直近の情報からもGoogleは売上に期待出来ないことからもGoogle Pixel Tablet 2の発表をキャンセルした可能性があると予測されています。一方リークしたGoogle Tensor G6のドキュメントからも2027年にPixel Table 3を正式発表することを目標に開発を進めていることが判明しています。
ただPixel Tablet 2が仮にキャンセルされるのであればPixel Tablet 3もキャンセルされる可能性があります。今回9To5GoogleがPixel Tabletの未来とPixel 9 Pro Foldに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
Pixel Tabletの良さ。
Googleは2023年にPixelブランドとしては初のタブレットとなるPixel Tabletを正式発表。Googleによると「カジュアルタブレット」というコンセプトを採用したことを大々的にアピールしており、日々の生活に密接した存在になることを目標としています。
一方でGalaxy Tab SシリーズやiPadと比較するとスペック的に競争力があるとは決して言えない状況に。またライバルのように専用のスタイラスペンやキーボードが用意されているわけではありません。
ただこれは「生産性」を意識したデバイスではなく「消費」を意識したデバイスなのでコンセプトを考えると仕方ないのかもしれません。
もちろん、ドックがあり、スピーカーの出力を劇的に向上させ、タブレットをメディアを消費するのに本当に良い場所にします。しかし、タブレットの底面には小さなゴム製の足があり、あまり考えずにどんな表面にも簡単に支えることができます。iPadのようにスタンドをあちこちに置く代わりに、Pixel Tabletをどこにでも置くことができます。
少なくともハマる人にはハマるコンセプトを採用しており、あまりタブレットを積極的に使わないユーザーにとって「スマートディスプレイ」の側面をもつPixel Tabletは非常に面白い存在だと言えます。
Pixel 9 Pro Foldの進化。
直近の情報からもPixel Tabletに今後後継機種が出るか定かではない状況ですが、同サイトによると一つの不安があると指摘しています。それは「カジュアルタブレット」というコンセプトを失うことだとしています。
例えばGoogleはより多くのアプリをタブレットモードで表示することを目標にPixel Foldは横長のアスペクト比を採用しています。一方でPixel 9 Pro Foldではユーザーからのフィードバックを元に「スマホらしさ」を強化した結果正方形に近いアスペクト比を採用しています。
少なくともPixel 9 Pro Foldの方がより多くのユーザーにとって使いやすくなったと判断することが出来ますが、アプリの最適化がほぼ進んでいない現状の中で、Googleが初代で採用した拘りはなくなったことになります。
つまり「一般化」したことになり、初代が好きだったユーザーからすれば面白みが消えてしまったのかもしれません。
2023年のPixel Foldで、Googleはスペースで何か新しいことを試し、非常に異なるフォームファクタの折りたたみ式をかなり偏光しました。それは多くの良い点、多くの魅力を持っていましたが、多くの欠点もありました。それらの明らかな欠点を修正するために、その多くはフォームファクタとは何の関係もありません。GoogleはPixel Foldを完全に再発明し、はるかに改善されましたが、より一般的なPixel 9 Pro Foldを提供しました。
何より同サイトによるとPixel 9 Pro FoldのようにPixel Tabletの後継機種では一般化してほしくないとしています。ただ売上を拡大するには「一般化」する必要があるのでジレンマがあります。
Googleは利益率の改善を重視していることからも、変に拘るよりもしっかり売ることが優先になっていると思います。一般化は多くのユーザーに受けられやすい一方で他社との差別化が難しくなるので、ハードで遅れているGoogleにとっては厳しい戦いになることに違いはないと思います。
