Google Pixel 6シリーズでGoogleは独自SoCとなるGoogle Tensorを搭載。従来フラッグシップとaシリーズでは異なるSoCを搭載していましたが、Google Pixel 6aからは同じSoCを搭載する流れになります。
結果廉価版でありながらもフラッグシップ相当のパフォーマンスの手にいれることができ、コスパが良いと高く評価された印象です。一方でPixel 7aになるとスペックが底上げされたことでフラッグシップの無印との境界線が曖昧になった印象を受けます。
今回Android AuthorityがGoogle Pixel 8aはPixel 9シリーズの登場によって価値観が大きく変わったと報告しているのでまとめたいと思います。
無印との価格差。
GoogleがPixel aシリーズをどのような立ち位置にしたいのか不明ですが、素人目線でみるとaシリーズのスペックを底上げし過ぎている印象を受けます。そのためフラッグシップの無印とスペック差があまりない状態に。
さらにアメリカでみるとPixel 8とPixel 8aの価格差は$200となっており、あくまでも定価でみると価格差はしっかりありますが、GoogleはPixel 8シリーズのプロモーションを積極的に行っていたこともあり価格差がほぼなくなることがありました。
少なくとも同サイトによると出費を減らしたい人にとって、Pixel 8とほぼ同じスペックでありながら$200も安く購入できるとの評価ですが、一方でアメリカのレビューを見るとPixel 8が安くなったタイミングで購入した方がマシと評価が大きく分かれた形に。
国内でみると一部キャリアがPixel 8の売り切りのために価格が逆転する現象も発生しましたが、基本Google Storeでは逆転現象が発生することはなく、アメリカと比較すれば国内の方が分かりやすいかもしれません。
Pixel 9シリーズの登場。
一方でPixel 9シリーズが登場したことでPixel 8aの評価を改めなければいけないとしています。何よりPixel 9シリーズはアメリカ現地価格でみると値上げとなっておりPixel 9とPixel 8aの価格差は$300まで広がっています。
GoogleはPixel 9シリーズの価格を引き上げることで、Pixel 8aをさらに価値の良いものにしました。突然、300ドルのギャップがあり、ミッドレンジャーに固執することで節約したお金で、駆け出しのスマートホームを構築することが可能になりました。あるいは、少なくとも、それは私が感じるだろうと思った方法です。Pixel 9シリーズは、ゲームを新しいレベルに引き上げたため、より高価になったことにすぐに気づきました。
何よりPixel 9シリーズが高くなったからこそPixel 8aの安さが際立つ状況になったとしています。もちろんPixel 9と比較すればスペックやビルド品質に差がありますが、多くの部分で共通の体験を提供してくれる可能性が高いです。
何よりGoogleとしては「廉価版」というよりは、今後「ミッドハイレンジ」の立ち位置にしていきたいのかもしれません。今までフラッグシップがミドルレンジモデルのような価格で購入できましたが年々高価格化しているからこそ、ラインナップ全体での底上げをしたい可能性があります。
一方で来年登場するGoogle Pixel 9aは値上げされる可能性があるので覚悟を必要になるのかもしれません。