アプデで大幅悪化?Xperiaのカメラを白飛びを改善させるだけで評価が逆転する

6月上旬より国内で発売されたXperia 1Ⅵですが現行シリーズのコンセプトを継承しつつもスペックで見れば「一般化」した印象を受けます。Sonyによると「ユーザビリティ」を最優先した結果としており拘りのカメラに関してもアプリが統合された上でUIが大刷新。

一方でハードで見ると望遠機構を改善されていますがカメラセンサー自体は前モデルから特段変更されていません。今回はXperia 1Ⅵのカメラをここ最近特に使っていて「白飛び」を抑制できれば大きく印象が変わると思うので主観的にまとめたいと思います。

高照度の環境。

何よりXperia 1Ⅵを愛用していますが最近使っていて特に感じることの一つとして「白飛び」が他社の機種と比較して圧倒的にしやすいことです。上記の画像は「超広角」で撮影したサンプル画像になります。

もともとXperiaの超広角は強くはないですが空の部分が完全に白飛びしていることを確認できます。

一方でメインカメラセンサーを利用した「広角」になると全てのシーンで大丈夫とはいいきれませんが白飛びは圧倒的にしにくくなります。

ただこれが望遠レンズになるとそもそも画質がイマイチということもありますが芝生の部分の色が飛んでいることを確認できます。メインカメラセンサーをクロップした実質光学2倍撮影であれば問題ないですが3.5倍以上になると望遠センサーに切り替わるため一気に白飛びしやすくなります。

少なくとも白飛びが改善されるだけでもXperiaのカメラの印象は大きく変わる可能性があります。Sonyは「現実をより忠実に撮影する」というコンセプトを採用していますが白飛びしてしまうとコンセプト通りの撮影が出来ていないことになります。

アップデートで悪化した?

先日にはリフレッシュレートを改善するアップデートの配信が開始しましたが最近Xperia 1Ⅵのカメラで撮影していたらちょっと気になることが判明しました。

画角が以前のサンプルと異なるため全く同じ条件とはいえませんが高照度の環境で超広角で何枚か撮影してみましたが発売当時と比較すると白飛びがしにくくなった印象を受けます。

画角が違いますが一枚目が以前撮影したサンプルで2枚目が最近撮影したサンプルとなっており派手に白飛びというかフレアが発生していることを確認することが出来ます。

また先ほどと同様に1枚目が以前撮影したサンプルで2枚目が最近撮影したサンプルですがフレアがより派手になっていることを確認できます。一枚目に関しては「香港版」で撮影しており2枚目は「直販版」で撮影している感じで、正直アップデートの問題なのかファームウェアで何かしらの問題があるのか不明です。

高照度の環境だと特段気にならなかったですが低照度でサンプルを撮った時にむしろ以前より悪化したことに気がついた感じです。Sonyによるとメインカメラセンサーで撮影する場合は画像重ね合わせ技術を採用したことで従来より手ブレが発生しにくく夜の撮影もより忠実に撮影できるようになったとしています。

ただ改めて以前のサンプルと比較すると同じ機種でありながらも低照度の環境だと安定性が全く違います。もちろん個体差があると思うので一律で悪化しているとは到底思えないですが頑張って「白飛び」対策をしてほしいところです。

過剰な加工は不要だと思っており、むしろXperiaにはそれをしてほしくな感じですが白飛びを改善されるだけでXperiaのカメラの評価は大きく変わると思います。

最新情報をチェックしよう!