先日にはXperia 1Ⅲなどdocomo向けのモデルに技適の問題があったことからSonyは行政指導されたことが判明。すでに修正されているとはいえXperia 1Ⅲなど一部機種はアップデートサポート期間内技適に常に問題があったことになります。
何よりXperiaの見通しはちょっと悪い感じでXperia 5シリーズから最新機種を出す余裕すらなくなってきている可能性があります。今回は2019年以降SonyはXperiaが売れることを諦めていたようにも感じるので主観的にまとめたいと思います。
コンセプトを再確認。
2019年に登場したXperia 1やXperia 10は命名規則が変更されたことに加え新しいコンセプトが採用されています。ちなみにXperia Xシリーズはそこそこの価格でそこそこのスペックでを採用することで売れると判断していたみたいでしたが後に市場の動向を読み間違えたと失敗であったことを認めています。
このことをからもXperia 1以降で採用されているコンセプトは振り切った感じになります。
現行シリーズのコンセプト |
好きな人にとことん好きになってもらえるように |
クリエイターと共に作り上げるXperia |
Sonyの過去の発言を見ていると現行シリーズのコンセプトは大きく2つです。ざっくり言えばニッチ戦略で、Sony製品を愛用しているクリエイターからのフィードバックをもとにXperiaを進化させるという感じになります。
つまりSony製品が好きな人にとことん好きになってもらえるようにと差別化した感じで、Xperia Xシリーズの中途半端さを一気になくなしたように見えます。
売れないと判断していた可能性も。
自分は現行シリーズのコンセプトが好きでファンになりましたが、言ってしまえば王道路線から邪道になったという感じです。そのためスマホに対して何か強い拘りがあるユーザー以外は排除したという流れになりました。
またニッチ戦略の採用は良く言えば「差別化」ですが、悪くいえば邪道でしか勝負出来ないということになります。少なくとも2019年の時点でSonyはiPhoneやGalaxyのような王道路線では売れないと諦めていた可能性があります。
だからこそ差別化に振りきったのは分かりますが、Xperia 1Ⅵで王道路線に戻ろうとしていることからXperia Xシリーズの時のように中途半端になっている印象を受けてしまいます。
Sonyが今後どのようなにしたいのかはXperia 1Ⅶをはっきりわかると思いますが、中途半端になると現行シリーズを支えてきたユーザーにも切り捨てられ、そもそも王道路線ではiPhoneやGalaxyにPixelなどには敵わない可能性があります。
なので改めて考えると、Sonyは今のコンセプトを採用した時点でXperiaが生き残ることを優先して、売れることはそこまで意識していなかったのかもしれません。また現行シリーズの生みの親である岸田さんが抜けた後もコンセプトを継続しているから中途半端に感じてしまうのかもしれません。
何よりSonyは2025年において売るのか、拘るのかはっきりさせるべきだと思います。