Pixel 9 Pro Fold 比較レビュー。王者Galaxy Z Fold 6に健闘

中華メーカーは世代を重ねるごとにグローバル展開を少しずつ強化しているとはいえ国内で展開する可能性があるメーカーといえばOppoにXiaomiくらいですが現時点ではあまり期待できません。

強いていうなら来年の初頭に発表が予測されているOppo Find N5はゼロではないと思いますが正直微妙なところだと思います。だからこそ国内におけるブック型の折畳式機種の選択肢はSamsungとGoogleの実質2択です。

今回はGalaxy Z Fold 6とPixle 9 Pro Foldの比較レビューを主観的にまとめたいと思います。

デザインを比較。

まずデザインから確認していきたいと思いますが本体サイズにかなりの違いがあります。本体を開いた状態で比較すると縦幅はほぼ一緒ですが横幅が20mm近く違うので印象が違います。

中華メーカーの機種と比較しても本体を開いた状態で横幅が150mmを超える機種は限定的です。このことを考えるとPixel 9 Pro Foldは単純にデカくGalaxy Z Fold 6は逆に小さいです。

なので本体の重さは20g近い差ががありますが開いた状態だとPixel 9 Pro Foldの方がかなり軽く感じる印象でそもそも開いて使うことがメインになるので重さの差は気にする必要ないかなと思います。

また本体を閉じた状態においてもかなり印象が違い横幅に10mm近くの差があるので取り回しに大きな違いが発生する感じでPixel 9 Pro Foldの横幅77mmはユーザーを選ぶと思います。

一方で自分の手だと取り回しが悪いからこそPixel 9 Pro Foldの方が軽く感じるくらいです。Galaxy Z Fold 6の横幅68mmはほとんどのユーザーにとって片手操作しやすいサイズ感です。

ただだからこそコンパクトモデルみたいな感覚で持つと239gという重さにやられる感じです。正直本体サイズに大きな差があるからこそ好みがはっきり分かれる感じで個人的にはPixel 9 Pro Foldのサイズ感でもそこまで重く感じないからこそ十分という感じになります。

また本体を開いた状態で比較してみるとサイドフレームは同じくフラットデザインを採用しています。さらにマット仕上げも共通ですがPixel 9 Pro Foldの方がデカいからこそ余計に薄く見えます。

物理ボタンの配置で気になることがあるとすればPixel 9 Pro Foldは多くのAndroidと電源ボタンと音量ボタンの位置が逆ですがこれは正直ユーザーの慣れの面が強いかなと思います。

そして本体を閉じた状態で比較すると1.5mmとPixel 9 Pro Foldの方が僅かですが薄いです。筐体サイズからもGalaxy Z Fold 6は軽量化しやすいとはいえ薄型化はしにくい感じです。

とはいえPixel 9 Pro Foldや中華系と比較すればデザインはちょっと遅れている印象です。

一方でデザインでみると手持ちでみれば両機種とも黒系ですがGalaxy Z Fold 6は限定カラバリで指紋が目立たない光沢仕上げみたいな感じですが定番色はマット仕上げを採用しています。

質感的には大きな差がある感じではありませんがGalaxy Z Fold 6は全体的に四角いです。一方でPixel 9 Pro Foldはフラット部分が多いですが全体的に丸みを帯びたデザインを採用しています。

個人的にはGalaxy Z Fold 6の方が高級感を感じますが取り回しがいい分分厚くて重い印象です。一方でPixel 9 Pro Foldはポップな感じで見た目の割には薄くて軽いと真逆の印象を受けます。

ちなみにバックパネルはGorilla Galass Victus 2にサイドフレームにアルミと材質は一緒です。

あとPixel 9 Pro Foldのカメラはスクエアデザインに変更されたこともありテーブルなどに置いたらガタガタするかなと思いきやGalaxy Z Fold 6と比較すると全然ガタガタしないです。

おそらくバランスをとれるカメラデザインをあえて採用していると思うので拘りがすごいです。

メインディスプレイを比較。

次にメインディスプレイを確認していきたいと思いますが大きさがかなり違うという印象です。少なくとも表示解像度で見ればほぼ一緒でリフレッシュレートに関しても最大120Hzと一緒です。

ただGoogle Tensor G4のチューニングがあってなのかPixel 9 Pro Foldの方が個人的にはより滑らかに表示される印象でちょっと表現が難しいですがGalaxy Z Fold 6の方が滑らかといえるのかもしれませんが全体的にのんびりというか比較すると遅いという印象です。

一方でAndroid 15でGalaxy Z Fold 6はかなり滑らかになると言われているので楽しみです。

コンテンツの表示を比較。

そして何より重要のはコンテンツの表示でまず本体を縦向きにした状態でYouTubeを再生するとコンテンツ自体はGalaxy Z Fold 6の方が大きいですが関連動画など表示できる情報が少ないです。

ちなみにチャンネルごとの動画一覧においてGalaxy Z Fold 6は2カラムですがPixel 9 Pro Foldは3カラムとなっており本体を開いた時の横幅の違いに直結しています。

次にそのままで全画面表示にしましたが横幅の差からPixel 9 Pro Foldの方が大きいです。

そして本体を横向きにしてみるとPixel 9 Pro Foldの方が僅かにコンテンツが大きいです。また横幅の違いからも一度に表示できる情報量にも地味に差がある印象を受けます。

最後に全画面表示をしてみるとほとんど一緒で逆に言えばPixel 9 Pro Foldは無駄が多い印象を受けます。おそらくですが動画関連アプリは基本Pixel 9 Pro Foldの方が大きく表示できると思います。

次に本体を縦向きにした状態で少年ジャンプ+アプリで漫画を表示してみると縦幅がほぼ一緒のためコンテンツの大きさもほぼ一緒にみえPixel 9 Pro Foldの方が余白が多いという印象です。

そして本体を横向きにした時にGalaxy Z Fold 6は自動で見開き表示に切り替わります。一方でPixel 9 Pro Foldは正方形に近いアスペクト比が影響したのか拡大表示のままです。

ちなみにこれは開封の時もお伝えさせて頂きましたが本体の設定から変更不可能です。ただコメントで教えて頂きましたが少年ジャンプ+はアプリの中に見開き表示を強制するオプションがあります。

両機種ともオンにした状態で本体縦向きで確認するとやはり横幅の違いからPixel 9 Pro Foldの方がコンテンツが大きく表示されGalaxy Z Fold 6は余白が多いです。

そして本体を横向きにするとコンテンツの大きさはほとんど一緒という感じに見えます。これはPixel 9 Pro Foldに限った話ではありませんが本体だけでは限界がある感じだと思います。

そのため少年ジャンプのようにオプションがあれば見開き表示に出来る可能性が高いです。

ディスプレイ輝度を比較。

そしてコンテンツの見やすさに直結する部分としてディスプレイ輝度ですがGalaxy Z Fold 6は海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると手動調節で786nitで自動調節で1630tnisとなっており折畳式機種はもちろんストレートタイプと比較してもかなり明るめです。

現時点でPixel 9 Pro Foldのディスプレイテストの結果が公開されていませんがPixel 9と同じスペックであることを考えると自動調節で2000nitsを超えてくる可能性があります。

何より屋内で実際に比較してみるとPixel 9 Pro Foldは明るいけどGalaxy Z Fold 6はかなり明るいという印象で平均値の差なのか不明ですがGalaxy Z Fold 6の方が視認性がいいです。

ここ数日使っている印象だとPixel 9シリーズはセンサーの認識がちょっと甘い印象を受けます。そのため直射日光下でもディスプレイが明るくなるのにちょっと時間がかかる時があります。

なので屋内だとセンサーの認知が甘いからこそあまり明るくならない時があるのかという印象です。

少なくともディスプレイサイズの差は単純にコンテンツの見やすさに直結する部分だと思います。Pixel 9 Pri Foldはスペックを大幅に強化したことでGalaxy Z Fold 6に全く遜色がないと思います。

もちろん使うアプリ次第ですが自分の範囲だとPixel 9 Pro Foldの方が大きく表示されることが多いです。少なくとも本体を都度横向きにするのが面倒な人はPixel 9 Pro Foldを選んだ方がいいです。

サブディスプレイを比較。

次にサブディスプレイを確認していきたいと思いますがメインディスプレイより好みが分かれます。Samsungは初代からメインディスプレイを使うことが前提でカバーディスプレイはあくまでもサブです。

公式サイトの表記でみると分かりやすいですがPixel 9 Pro Foldは外部ディスプレイと表記しています。一方でGalaxy Z Fold 6はサブディスプレイと表記していることもあり表示解像度はHD+などスペック的にちょっと物足りないと感じる部分がありアスペクト比が一番評価が分かれると思います。

世代を重ねるごとに改善してきたいとはいえアスペクト比22:9はやはり縦長という印象です。少なくともPixel 9 Pro FoldはPixel 9と同じディスプレイサイズを採用しているので普通のスマホとしても十分に使えますがGalaxy Z Fold 6は普通のスマホとしてみれば微妙かもしれません。

コンテンツの表示を比較。

とりあえず本体を縦向きの状態でYouTubeを再生してみましたがPixel 9 Pro Foldの方が横幅の差からコンテンツが大きく表示される上に一度に表示できる情報量もほとんど一緒です。

そして全画面表示にしてもPixel 9 Pro Foldの方が僅かにコンテンツが大きく表示されます。

次に本体を縦向きの状態で少年ジャンプ+を表示していますがPixel 9 Pro Foldの方が大きい感じでGalaxy Z Fold 6は縦長すぎてコンテンツが大きく表示できないので余白も多めです。

一応本体を横向きにしてみましたが両機種とも自動で見開き表示になり大きさに差があります。少なくともGalaxy Z Fold 6は縦長だからといっても一度に表示できる情報がそこまで多いという感じではなくユーザーごとに取り回しとのバランスをみて決めるのがいいです。

ディスプレイ輝度を比較。

また視認性に直結する部分としてディスプレイ輝度ですがGalaxy Z Fold 6は海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると手動調節で772nitsで自動調節は1559nitsです。

少なくともメインディスプレイと同様に明るさに困るようなディスプレイではないです。残念なことにPixel 9 Pro Foldのテスト結果は公開されていませんがメインディスプレイと同様に自動調節で2000nitsを超える可能性があるのでスペック的にはより優秀な可能性があります。

実際に屋内で比較すると本当に僅かですがPixel 9 Pro Foldの方が明るく感じます。ちなみに屋外でサンプルを撮影しに行った時は明るさにほとんど差がない印象を受けました。

取り回しの部分と直結するので難しいところですがPixel 9 Pro Foldのカバーディスプレイは普通のスマホのように使いやすい一方でPixel 9などと比較すると取り回しは圧倒的に悪いです。

一方でGalaxy Z Fold 6のサブディスプレイは取り回しが優秀ですが視認性や操作性は微妙です。ここはユーザー次第で自分は閉じた時に快適に使えるかもかなり重要かなと思っています。

折畳式機種特有機能を比較。

次に折畳式機種特有の機能ですがヒンジから確認していくとGalaxy Z Fold 6は120度以上になるとかなり硬めになるのでより幅広い角度調節がしやすいように配慮されている印象です。

一方でPixel 9 Pro Foldは角度関係なく全体的に均等な硬さで120度程度までであればGalaxy Z Fold 6の方が僅かに緩い印象ですがサイドフレームのデザインの違いなのか開閉する際にGalaxy Z Fold 6の方が滑るなどちょっと開けにくいと感じる時があります。

Galaxy Z Fold 6の方がより細かな角度調整ができるように配慮されている印象です。

ディスプレイの折目を比較。

そしてディスプレイの折目ですが個人的な印象としてはGalaxy Z Fold 6の方が濃く見えます。これは今後使っていてどのように変化するのか分からないので正直なんとも言えないです。

一方で折目の深さというべきなのか不明ですがPixel 9 Pro Foldの方がひっかかる印象です。

少なくとも普段使っている時に折目が気になることはほとんどないので個人的に問題はないです。ただ言ってしまえば両機種とも中華メーカーの機種と比較するとちょっと物足りないです。

フレックスモードを比較。

そして個人的にかなり気にしていた部分の一つであるフレックスモードですがYouTubeなどアプリ自体が最適化されている場合はサイズの違いからPixel 9 Pro Foldの方が見やすい印象を受けます。

一方でアプリが最適化されていない場合は全画面表示のままでちょっと残念という感じです。

Galaxy Z Fold 6に関しては強制的にフレックスモードに対応させるオプションがあります。ただPixel 9 Pro Foldは残念なことにないので普段使うアプリによって評価が分かれます。

ちなみに自分が試した範囲だとAmazon Prime Videoは非対応でNetflixは自動で分割表示になります。ただGalaxy Z Fold 6のように画面下半分に操作パネルが出るというわけではありません。

ちなみにAmazon Prime Videoにおいて多くの機種は再生すると全画面表示が強制されます。

そのためGalaxy Z Fold 6は横向きになりますがPixel 9 Pro Foldは縦向きのままでも再生が可能となっておりフレックスモードに興味がない人には逆に便利かもしれません。

どうしてもフレックスモードの状態で非対応アプリを使いたい場合は2分割にすればいいと思います。

例えばXとAmazon Prime Videoで画面分割した状態で本体横向きにすれば上下に表示されます。この状態で再生するとちょうど画面半分を使って表示されるので違和感なく使えます。

またアプリのペア状態で保存しておけば割とすぐに表示できるので対処方法にはなります。何より全てのアプリとは言わずともとGalaxyのようにオプションは欲しかったところです。

あとはAndroid15で折畳式機種向けの機能がどれだけ実装されるかで印象が変わると思います。

あくまでも現時点でみるとPixel 9 Pro Foldは相変わらず2分割以上はできないです。個人的にはGalaxyのOneUIのようにマックスでカスタマイズできる必要性はないと思います。

何より自分が使わないオプションは結局あってもないのと一緒なのでMAXを求めるよりも自分の使い方に合わせたカスタマイズが出来ることが重要ですがPixel 9 Pro Foldは正直ソフト面ではまだまだ劣っている印象でソフトに拘るならGalaxy Z Fold 6です。

基礎スペックを比較。

次に基礎スペックを確認していきたいと思いますがアップデートサポート期間などは一緒です。

ちなみに地域にもよりますがPixel 9 Pro Foldは毎月アップデートが配信されるので配信回数は圧倒的にPixelの方が多くなる可能性がありますがGalaxyに関して最新機種の新機能が既存モデルに遡求することが多いのでより新鮮味があるのはGalaxy Z Fold 6かもしれません。

何より今後どうなるのか不明ですが出来るだけ新機能に触りたいならGalaxy Z Fold 6かもしれません。

また両機種ともGemini Nanoが統合されていますがPixel 9 Pro FoldはAI Coreを常駐させるために3GB分のRAMをロックしており起動速度や処理速度がより速いという感じです。

またGoogleもSamsungもAIに力を入れていますがざっくりとした特徴としてSamsungは翻訳でGoogleに関してはGeminiに加え写真や動画などの編集機能が充実している印象です。

あくまでもざっくりですがビジネス用途であればGalaxy Z Fold 6の方が向いているかもしれません。

容量構成を比較。

そして容量構成を確認するとRAMに関してはPixel 9 Pro Foldが16GBとより多めです。一方でストレージに関してGalaxy Z Fold 6は最大1TBまで選べる上にUFS4.0を採用しています。

個人的にはストレージ規格の差を実感するような使い方をしていないのでどっちでもいいです。ただ頂いたコメントによるとゲームプレイ時に地味に差を感じると教えて頂きました。

そして最も方向性が違う部分としてSoCでベンチマークを3回連続で回してみました。

発熱とパフォーマンスの持続性を比較。

スコアに関してはGalaxy Z Fold 6の方が圧倒的ですがスコアを気にする人は両機種ともやめた方がいいと思っておりSnapdragon 8 Gen 3なら200万点を超えてもおかしくないです。

そう考えるとGalaxy Z Fold 6はSoCに対してパフォーマンスを制限している可能性が高いと思います。

また計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがPixel 9 Pro Foldは34.1/35.1/35.7度でGalaxy Z Fold 6は36.2/40.5/40.9度と実際に比較しても明らかかに熱いです。

両機種ともベイパーチャンバーを搭載しているはずですがGalaxy Z Fold 6の方が放熱性能をより強化することでパフォーマンスの持続性をかなり優先しているのかもしれません。

何より同じ負荷をかけた場合はGalaxy Z Fold 6の方が不快に感じること多いと思います。そしてパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testを実施してみました。

トップスコアでみればGalaxy Z Fold 6の方が2倍近く高いですが安定率は50%です。そのため長時間負荷をかけるとPixel 9 Pro Foldのトップスコアとほぼ一緒になります。

Pixel 9 Pro Foldの方は負荷を欠けてもスコアが大きく下がらないことからも長時間負荷をかけるとなった時のパフォーマンスは意外にもかなり似ているいという印象です。

バッテリー関連を比較。

バッテリー関連を確認していきたいと思いますが筐体サイズの差を考えるPixel 9 Pro Foldがバッテリー容量が多いのは当たり前という感じでむしろ筐体サイズを考えると少ないくらいです。

海外サイトのバッテリーテストを確認するとGalaxy Z Fold 6は11時間31分で自分の使い方であれば十分な電池持ちですがガチで使いたい人にとって電池持ちは良くないです。

一方でPixel 9 Pro Foldは使い始めたばかりで評価するのが難しいですが直近の印象だとGalaxy Z Fold 6ほど安定している印象はなく電池持ちはユーザーよってはかなり悪いと思うかもしれません。

何より今後使っていく必要がありますがGalaxy Z Fold 6の方が安定している可能性が高いです。

そして充電速度に関してバッテリー容量の差からも単純にPixel 9 Pro Foldの方が遅いです。ちなみにGalaxy Z Fold 6は充電開始30分で49%でフル充電に要した時間は86分という感じでざっくりいえばPixel 9に近いイメージでPixel 9 Pro Foldが超える可能性は低いです。

その他を比較。

その他イヤホンジャックなしは共通ですがGalaxy Z Fold 6は世界で初めてIP48に対応しています。ただ注意点としてIP4Xだと粉塵レベルには対応していないので実用性の面では大きく変わらないです。

そして生体認証に関しては指紋認証は電源ボタンに統合されており実際に比較してもかわらないです。一方で差が出るとすれば顔認証でPixel 9 Pro Foldはクラス3に対応しているので支払い時や銀行系アプリの本人認証などに使えるのでセキュリティ含めてPixel 9 Pro Foldの方が優秀です。

そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが単純に音量はGalaxy Z Fold 6の方が大きいですが高音のまとまりがない印象を受けます。一方でPixel 9 Pro FoldはGalaxy Z Fol 6ほどの音量もなければ低音が物足りないです。

単純にGalaxy Z Fold 6の方が分かりやすいスピーカーを搭載している印象を受けます。

カメラを比較。

最後にカメラを確認したいと思いますがメインカメラセンサーで見ればサイズに大きな差があります。Galaxy Z Fold 6も決して優れたセンサーを搭載しているわけではありませんがPixel 9 Pro Foldに関してはハードで見るとかなりひどいという感じでちょっと残念です。

ちなみにペリスコープを搭載しているとはいえ最大ズーム倍率は20倍とちょっと中途半端です。一方で動画夜景モードや動画ブーストなどソフトで補正する機能はかなり充実している感じで。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはGalaxy Z Fold 6/Pixel 9 Pro Foldの順番になっているので予めご了承下さい。

Galaxy Z Fold 6はフォーカスの問題なのか超広角だとたまに真っ暗になる時があります。

広角で撮影。

広角になると分かりやすいですが色味に大きな違いがあることを確認できます。

接写をしてみましたがフォーカス精度はPixel 9 Pro Foldの方が僅かに優秀に見えます。

Galaxy Z Fold 6の方が最短撮影距離が長い印象を受けます。

ポートレートで撮影。

Pixel 9 Pro Foldのポートレートモードにおける最短撮影距離は1.5倍です。

Pixel 9 Pro Foldは距離感が掴みにくいですが、それでもGalaxy Z Fold 6よりは寄って撮影しやすい印象を受けます。

次に2倍で撮影してみました。

個人的な印象としてポートレートになるとPixel 9 Pro Foldの方が癖が強い印象を受けます。

望遠で撮影。

最初に2倍で撮影してみました。

次にGalaxy Z Fold 6にとっては光学となる3倍で撮影してみました。

次にPixel 9 Pro Foldが光学となる5倍で撮影してみましたがGalaxy Z Fold 6はかなり頑張っている印象を受けます。

次に10倍で撮影してみました。

そして15倍で撮影してみましたがGalaxy Z Fold 6はノイズが一気に増えた印象を受けます。

最後にPixel 9 Pro Foldにとって最大となる20倍で撮影してみましたがズーム画質向上とペリスコープの採用は大きいかもしれません。いくらGalaxy Z Fold 6の方が最大ズーム倍率が高いとはいえ実用性はPixel 9 Pro Foldという感じです。

ズームで接写。

まず2倍で撮影してみました。

そして3倍で撮影してみましたがPixel 9 Pro Foldにとってはデジタルズームとなっていますが大きな差はないように見えます。

5倍で撮影してみました。

最後に10倍で撮影してみましたがGalaxy Z Fold 6は色潰れしている印象です。とはいえ5倍程度までであれば思っていたほど差がないことを確認することが出来ます。

超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきました。

やはり近場に強めの光源があるとPixel 9 Pro Foldは白飛びしやすい印象を受けます。

広角(低照度)で撮影。

やはりGalaxy Z Fold 6の方が照明の色に引っ張られている印象を受けます。

センサーサイズにかなりの違いがありますが思っていたほどの差はない印象を受けます。

強い光源があるシーンだとGalaxy Z Fold 6の方が白飛びやゴーストを抑制できていることを確認することが出来ます。

望遠(低照度)で撮影。

そして2倍で撮影してみました。

次に3倍で撮影してみました。

最後に5倍で撮影してみましたが低照度になるとPixel 9 Pro Foldの方が安定している印象を受けます。何よりハードでみるとPixel 9 Pro Foldの方が弱いですがカメラソフトや機能で上手くカバーしている印象を受けます。

今回の比較でみる限りPixel 9 Pro Foldはポートレートの取り回しだけ気になるところであとは全体的に安定している印象を受けます。

まとめ。

今回はGalaxy Z Fold 6とPixel 9 Pro Foldの比較レビューをしてみました。直販版でみるとGalaxy Z Fold 6は約25万円に対してPixel 9 Pro Foldは約26万円です。個人的に折畳式機種に求めることはコンテンツの消費をいかに快適に楽しめるかです。

少なくとも現状だとソフト面に不満がありますが今後のアップデートで改善される可能性があります。何よりハードの差はソフトで埋められないと思っており自分の使い方だとPixel 9 Pro Foldの方がピッタリという感じですがこれはユーザー次第かなと思います。

何よりPixel 9 Pro Foldでビルド品質にハードとかなり底上げされた印象です。ただ一方で折畳式機種らしい使い方となった時にソフト面の物足りなさが露呈する感じでGalaxy Z Fold 6のようにスタイラスペンが使えるわけではないので評価が分かれると思います。

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