事前情報からもExynos2500を搭載した「Galaxy S25」のベンチマークがリークしていますが製品化されるかは別の話で、直近の情報をみる限り「Galaxy S25」シリーズは販売地域関係なくSnapdragon 8 Eliteを搭載する可能性があると予測されています。
また従来ではExynos搭載モデルを用意することで利益率を調整していましたがSnapdragon 8 Eliteに統一することで利益率の調整が難しくなり本体価格が前モデル対比で高くなる可能性があると予測されています。
今回Phone ArenaによるとSamsungの半導体部門は危機的な状況にある可能性が高いと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
大規模なリストラ計画。
一時期はパンデミックの影響で発生した半導体特需の影響でSamsungの半導体部門は莫大な利益を得ていましたが今回の情報によるとSamsungは4期に分けた上で「自発的退職プログラム」を実行することが判明したとしています。
少なくとも年末までに従業員の約3割には自主退職をしてほしいと計画しているみたいです。さらに期限は不明ですが半導体部門は今後半導体の生産を現在の約半分にすることを計画しているとしています。
少なくとも現状だと利益率が10%程度しかないと言われており、逆にSamsungの半導体部門にとって利益率が高い主力製品や技術がないということなのかもしれません。
また今回の情報によると2027年までに「1.4nm」を採用した半導体の製造を開始するという目標をほぼ達成できないと判断することが出来ます。何より現状だと3nmすらまとに製造ができないからこそGalaxy S25シリーズにExynos2500を供給出来ないとも言われています。
このことを考えると2nmや1.4nmの開発はできても安定した製造をSamsungが行うには厳しいのかもしれません。
モバイル部門はあまり関係ない?
少なくとも半導体部門が厳しい状況だと思いますがモバイル部門にそこまで影響があるのか微妙なところ。何より搭載SoCが一つに統一されれば本体価格は高くなったとしてもSamsungとしてはチューニングもしやすくなると思うので安定性はより改善する可能性があります。
将来的に半導体部門が閉鎖ということにでもなればSamsungグループ全体に大きな影響があるかもしれません。ただ当面は「Exynos」を採用出来ないという感じかもしれません。
何より同社の従業員によると上層部の経営方法に問題があると指摘していることからも本気で立て直しをはかるのであれば上層部を刷新した方がわかりやすいのかもしれません。
何よりこの状況が継続すれば、いずれExynosを見ることは完全になるなる可能性もあるのかもしれません。