結局拘りは批判されるだけ。Pixel 9 Pro Foldのデザインで最も大切なこと

いよいよ9月4日より「Google Pixel 9 Pro」と「Google Pixel 9 Pro Fold」が発売に。自分はGoogle Pixel 9 Pro Foldを2台購入したくらい、めちゃくちゃ楽しみにしていた機種です。

少なくともGoogle Pixel 9 Pro Foldの分かりやすい特徴の一つとしては「デザイン」の刷新です。今回9To5GoogleはGoogle Pixel 9 Pro Foldのデザインを刷新して得たメリットと失ったデメリットに言及しているので簡単にまとめたいと思います。

デザインを決定する上で最も重要だったこと。

やはりPixel 9 Pro Foldの分かりやすい特徴としてはデザインが大きく刷新されたことです。前モデルは横長の形状を採用していましたがPixel 9 Pro Foldは横幅をそのまま縦にかなり伸ばした感じで正方形に近いアスペクト比を採用しています。

そして今回の情報によるとGoogleの開発チームがPixel 9 Pro Foldのデザインについて以下のようにコメントしていることが判明しました。

私たちは、人々がしばしばそれを閉じて使用しているのを見ました。人々は新しいフォームファクタに興味を持ち、タブレットのような経験の追加ボーナスを望んでいますが、人々は通常のスマートフォンのように折りたたみ式も使用したいと考えています。それが私たちがねえ、まずデザインの観点からこれを電話にする必要があると言うきっかけです

初代を使っているユーザーからのフィードバックを参考にすると、「もっとスマホらしい折畳式機種」を使いたいとの話です。少なくともGoogleはアプリ開発者に対してタブレットや折畳式機種への最適化を斡旋しています。

とはいえニーズが限定されることからも、Googleが思うように最適化は進んでいない印象です。そのためGoogleはアプリの最適化を待つのではなくタブレット用がアプリはタブレットモードで自動的に表示できるようにPixel Foldでは横長のデザインを採用したと言われています。

その結果一部アプリはタブレットモードで表示されるようになりましたが、多くのアプリは最適化されていないため左右に大きな余白や黒帯が発生するようになりました。なので最適化されていないアプリはメインディスプレイでもサブディスプレイで開いてもコンテンツの大きさはほぼ一緒みたいな感じに。

だからこそかPixel 9 Pro Foldではスマホらしさを求めた進化を遂げましたが今度は逆に前モデルではタブレットモードで表示できたアプリの一部は表示できなくなっています。

気を衒っても批判されるだけ。

前モデルが好きだった人からすれば一部アプリはタブレットモードで表示されなくなったのはマイナスだと思います。一方で多くのユーザーにとっては一部の限定されたアプリがタブレットモードで表示されるよりも多くのアプリがより大きく表示されて見やすい方が嬉しいんだと思います。

だからこそPixel 9 Pro Foldは現時点でみると評判はそこそこ良いという印象を受けます。これは結局Xperiaと一緒でXperia 1Ⅵでは従来のニッチな拘りよりも「ユーザビリティ」の改善にフォーカスした結果スペックで見れば一般向けの進化を遂げています。

なので歴代Xperiaが好きなユーザーにとってはつまらない機種になりましたが、多くのユーザーにとっては分かりやすい端末に仕上がった。Pixel 9 Pro Foldに関してもタブレットモードに拘るのではなくスマホ用アプリをより大きく表示できることにフォーカスしたことでユーザーからすれば分かりやすい進化を遂げたことになります。

ただGoogleの拘りが薄れたように感じるからこそカスタマイズ性が重要になってくると思いますが現時点でPixel 9 Pro Foldはかなり乏しいです。ただこれもAndroid 15へのアップデートで大きく変わるかもしれません。

GoogleによるとPixel 9 Pro Foldでデザインを刷新する際に全く新しいベイパーチャンバーの採用やカスタマイズされた光学モジュールの採用にダブルスタック型のカメラデザインなど次につながる一歩を踏み出しています。

まだ気が早いですが「Pixel 9 Pro Fold」からのフィードバックを元にPixel 10 Pro Foldではどのような進化を遂げるのか今から楽しみです。

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