Pixel 9が好調?2024年第3四半期にGoogleは四半期として過去最高の売上達成

Google Pixel 9シリーズはラインナップの変更に合わせて本体価格は全体的に値上げ傾向。さらに為替の影響もあり国内のGoogle Storeにおける価格は前モデル対比で値上がりとなっています。

少なくともアメリカ現地でみても、Pixel 7シリーズの時ような「安い」という印象は受けません。今回CounterPointによるとGoogleは第3四半期としては過去最高の売上を記録したと報告しているのでまとめたいと思います。

前年対比2%の成長。

今回CounterPointが2024年第3四半期における市場調査結果を公開。今回の調査結果からも市場全体で見た場合前年対比で2%の成長となっており、2018年以来の成長率になったことに言及。

その中でも西ヨーロッパ/ラテンアメリカ/日本が前年対比2桁の成長率を見せるなど市場全体の底上げに大きく貢献したとしています。一方で2024年第2四半期と比較すると成長が鈍化していると指摘していますが新製品にも影響されるため前四半期と単純な比較をするのは難しいのかなと思います。

すべてのスマートフォンOEMは、2024年の回復市場の恩恵を受けており、上位10ブランドはすべてシェアを統合しています。サムスンとアップルは2024年第3四半期にトップ2位を維持し、シャオミ、OPPO、vivoがそれに続いた。サムスンは、Aシリーズの需要とS24シリーズの優れたパフォーマンスの向上により、19%のシェアで市場をリードしています。

しかし、サムスンの折りたたみ式は生ぬるい歓迎を受けました。Appleの売上高は2024年第3四半期に1%増加し、iPhone 16シリーズの売上が横ばいであるにもかかわらず、iPhone 16の発売により、9月に世界最大のブランドとしての地位を確立しました。iPhone 16 シリーズの売上は当初は横ばいでしたが、iPhone ユーザーのインストールベースが大きいため、iPhone 16 シリーズの需要は安定していると予想しています

少なくともトップ5のメーカーに大きな動きはありませんが、HuaweiとMotoに関しては前年対比で30%の成長を見せたとしており、Motoに関しては第3四半期として見れば過去最高の売り上げを記録したとしています。

Googleは過去最高の売り上げ。

また具体的な数字には触れていませんが、Googleは四半期としては過去最高の売り上げを記録したことにも言及しています。9To5GoogleによるとGoogleは5月にPixel 8aを正式発表したことで第3四半期に販売がより一般化したこと。

そして8月にPixel 9シリーズを発売したことで売り上げがさらに加速した可能性があると指摘しています。実際にどの程度売れたのか不明ですが、従来の第4四半期にフラッグシップを発表するよりも流れがよくなっているのかもしれません。

一方で第4四半期には新製品がないことからも前年対比でどこまで売り上げを維持できるかが重要になってくると思います。

何よりスマートフォン市場自体が成熟していることからもユーザーの機種変更サイクルはどんどん長くなっています。そのため販売量自体はどんどん鈍化傾向にあると指摘しています。

ただ多くのユーザーは「長く快適に使いたい」という気持ちが強いのか今まで以上に高単価のスマホを買う確率が高くなっており、結果業界の価値成長に繋がっているとしています。

ちなみに今回の調査結果によると4人に一人は$600以上のスマホを購入するようになってきたとしています。

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