コンテンツをより快適に消費するために大型モデルのニーズが高い一方で、取り回しの良さを求めるユーザーも一定数います。その中でも「iPhone 16 Pro」はスペックとサイズ感を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢。
一方でGoogleはAppleに対抗するために、Pixel 9シリーズでは小型のProモデルである「Google Pixel 9 Pro」を追加しています。今回GSM ArenaがiPhone 16 Proのバッテリーテスト結果を公開していることが判明したのでまとめたいと思います。
iPhone 16 Proが強過ぎ。
パフォーマンスの持続性に関しては、シリーズの中でも不安定な方ですがPixel 9 Proの電池持ちは想定以上となっています。なんだかんだ歴代Pixelの中でもトップクラスのスコアを獲得しています。
ただ執筆時点でレビュー記事は公開されていませんがiPhone 16 Proのバッテリーテストの結果を確認することが可能になっています。
バッテリー容量 | スコア | |
iPhone 16 Pro | 3582mAh | 14時間11分 |
Pixel 9 Pro | 4700mAh | 13時間11分 |
iPhone 15 Pro | 3274mAh | 12時間58分 |
Galaxy S24 | 4000mAh | 12時間6分 |
少なくともコンパクトモデルかつ国内で注目度が高い機種となればPixel 9 Pro/iPhone 16 Pro/Galaxy S24あたりになると思いますが、今回のスコアをみる限りiPhone 16 Proが強過ぎという感じです。
Pixel 9 Proは13時間を超えており、あくまでも主観的でみると「14時間」を超えてくる機種が電池持ちがいいとなってくる中で一歩及ばずという感じです。ただGalaxy S24は圧倒していることからも十分に健闘しているかと思っていました。
iPhone 16 Proのスコアは自分が電池持ちが良いと思っているvivo X100 ProやGalaxy S24 Ultraも優秀で、ハイエンドコンパクトモデルでこのスコアであれば十分過ぎるかなと思います。
少なくとも今年登場するハイエンドコンパクトモデルの中では圧倒的にiPhone 16 Proが安定しているという感じで、あとは今後グローバル展開されるか不明ですがvivo X200 Pro miniが対抗できるかどうかだと思います。
Google Tensor G5に期待。
少なくともGoogle Pixel 9シリーズのベンチマークを見ると、力を入れている「AI」に全振りでCPU関連は安定性を確保するために異常なほど神経質になっているという印象を受けます。
電池持ちとのバランスを考えると難しいのかもしれませんが、ここまで発熱を抑制しなくても大丈夫なのでは?と思うくらい発熱を無理やり抑制している印象を受けます。
そのため主観ですがGoogle Tensor G4は全く余裕がないSoCに見えてしまいます。一方でGoogle Tensor G5ではTSMC製の3nmプロセスルールに新しいパッケージ技術を採用するなど大きな転換期になる可能性があります。
少なくともSoCとして余裕がでる可能性があり、今ほど神経質にならなくても安定性を底上げできる可能性があります。個人的にPixel 9 Proのスコアを見た時はだいぶ頑張ったなと思いましたがiPhone 16 Proが強過ぎでハイエンドコンパクトモデルのデメリットをしっかり潰してきています。
何よりGoogle Tensor G5を搭載したPixle 10 ProでiPhone 17 Proにどこまで迫ることができるのか今から非常に楽しみです。