1Ⅵでは物足りない。今こそ Xperia PROシリーズを復活させるべき理由

SonyによるとXperia 1Ⅵではクリエイターのユーザビリティを改善させることを中心とした進化をさせたことを明らかにしています。その結果スペックで見れば「一般化」しており、言ってしまえばクリエイターもそこまで尖った専用機材を必要としていないと捉えることもできます。

何より現行シリーズの大きな特徴としてはニッチ向けのコンセプトを採用していたことで、Xperia 1Ⅵはスペック的にみれば面白みに欠けてしまいます。今回はXperia PROシリーズを復活させるべきだと思う理由について主観的にまとめたいと思います。

その当時は必要なかった。

2021年にXperiaとして初となる1.0型センサーを搭載して正式発表されたのが「Xperia PRO-I」ですが、この年はXperia PROシリーズから2機種も発売されたこともありラインナップはかなり充実。

一方でXperia PROシリーズから後継機種が出ることなく実質終了しました。個人的にXperia PRO-Iの存在はかなり面白かったと思いますが、Xperia 1シリーズと上手く差別化出来ていたかと言えば微妙な感じに。

少なくともカメラという部分では最低限の差別化は出来ていましたが、翌年に登場したXperia 1シリーズやXperia 5シリーズでソフト面はある程度踏襲されてしまったため、Xperia PRO-Iの存在はどんどん微妙になっていた印象を受けます。

また1.0型のセンサーを搭載していたとはいえ、モバイル用に最適化されていたわけでもなくセンサーをクロップしていたことからも実質1/1.3インチ相当と正直微妙な感じでした。

だからこそXperia PRO-Iの後継機種に期待していたユーザーもある程度いた印象ですが、結局後継機種が登場する前に生産が終了した感じになります。何よりラインナップがぐちゃぐちゃくで差別化できていなかったからこそXperia PRO-Iの存在が輝かなかった印象を受けます。

今こそ必要。

逆にXperia 1Ⅵで一般化したからこそXperia PRO-Iの後継機種は必要なのかなと思います。Xperia 1Ⅵはデザインとのバランスからも大型センサーを搭載することに消極的で、コストの問題もあるのかハード自体があまり強くないです。

現状だと広角こそは比較的安定していますが超広角や望遠はカメラソフトによる補正が弱いことも影響しているのか、綺麗に撮れるシーンは他社の機種と比較すると限定される印象を受けます。

だからこそSonyがαシリーズユーザーのセカンドカメラ的な立ち位置になる本気のカメラスマホを開発してほしいように感じます。一眼などを持ち運ぶユーザーにとってスマホ程度の大きさでカメラバンプがどうなったとしても軽くて取り回しが優れていることに違いはないです。

またXperia PRO-IはXperia 1Ⅲと同じ同じ筐体サイズでありながらも大型センサーを搭載できています。このことを考えると大型センサーとデザインはある程度バランスがとれる可能性があり、何よりネックになるのがコストだと思います。

ただ拘りを持つユーザーは欲しいと思う物であればしっかり投資います。少なくともXperia 1Ⅵで一般化したことで、実質Xperia 5シリーズ化したことになります。なのでプレミアムモデルが現状のラインナップだと存在していないことになります。

また使いやすさを意識したモデルはiPhoneやGalaxyと真っ向勝負になるのでSonyには厳しい。だからこそSonyにとっては利益をしっかり確保できる、かつファンを唸らせるような最上位モデルを出してほしいように感じます。

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