vivo X Fold 3 Proの各種テスト結果判明。電池持ちに輝度と最強だった

今年の3月にvivoは中国市場でvivo X Fold 3とvivo X Fold 3 Proを正式発表。他社はフリップ型でシェアを獲得している一方でvivoはフリップ型を出さずブック型を強化するなど他社と異なるマーケティングを行なっています。

また今年の5月にはインドとインドネシアのみとはいえ同社にとって折畳式機種を初めてグローバル展開しています。今回GSM Arenaがvivo X Fold 3 Proの各種テスト結果を公開していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

ディスプレイ輝度が強すぎ。

vivo X Fold 3シリーズは同社製品では最高となる4500nitsのピーク輝度に対応しています。ただ実使用においてはピーク輝度よりも自動調節でどの程度の明るさが出るかの方が重要。

中華メーカーは「ピーク輝度」で競争をしていますが自動調節の場合だと大した明るさが出ててないことも多々ある。その中でテスト結果を確認すると以下のようになります。

まずメインディスプレイから確認すると「2129nits」とiPhone 15 Pro Maxを圧倒していることを確認することが出来ます。自分がチェックしている機種の中では歴代１位の輝度となっており実際に明るいことも実感できます。

次にサブディスプレイを確認すると以下のようになります。

サブディスプレイに関してもトップクラスであることを確認することができます。vivo X100 UltraがiPhone 15 Pro Maxを抜いた時点でも驚いたのに、まさかvivo X Fold 3 Proがそれ以上のスコアを獲得するとは思いもしませんでした。

一方でvivoの機種で共通ですが平均値があまり高い印象を受けません。そのため日常的な使い方だとiPhone 15 Pro MaxやGalaxy Z Fold 6の方が明るく感じますが、屋外などでは圧倒的な強さを誇るという感じです。

電池持ちも優秀。

次にバッテリーテストの結果を確認すると上記の画像からも「13時間26分」を獲得しています。

ブック型の折畳式機種のスコアは「12時間弱」のことが多い中でvivo X Fold 3 Proは13時間を獲得しており、電池持ちが安定しているvivo X100 ProやGalaxy S24 Ultraには及ばないものの折畳式機種の中ではかなり安定していると判断することが出来ます。

最近通常のフラッグシップモデルの電池持ちがよくなりすぎていて感覚が麻痺してきていますがvivo X Fold 3 Proは多くのユーザーにとって十分な電池持ちを実現している可能性が高いと判断することが出来ます。

またフル充電に39分と充電速度が速いのも特徴です。デザインでみればHONOR Magic V3やXiaomi Mix Fold 4には及ばないものの基礎スペックはかなり高くカメラはかなり強い。

さらに電池持ちが優秀で見やすいディスプレイと現状折りたたみ式機種の中で最もバランスがとれた機種だと思います。