコンテンツはFHDであり、4Kビデオを撮れるようになってもディスプレイ自体はフラッグシップでも2Kレベルです。
結局分かりやすく「4K」という言葉を全面に出した結果ユーザーにとって分かりにくくなった。なので4Kが悪目立ちし過ぎでマイナスに作用したのかなと思います。
ただXperia 1Ⅵでは一気にFHDになったことで極端過ぎたのかなと思います。