Pixel 9aのほぼ確定的デザイン判明。これで7万円超えなら笑えない

先日より国内でも発売されたGoogle Pixel 9シリーズですがラインナップの変更に伴いアメリカ現地で値上げされたことからも国内の価格も地味に値上がりしておりちょっと高いです。

一方でPixelに安さを求める人にとっては廉価版であるPixel aシリーズに期待していると思います。今回OnLeaks氏がGoogle Pixel 9aのほぼ確定的なデザインを公開していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

デザインが判明。

例年より約2ヶ月の前倒しで正式発表されたPixel 9シリーズですが9月初旬に出揃った感じです。少なくとも今年新製品が追加で発表されることは考えにくく例年通りであれば来年の上半期まで待つ必要があります。

そして今回デザイン関連の情報に精通しているリーカーがPixel 9aのCADを元に作成したレンダリング画像を公開しており、先日リークしたプロトタイプと全く同じデザインを採用していることが判明しました。

ちなみに以前デザイン関連の情報に精通しているリーカーという表現に対してマックにいる女子高生並みに信頼性がないとのコメントを頂きましたがリーカーにも女子高生にも失礼です。

同氏の過去の実績を見るとデザインの的中率は90%を超えておりほぼ確定的ともいえます。ちなみに同氏が公開したPixel 9シリーズのレンダリング画像も全て的中という感じでした。

その上で今回公開されたレンダリング画像を確認していきたいと思いますが本体上部はマイク程度です。例年通りであればアメリカのVerizon向けのモデルのみ廉価版とはいえミリ波に対応しているかもしれません。

そして本体右側面を確認すると音量ボタンに指紋認証といつも通りの配置となっています。次に本体左側面は何もなく本体下部にSIMトレイにUSB-Cにスピーカーグリルとなっています。

基本aシリーズは無印の廉価版という扱いなので無印のデザインがベースになることが多いです。そのためPixel 9aはPixel 9のデザインがベースという感じでSIMトレイが本体下部に移動しています。

さらにサイドフレームにバックパネルがフラット化すること順当な進化という感じです。一方で現時点で材質までは分かっておらずバックパネルはガラスを採用している可能性もあります。

少なくとも先日リークしたプロトタイプでみる限りガラスのようにも見えますが実際に不明です。そしてプロトタイプを見た時からこのデザインをやめてくれて思ったのがカメラデザインです。

Pixel 9は前モデル対比でカメラフレームが独立したデザインに変更されたのでPixel 9aも同様にサイドフレームに一体化するようなデザインは採用しないとは思っていました。

ただ今回のレンダリング画像を見る限りカメラフレームがほぼなくなったデザインを採用してます。

従来のaシリーズもカメラバンプはほぼなくおまけ程度のカメラフレームしかありませんでした。ただデザインを共通化するという面でも採用していた可能性がありますがPixel 9aではカットされています。

バックパネルが材質関係なくマット仕上げならまだしも光沢仕上げを採用しているのであればバックパネル部分とカメラ部分で見え方が異なりデザインがごちゃごちゃする可能性もあります。

実機を見てみないと分からないですが個人的には安っぽいデザインになった印象を受けます。カメラバンプが邪魔だった人には嬉しい進化だと思いますが個人的には退化に感じてしまいます。

またディスプレイ部分において太いベゼルは健在なので余計安っぽく見えてしまう印象です。

推測できるスペック。

そして本体サイズを確認すると154x73x8.5mmとなっているのでPixel 8aと比較すると縦幅が約2mmに横幅が1mm増している感じなので前モデル対比で大型化していることになります。

現時点で本体の重さは不明ですが薄型化しているとはいえ取り回しはどんどん悪化しています。もちろん採用する材質次第ですがPixel 9aでは200g前後の重さになってしまう可能性があります。

ディスプレイ輝度は進化する?

そして現時点で推測できるスペックを確認していきたいと思いますがベゼルが太いことからもPixel 9シリーズと同様に高単価のM14を採用する可能性は低いと思いますがSamsung製を採用しているかもしれません。

おそらく60Hzからの最大120HZ表示でPixel 9シリーズと同様にディスプレイ輝度の強化になるかもしれません。あくまでもピーク輝度でみた場合に2700nits前後になり廉価版では最も明るい機種になるかもしれません。

ちなみに海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると自動調節で1508nitsです。今やフラッグシップモデルのトップクラスは2000nitsを超えているので物足りなくみえるかもしれません。

ただ少し前まで王者であったiPhone 15 Pro Maxが1787nitsであることを考えるとPixel 8aは廉価版でありながらもかなり頑張っている方でPixel 9aでも底上げする可能性があります。

そして気になる部分として顔認証に関してはクラス3に対応する可能性があるので心配する必要はないかなと思います。一方でコストがかなり高いと言われているQualcommの3D Sonic Gen 2をPixel 9シリーズは搭載していると言われている中でPixel 9aは現行モデルと同じく光学式を継続採用するかもしれません。

ディスプレイ周りで進化があるとすればディスプレイ輝度くらいかなと思っちゃいます。あとはいい加減Gorilla Galass 3を採用するのはやめた方がいいのかなと思います。

ちなみにカラバリに関して今回の情報によるとポーセリン/オブシディアン/ピンク/ブルーの4色展開との予測です。今回の情報通りであればPixel 8aで採用されたアロエとベイは速攻でなくなることになります。

AIは差別化する可能性。

次に基礎スペック部分でみると登場時期を考えればAndroid15を標準搭載している可能性が高いです。おそらくですがアップデートサポートはメジャー含めて最大7年に対応する可能性が高いと思います。

またAI関連でPixel 8aにGemini Nanoが統合されたことを考えるとPixel 9aは第2世代のGemini Nanoを統合している可能性がありPixel 9と同じくRAM12GBに対応しているかもしれません。

ただPixel 9 ProシリーズのようにAIのために一部RAMを常にロックすることはないと思います。そのため上位モデルと比較すればAIの処理速度は遅い可能性があり今後のアップデートでも対応できない機能が増えていく可能性がありPixel 9と同じ立ち位置になるかもしれません。

ストレージオプションは変わらない可能性。

ストレージオプションに関してはアメリカで最大256GBモデルが用意されている可能性があります。仮にアメリカでPixel 8aの販売が好調なら他の市場でもPixel 9aで256GBが解放されるかもしれません。

ただアメリカでは発売後のセールで他の機種のバンドル要員と大幅値引きになっていました。このことを考えると動きが悪かった可能性があり国内では256GBに期待しない方がいいかもしれません。

そして搭載SoCはGoogle Tensor G4ですが現行モデルと同じく安いパッケージングが採用されるかもしれません。またAndroidの内部コードからもGoogle Tensor G4+Exynos5300の組み合わせが発見されています。

少なくともPixel 9シリーズのようにExynos5400を統合していない可能性があるので衛星通信に非対応で通信関連の不具合も現行モデルと同程度のリスクがあるかなと思います。

最も安定しているかも。

また筐体サイズが大型化していることを考えるとバッテリー容量も増加している可能性があります。現行モデルは4492mAhですがコストカットのためにPixel 9と同じく4700mAHにするかもしれません。

おそらくベイパーチャンバーを搭載することはないと思うのでPixel 9 Proシリーズよりも神経質なチューニングを採用する可能性があることからも意外と安定性は悪くないかもしれません。

海外サイトのバッテリーテストの結果をみるとPixel 5a/Pixel 6a/Pixel 7a/Pixel 8aとシリーズの中では電池持ちが一番優秀なことが多いのでPixel 9aにもちょっと期待したいところです。

ちなみにPixel 9 Proが13時間11分を獲得しているのでこれ以上になれば大幅な改善になっています。とはいえ過度の期待はしない方がよく充電速度は有線のみ高速化する可能性はあってもGoogleがPixel Stand 2をまじめに売る気がないことからもワイヤレス充電は7.5Wのままかもしれません。

もちろん廉価版が先に対応するとも思えないのでQi 2にも非対応の可能性が高いです。

カメラは据え置きの可能性。

最後にカメラに関しては現時点で詳細は不明ですが刷新にはあまり期待出来ないと思います。メインカメラセンサーはIMX787で超広角がPixel 9と同じくIMX858になれば御の字だと思います。

またカメラソフト関連で見てもPixel 9と同様に動画ブーストや夜景動画モードに非対応の可能性があります。さらに望遠がない機種こそ欲しいのですがズームエンハンスにも非対応の可能性があります。

ここ数年のaシリーズを見ると無印との分かりやすい違いはカメラ構成くらいという感じです。そのためカメラを劇的に強化してくると考えにくく据え置きが妥当なのかもしれません。

発表時期は前倒しに?

そして発表時期ですがPixel 9シリーズが前倒しになったこともあり今年で見ればPixel 8aと僅か3ヶ月のタイムラグしかないのでバランスをとるにはPixel 9aでより前倒しになる可能性があります。

ただレンダリング画像が公開されるのは正式発表の約半年から7ヶ月前のことが多いです。ちなみにPixel 9 Proシリーズのレンダリング画像が公開されたのは今年の1月頃でした。

またPixel 8aのレンダリング画像が公開されたのは2023年10月とほぼ同時期にリークしたのでPixel 9aもリークのタイミングで考えればPixel 8aと同じく5月頃になる可能性もあります。

ただPixel 8aの時と同じ流れであればGoogle I/Oが関係ないタイミングで発表されるかもしれません。ちなみに海外サイトによるとPixel 9aの発表時期が前倒しになってもおかしくないと指摘しています。

Android16ですら前倒しになるとの噂があることからもそうなってもおかしくないとしています。何よりPixel 9aは遅くても来年の5月までには正式発表されるくらいのイメージでいいかもしれません。

まとめ。

今回はPixel 9aのほぼ確定的なデザインがリークしたので簡単にまとめてみましたが個人的にはこのデザインは安っぽく見えてしまいあとは実機でどのように見えるのか気になるところです。

何より物欲が刺激されるデザインではなくこれで$500超えていたら笑えない感じです。

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