事前情報からもSonyがXperiaに大型のカメラセンサーを搭載しない理由の一つとして「デザイン」とのバランス。少なくともカメラバンプ含めてカメラ部分を大きくすれば大型センサーを搭載することは可能だとしていますが、スマホであるからこそスタイリッシュさを大事にしたいとの話です。
またXperiaへのカメラの拘りとして一眼であるαシリーズと出来るだけ同じ世界観を描写することだとしています。今回RedditにおいてXperiaのカメラの問題点と好きになれない理由について投稿されていることが判明したのでまとめたいと思います。
カメラが好きになれない理由。
まず今回の投稿者はXperiaのカメラに対して以下のように前置きをしています。
私はいつも、Xperiaスマートフォン、そしてすべての世代からの写真は、その非常に自然さによって区別されないことを示し、証明してきました。私は多くのカメラを持っていて、自分を喜ばせない真実を見たくない神経なソニーボーイからの否定的な批判の圧力の下でも、自分の結論を引き出すことができます。
その上でXperiaのカメラに感じる欠点を以下のようにまとめています。
- 過度のシャープネス
- フラットショット
- 焦げた色
- ハーフトーンの欠如
- 赤色調に切り替える
- 非常に弱いダイナミックレンジ
- 明るい部分と暗い部分のバランスが悪い
サンプルなどはリンク先を見て欲しいとこですが、例えば望遠に関してはデジタルズームであっても光学ズームであっても、フラッグシップでこれほど緩いディテールをみたことがないと評価。
少なくともSonyは「光学ズーム」を実装することができなかったと指摘しており、世代を重ねるごとにむしろ悪化しているとの評価です。注意点として今回の投稿はあくまでも主観であること。
投稿者が不満に感じる部分が逆に好みと感じる人もいる可能性があり、何より「写真」に絶対的な正解はないです。むしろ撮影者が撮りたい写真を撮ることができるかが重要になります。
スマホのカメラを目指すのか?
SonyによるとXperiaはαシリーズ愛用者にとってセカンドカメラの立ち位置になることを目指していた。さらにαシリーズの「入門機」的な扱いにしていたので、Xperiaのカメラの進化に求められていたことは、いかにαシリーズのエッセンスを取り込むことが可能かどうかです。
そのため「スマホ」に求められるカメラと進化の方向性が違いました。ただ一方でXperia 1ⅥではカメラUIの刷新など従来のマニュアル撮影からオート撮影を主軸にした印象を受けます。
少なくともハードとソフトを同時に刷新するとユーザーが混乱する可能性があるので、まずはソフトを刷新した可能性があります。そして来年に登場する後継機種ではハードをより一般化するのか非常に気になるところです。
何より一般化するのであればハード含めて「スマホらしさ」がより求められるようになります。ただスマホらしさを求めると今までのXperiaの良さがなくなる可能性があるので難しいところです。
実際にどうなるか不明ですが、Xperiaにもっとシンプルで分かりやすいカメラを搭載してくるのか。それとも今までの拘りをある程度継続するのか個人的にかなり楽しみです。