パンデミックの影響でスマホ市場は一気に冷え込みましたが、徐々にとはいえ売上は回復傾向にあります。ただ一方でハード品質の向上もあり多くのユーザーの機種変更サイクルが長期化していることからスマホメーカーも売上を確保するのが難しくはなってきています。
一方でなんだかんだ首位を死守しているのがSamsungという感じになります。今回9To5Googleが2024年第3四半期におけるSamsungの市場シェアに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
シェア1位は死守。
今回市場調査会社であるCanalysが2024年第3四半期/グローバル市場におけるメーカー別シェアの調査結果レポートを公開していることが判明しました。少なくともトップ5の顔ぶれに大きな違いはありません。
その中でSamsungを確認すると5750万台を出荷してシェア1位を維持しています。ただ前年対比でみると出荷台数は-2%となっておりシェア率でみると20%から19%と僅かに現象していることになります。
一方で強力なライバルであるAppleを見ると前年対比で450万台程度出荷台数が伸びて成長率でみると9%でシェア率も17%から18%に伸びています。何よりAppleとしては第3四半期としてみれば過去最高の売上とも言われておりSamsungもギリギリ逃げ切った感じになります。
ただ第4四半期になると新型iPhoneの売上がしっかりのるためAppleがシェア1位を獲得する可能性が高いです。ちなみに市場全体で見た場合前年対比で5%の成長と順調な成長を遂げていることになります。
vivoの今後に期待。
一方で2024年第3四半期において大きな成長率を見せているのはvivoで24%と他社と比較すれば圧倒的です。出荷台数でみればOppoに及びませんがシェア率でみるとほぼ一緒です。
何よりvivoは中国市場で勢いがかなりあることからも今後中国市場での売上次第ではグローバル市場でのシェアを伸ばす可能性もあります。またHuaweiが抜けてから3位を守り続けているXiaomiに今後どこまで追いつくことができるのか非常に気になるところです。
出荷台数でみれば1000万台以上の差があることからも、やはりvivoにとっての課題はグローバル展開の強化になると思います。一部噂によるとAppleは2025年通気でシェア1位を獲得する可能性があると予測されており、来年には大きな動きがあるかもしれません。
その中で大きな動きを見せることができるメーカーこそ売上を大きく伸ばせるチャンスになるのかもしれません。