まさかの100万円越え?Huawei Mate XTが超欲しい理由

先日にはAppleがイベントを開催してiPhone 16シリーズやApple Watch series 10を正式発表しています。一方でAppleに被せるように勝負をしかけてきたのがHuaweiで世界初の3つ折り型の折畳式を正式発表しました。

今回は先日発表されたHuawei Mate XTがめちゃくちゃ欲しい理由について主観的にまとめたいと思います。

デザインがヤバすぎだろ。

スマートフォン市場が飽和期に入っていることからも仕方ないかもしれませんが世代を重ねるごとに進化しているとはいえ一般ユーザーからすれば近年は分かりにくい進化が多いです。

その中で比較的分かりやすい進化を遂げたのが折畳式機種で少しずつですが成熟しています。そして今回Huaweiが世界初の3つ折り型タイプとなるHuawei Mate XTを正式発表しました。

折畳式機種が好きな自分にとってはめっちゃ物欲が刺激される感じでめちゃくちゃほしいです。その上で一つ目の理由としてはデザインでめちゃくちゃ薄い上にサイズを考えれば軽いことです。

まずHuawei Mate XTは普通のスマホのように使えるシングルモードに既存の折畳式のように使えるデュアルモードにタブレットとして使える3画面モードの3つの形状に分かれます。

その上で縦幅は共通で156.7mmですがシングルモードで横幅が73.5mmになります。この状態で本体の厚みが12.8mmなのでGalaxy Z Fold 5よりはまだ薄いという感じです。

何よりストレートタイプのスマホより厚みがちょっとあるかなという感じで取り回しに問題はないと思います。

そしてブック型の折畳式機種と同程度になるデュアルスクリーンモードで横幅が143.0mmです。Xiaomi Mix Fold 4やHonor Magic V3に近い横幅で中華系の折畳式機種に近い感じになります。さらにこのモードで厚みが4.75mmから7.45mmとHonor Magic V3など世界トップには及ばずです。

そして3画面モードになると横幅が219mmでiPad miniの横向きよりちょい長い感じです。ちなみに3画面モードにおけるアスペクト比は16:11なのでGalaxy Tab S9に近い感じです。

何より3画面モードにおいて最も薄いところで3.6mmで最も分厚いところで4.75mmと超薄いです。Honor Magic V3でもめちゃくちゃ薄く感じるのにそれ以下となると触ってみたくなります。

また10.2インチのディスプレイを搭載しているとなる重くなりそうなイメージがありますが298gと初代vivo x Foldよりも軽いくらいでGalaxy Tab S9の498gよりも軽いと驚異的です。

ちなみにiPad miniでも477gとなっていることからHuawei Mate XTが軽すぎという印象です。よく折畳式を買うならタブレットで良くない?と言われますがHuawei Mate XTはまさに標準的なタブレットになれる折畳式機種でありながらタブレットと比較すれば圧倒的に軽いです。

何よりHuawei Mate Xsなど外折理タイプの機種とHuawei Mate X3など内折りタイプの機種で培ったヒンジとディスプレイ技術を組み合わせた集大成となっており非常に興味があります。

MWCやIFAなどプロトタイプを展示するメーカーはあっても今まで製品化されなかったです。その中でHuaweiが製品化したのはすごいことで長い年月をかけてサプライヤーと合わせて準備したことで大量生産を可能にしたとしており生産品質や耐久性も担保しているのがすごいです。

折畳式機種のデメリットを回避?

次に2つ目の理由としてディスプレイにも妥協がない感じでディスプレイサイズは10.2インチです。Huaweiによると3Kの表示解像度を担保しているとしており実際に見てみないと分からないですが3画面モードになっても十分に高精細なディスプレイを搭載している可能性があります。

またこの特殊な形状を実現する上で非常に重要になってくるのがディスプレイ自体になります。Huawei Mate XTは非ニュートン流体と業界最大のUTGを使用した複合超強靭積層構造を採用した結果内側に曲がっても外側に曲がっても問題なく折目もつきにくいとしています。

また最大120Hzの可変式に対応するなどスペック的に問題ないですが気になる部分としてディスプレイ輝度に関する記載が公式サイトでないため実際にどの程度の視認性があるのか不明です。

とはいえ個人的には3画面モードの状態で屋外で使う勇気はないのでシングルモードの状態でそれなりに明るさが出るのであれば十分かなと思っており正直そこまで心配していない感じです。

また実際に試してみないと分からないですが折畳式機種の最大の弱点をカバーしている可能性があります。

多くのブック型の折畳式機種は正方形に近い形状を採用しているためスマホ用を拡大表示しています。一方でPixel Foldなど横長の形状を採用した一部機種は一部アプリをタブレットモードで表示しています。

アプリの最適化が進んでいないため仕方ないですが基本はスマホ用を拡大表示しているだけでPixel Foldなどを見るとタブレットモードで表示できるのはすごくいいと思いますがタブレットモードに対応していないアプリなどは両脇に大きな余白や黒帯が発生しやすいです。

ただHuawei Mate XTであれば使用用途はもちろんアプリによってはデュアルスクリーンと3画面モードを使い分けすることでアプリの表示問題をハードである程度回避できる可能性があります。

Huawei Mate XTがグローバル展開されるのか現時点で不明ですがGMSは非対応だと思います。そのためGoogle Play Storeで配信されているアプリが今後Huaweiの機種に最適化されるか微妙なところだからこそHuawei Mate XTはハードで回避できる可能性があるので面白いです。

もちろん実機を触ってみたいと分からない部分ですがGMSなしはある程度カバーできるのでそれ以上にアプリの最適化問題を少しでも回避できるという部分に興味をかなり惹かれます。

スペックに妥協がない。

そして3つ目としてスペックに想定以上に妥協がないことでRAM16GBでROMは最大1TBに対応しています。SoCはKirin9010とされているのでHuawei Pura70 Ultraなどと同じなのでベンチマークでみれば80万点前後とそこまで高くないですがおそらく最適化させているはずです。

また本体を開いた時はデカいですがめちゃくちゃ薄い中で5600mAhのバッテリーを搭載しています。電池持ちに関してはKirin9010を搭載していることや10.2インチに3Kの表示解像度に対応していることを考えるとあまり期待できないですが充電速度は有線で66Wとそこそこ速いです。

他社のように100Wに対応しているわけではありませんが66Wもあれば個人的には十分です。そして最大50Wのワイヤレス充電に加え最大7.5Wのリバースワイヤレス充電と抜かりないです。

ただ流石にIPX8など防水/防塵性能には対応していないみたいですがこれは仕方ないかもしれません。

またこれだけ薄いと妥協してくる可能性が高いと思ったカメラですがメインカメラセンサーは1/1.56インチとセンサーの詳細は不明ですがGalaxy Z Fold 6と同程度のセンサーを搭載しています。

さらにメインカメラセンサーのみとはいえ可変搾りに対応していると頭がおかしい感じです。また望遠に関しては光学5.5倍に対応しておりデジタル50倍ズームとそこそこ使える感じです。

Huawei Mate X3を使った時にズームは正直見せかけだったのでHuawei Mate XTも同じかもしれません。何よりHuawei Pura70 Ultraを使った時に以前のような過剰な補正がないのが良かったです。

Huawei Mate XTでどのような仕上がりになっているのか不明ですが割と自然に撮れるかもしれません。あとはマクロ撮影やマクロビデオなどカメラ機能はしっかりカバーしているのが単純にすごいです。

折畳式機種は内部スペースの問題からもスペックは割と妥協されやすい印象を受けます。

特に直近でみると薄型化/軽量化が最優先となっていることからもスペックでは良さげに見ても実際にはバランスが悪い機種も存在しており一方でvivo X Fold 3 Proのように薄型化/軽量化はある程度妥協しつつスペックにある程度力をいれている機種もあります。

ただその中でHuawei Mate XTはそれなりにバランスがとれている印象で非常に気なります。

価格がやばいかも。

今年も色々な機種を購入してきましたがHuawei Mate XTはめちゃくちゃワクワクする機種です。多くのユーザーは使いやすさや耐久性などの方が気になるのかもしれませんが自分は折角高いお金を出すならワクワクした方がいいと思っておりVision Proも同様の理由で購入しています。

一方で問題なのは入手困難な可能性があることで公式モールにおいて予約件数が撮影時点で400万件を超えており中国特有の盛った数字ならいいのですが実際の予約件数になると当面は中国でも入手困難の可能性があり二次販売価格は100万円超えとの話もあります。

ちなみに256GBモデルの定価が1万9999元なので日本円で税抜で約40万円という感じです。

そのためプレミアム価格にならないとしてもなんだかんだ50万円前後になる可能性があります。個人的には50万円前後なら欲しいと思っていましたが100万円になると手がでない感じです。

ただ50万円を出しても触ってみたいと思える機種でやはりガジェットに未来を感じると楽しいです。Samsungは以前より同様のデバイスを開発しているとの話もありますがまだまだ先の話かしれません。

何よりUTGは面積が拡大するほど耐久性を担保出来ないことからSamsungですらGalaxy TAbの折畳式を出せないと言われていましたがHuaweiが先に製品化したのがすごいと思います。

今後の市場価格をみつつ手が届く範囲になるのであれば購入してレビューをしたいと思います。

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