Android15へのアプデで通信関連の不具合発生。Pixel 10でも不安要素強め

先日よりGoogleは昨年対比で約2週間遅れでAndroid15の本配信を開始しました。対象機種を見るとSnapdragonを搭載したPixelは全て対象外と、Googleにとっても節目になったメジャーアップデートになった可能性があります。

一方でメジャーアップデートは不具合やバグが発生しやすいです。Android15と合わせて配信されたセキュリティアップデートでも多数の不具合やバグの修正が含まれていましたが、逆に不具合やバグが発生してしまった個体もいます。

今回はRedditからの情報を元にAndroid15へのアップデートで発生した不具合やバグについてざっくりとまとめたいと思います。

Android15へのアップデート。

先日にはAndroid15にアップデートしたGoogle Pixel 6シリーズが文鎮化する不具合が発生していることが判明しています。一部ユーザーによるとプライベートスペースを利用したことで文鎮化したとの報告もあれば、日常的に使っていていきなり文鎮化したなど、現時点で何がトリガーになっているのか不明です。

少なくとも現時点で判明している超深刻な不具合は「文鎮化」くらいですが、残念なことに細かい不具合に関してはちょこちょこ報告があります。ちなみにアップデートで不具合やバグは全ての個体で発生するわけではありません。

たまに自分の手持ちで同様の不具合が発生していないから、他の個体でもそんな不具合が発生するはずがないってスタンスの人もいますがそんなことはないです。

その上で現時点で自分が確認した不具合やバグは以下のようになります。

症状
Pixel 8
  • 通話中に画面がフリーズ
  • ジェスチャーナビゲーションが機能しなくなる
Pixel 8 Pro
  • ジェスチャーナビゲーションが機能しなくなる
  • Wi-Fiやモバイルデータ接続が不安定になる

あくまでも自分が確認できている範囲ですが、不具合報告が多いのは「Pixel 8 Pro」となっています。特に問題なのは通信関連の不具合が発生していることで、一度発生してしまうとユーザビリティが大きく下がります。

一方でポジティブな報告に関して、Android15にアップデートとしたPixel 7aの電池持ちが改善したというものです。現時点だと既存機種が中心で最新機種となるPixel 9シリーズで深刻な不具合が発生していないのはせめてもの救いなのかもしれません。

通信関連の不具合はソフトも起因。

Googleはコストカットのためなのか、効率性を優先させるためなのかGoogle Tensorを搭載したPixel 6シリーズからは合わせてSamsung製の5Gモデムを採用しています。

Pixel 6シリーズに関しては通信関連の不具合がひどく、Googleが一年かけてアップデートを重ねましたが完治は無理だった。一方でPixel 7シリーズからPixel 8シリーズまではExynos5300を搭載しましたが問題は払拭できなかった感じです。

そしてPixel 9シリーズではExynos5400に刷新されたとはいえ、手持ちの個体でも発生しています。ただ今回の情報にあるようにアップデートが起因で不具合が発生していることを考えると5Gモデム自体の弱さ+Googleのソフトのチューニングの両方が問題になっていると判断することができます。

来年登場するPixel 10シリーズではSoC自体がTSMC製に切り替わるため5GモデムはSamsung製を採用するのか不明です。ただ現時点でGoogleのソフトに問題もあるのであれば、Google Tensor G5で例えQualcommの5Gモデムを採用したとしても通信関連の不具合を完全に払拭出来ないかもしれません。

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