先を越された。Galaxy Z Fold 6は世界初のGemini搭載折畳式機種

Googleは2025年により大言語モデルをAndroidに統合することを目標にしていることを明らかにしています。単純に考えればGemini Nanoの上であるGemini Proの統合をGoogle Pixel 10シリーズでさせる可能性があります。

そのための準備としてGoogle Pixel 9 ProシリーズではRAM16GBに強化した上でPixel 10シリーズではTSMC製のGoogle Tensorに切り替えることでパフォーマンスを底上げしようとしているのかもしれません。

今回SamMobileによるとGalaxy Z Fold 6はGemini Nanoを統合した世界初の折畳式機種だと報告しているのでまとめたいと思います。

世界初の搭載機種。

今回の情報によると7月下旬より一部市場で発売されたGalaxy Z Fold 6とGalaxy Z Flip 6はGemini Nanoを統合した世界初の折畳式機種であることが判明したとしています。

ちなみにGemini Nanoを世界で初めて統合した機種は「Google Pixel 8 Pro」であり、その後6月のFeature DropにおいてPixel 8とPixel 8aにも対応しています。

一方で他社でみるとGalaxy S24シリーズが統合されているとの話です。

Galaxy Z Flip 6 と Galaxy Z Fold 6 には、AICore サービスがプリインストールされた状態で出荷されます。AICore、Gemini Nano モデルのダウンロードと更新を処理する Android のシステム サービスです。また、Google メッセージのデバイス内 Magic Compose バージョンも実行されます。

一方でGoogle Pixel 8シリーズが対応しているスマートリプライ機能に関してGalaxy Z Fold 6やGalaxy Z Flip 6は何かしらの理由で無効化されています。

少なくともできることに差があれどSamsungはオフラインにおいてGemini Nanoを使用して、オンラインに関してはGemini ProとGoogle Cloudを利用しているのでGoogleのサービスに強く依存しています。

今後対応機種が増加。

まもなく正式発表が予測されているGoogle Pixel 9シリーズですが事前情報通りであれば第二世代のGemini Nanoを統合している可能性があり、オフライン処理におけるAI機能はさらに強化されている可能性があります。

さらに来年登場するGalaxy S25シリーズでも同様に第二世代のGemini Nanoを統合する可能性があり、他社で見ると今年の後半からOppoやOnePlusはGeminiを利用することを明らかにしています。

なので今後Geminiを利用したメーカーの機種が増えていく可能性があり、メーカーごとに特色はあれどできることの基礎的な部分はどんどん共通化されていく可能性があることに。

あとはメーカーによって分かれる部分として有料化でSamsungは一部機能を2026年から有料化することを明らかにしておりvivoに関しても今後有料化することを示唆しています。

一方でGoogleに関してはオフライン処理を強化しており有料化にはあまり積極的ではありません。AIといっても今後どんどん出来ることは細分化していくと思うのでメーカーごとにどのような戦略をとるのか非常に気になるところです。

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