Googleによると「Google Pixel 9 Pro Fold」でデザインを大きく刷新した理由の一つとして初代Pixel Foldユーザーからのフィードバックから、よりスマホらしさを求めていることが判明したことを明らかにしています。
少なくともPixel Foldはアプリの表示を最優先にしたアスペクト比を採用していますが、多くのアプリはタブレット表示に最適化していないことからも、折角の大画面が余白や黒帯だらけになったとの話。
今回9To5GoogleがGoogle Pixel 10 Pro Foldで改善すべき2つのことに言及しているのでまとめたいと思います。
折り畳んだ時のスペース。
まず一つ目として同サイトによると折り畳んだ時にメインディスプレイ同氏が接触してしまうことに言及しています。Pixel 9 Pro Foldを使っているユーザーであればピンとくるかもしれませんが、折り畳んだ状態でポケットに入れて、いざ使おうと思った時にディスプレイがちょっと湿った感じの見た目になっている時があると思います。
デバイスを閉じると、パネルの2つの半分は、デバイスを開いたときに少し残留物を残すのに十分な物理的に互いに接触する傾向があります。これは毎回起こるわけではありませんし、実際には皮膚油が蓄積した結果ですが、私が試した他の折りたたみ式で起こったことがないので、少し迷惑です。
また本体を折り畳んだと時にディスプレイ同士が接触していることを考えると、万が一メインディスプレイ表面に異物が付着した状態で本体を折りたたむと、その異物が原因でディスプレイが破損する可能性があります。
Pixel 9 Pro Foldで採用されているUTGは前モデル対比で耐久性は改善していると思いますが、万が一のことを考えると折り畳んだ時の内部にちょっと余裕を持たせた方がユーザーとしても故障を回避しやすくなるメリットがあります。
ベゼルの質感。
そして2つ目としてはベゼルで前モデル対比で均等かつスリムになっていることを確認することが出来ますが、同サイトによるとベゼル部分にプラスチックを採用した上で光沢仕上げを採用した結果傷が目立ちやすいことに言及しています。
自分の手持ちだとベゼル部分に傷がほとんどついていないので共感出来ませんが、見た目の問題としてもマット仕上げに変更するだけで印象が変わるかもしれません。
内部ディスプレイを囲むプラスチックに光沢仕上げをするというGoogleの決定により、Pixel 9 Pro Foldは非常に迅速に多くの「損傷」を拾います。このデバイスを2か月ちょっとしか使っていませんが、ベゼルは小さな擦り傷や傷で覆われていて、それほど早くは形成されるべきではありません。
最初のディスプレイの隙間の改善にもつながりますが、GoogleとしてはPixel 10 Pro Foldですベゼルをあと僅かに高くした上でマット仕上げを採用するだけで印象が大きく変わると思います。
本当に僅かな違いですがGalaxy Z Foldシリーズや中華系の折畳式機種はPixel 9 Pro Foldと比較するとベゼル部分がちょっとだけ高いです。一方でベゼルの高さを増すということは本体を薄型化する上では邪魔になる可能性があります。
とはいえメインディスプレイが些細なことで破損するようであればユーザビリティは激下がりです。現時点でPixel 10 Pro Foldでどのようなデザインになるのか不明ですが、今世代が大刷新だったからこそ後継機種では細部でしっかりブラッシュアップしてほしいところです。
