SonyによるとXperia 1Ⅵで大型カメラセンサーを搭載しなかった理由の一つとして2層トランジスタ技術を採用したIMX888をメインカメラセンサーに採用していること。
一定の条件下で見た場合IMX888はフルサイズセンサーと同等の描写力があるとしていることからも大型センサーの搭載に積極的ではない。一方で超広角にしろ望遠にしろセンサーは一緒ですが望遠機構を強化したことでズーム倍率を強化しています。
今回ConputerBaseがXperia 1Ⅵ含めたブラインドテストを実施していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
ブラインドインテストを実施。
今回同サイトがiPhone 15 Pro Max/Google Pixel 8 Pro/Huawei Pura70 Ultra/Galaxy S24 Ultra/Xperia 1Ⅵ/Xiaomi 14 Ultraの合計6機種でそれぞれ12枚ずつサンプルを撮影した上でブランドインテストを実施。
そしてその結果をまとめたものが上記の画像になります。あくまでも上記の結果はメインカメラセンサーで撮影したサンプルの結果になりますがXperia 1Ⅵは高照度の環境だと1位を獲得している割合が非常に高いことを確認できます。
一方で低照度の環境になると一気に評価が下がったという感じです。ただそれでも総合でみると2位を獲得しており、少なくともXperia 1Ⅵのカメラはスペック以上に健闘していると判断することができ、より多くのユーザーが好みやすい写真を撮れることになります。
ただ今回のテスト結果を見る限りだと何より低照度の撮影に弱い。また今回の投票に使われたサンプルをみる限りだとXperiaにとって厳しい条件で撮影されている感じではないので評価が高くなりやすかったのかなと思います。
何より「広角」は十分に通用すると判断することができます。
広角以外が問題。
一方で上記の画像から「TK」や「UW」と記載されている部分の評価を見てほしいところで得票獲得数がめちゃくちゃ少ないことを確認することができます。UWは「超広角」で撮影した画像でまだマシですが「TK」と記載された望遠で撮影したサンプルは割と悲惨な感じです。
なので今回のテスト結果で見ると広角のみだと総合2位に対して全画角になると総合5位としょぼくなります。このことからもXperiaのカメラを底上げするためにはせめて望遠の刷新が必要になります。
少なくともズーム倍率は強化されたとはいえ望遠センサーが変わらなかったことから画質はそこまで改善しておらず白飛びもしやすいです。流石にチューニングだけでは限界という感じだからこそセンサー自体をしっかし底上げすることで印象が変わるのかもしれません。
もちろん投票した読者層によっても結果が変わる可能性があるので注意が必要ですがXperia 1Ⅵは広角だけであれば世界トップクラスの機種に見劣りしないことになります。