直近の情報からもXperia 5Ⅵの専用ケースがリークしており、「Spigen」製であることを考えると信憑性はそれなりに高いのかなと思います。有名なリーカーによると今年の後半にXperia 5Ⅵは出ない可能性があると予測されていましたが専用ケースが準備されていることを考えると9月頃の正式発表なのかも。
今回は今年の後半に登場する可能性が出てきたXperia 5Ⅵはあまり安くならないと思った方が良さそうなのでまとめたいと思います。
AQUOS R9の価格。
先日より一部キャリアから発売され今月末には直販版の販売も控えている「AQUOS R9」ですが前モデルと比較して大きな変更点とは「ハイエンド」から「ミドルレンジ」に格下げになったこと。
その上でIIJmioにおける価格を確認すると以下のようになります。
SoC | 通常価格 | |
AQUOS R8 | Snapdragon 8 Gen 2 | 14万4800円 |
AQUOS R9 | Snapdragon 7+ Gen 3 | 9万6800円 |
ハイエンドモデルからミドルレンジにしたことで価格が約5万円も安くなったと捉える人もいればミドルレンジなのに10万円近くして高いと考える人もいると思うので評価が分かれるところ。
SHARPによると最上位モデルは今世代ではいないだけで諦めたわけではないとしています。実際のところ不明ですがハイエンドを作っても20万円近くの価格設定になり売れないと判断しているのか。
それともハイエンドモデルを開発する余力がなくなってきているのか不明です。何よりSonyにしろSHARPにしろグローバル展開しているとはいえ日本市場が中心で販売台数も限定的です。
このことを考えると次期XperiaにとってSHARPの価格設定はある意味一つの目安になる可能性があります。少なくともとXperia 5ⅥでSoCをミドルレンジ向けにしたところで多くのユーザーが期待しているような価格にはならない可能性が高いです。
Xperia 1Ⅵは実質値上げされている。
また先日より発売したXperia 1Ⅵですが直販版においては限定色を強化した上で初のストレージオプションを用意するなど今までよりもマーケティングを強化してきているように見えます。
一方で価格を見ると以下のようになります。
Xperia 1Ⅴ | Xperia 1Ⅵ | |
RAM12GB/ROM256GB | – | 18万9200円 |
RAM12GB/ROM512GB | – | 20万4900円 |
RAM16GB/ROM512GB | 19万4700円 | 21万8900円 |
キャリアモデルは別としてXperia 1Ⅵは今までなかった256GBモデルが用意されたことで価格が今までよりも安くなったように見えます。表面的に見ればXperia 1Ⅴより5000円近く安くなったように見えるかもしれませんが同じ容量構成で比較すると2万4000円近く値上げされています。
ベースモデルが追加されたことで最上位構成をあえて値上げしたのか不明ですがXperia 1Ⅵで見ると単純に安くなったとは言えない状況でむしろ値上げ要因が強めです。
事前情報からもXperia 5Ⅵが仮に今年の後半に登場するのであればSnapdragon 8 Gen 3を搭載している可能性が高いです。このことを考えると進化が乏しくても値下げにはあまり期待できない状況にあります。
14万円前後は覚悟した方がいい。
少なくともキャリアモデルが高いのはどうしようもなく「安心」を買うという意味でも仕方ないです。むしろキャリアモデルに高いと言っても始まらないので価格優先の人は「直販版」を購入した方がいいです。
そしてXperia 5Ⅵが仮に今後登場するとして直販版に関してはXperia 1Ⅵと同様のマーケティングをとってくる可能性があります。
Xperia 5Ⅴ | Xperia 5Ⅵ | |
128GB | – | 13万9700円以下 |
256GB | 13万9700円 | 13万9700以上 |
執筆時点でXperia 5Ⅴは一度価格改定が行われており「12万9800円」になっています。正直発売当初の価格を基準にするのか現時点での価格を基準にするのか難しいところですが直販版は128GBモデルを用意することで表面的に安くみせる可能性があります。
少なくともどちらの基準になるか定かではないとはいえ基準価格より上位モデルは高くなってもおかしくないです。先日リークしたケースをみる限りXperia 5Ⅵはデザインの刷新などもなくマイナーアップデートに留まる可能性が高いです。
そのためコストカットはしやすいのかもしれませんが原材料が世代を重ねるごとに高騰していることを考えると最新機種を出すというだけでも値上げ要因は強めななのかなと思います。
またXperia 1シリーズと比較すると販路は限定されがちなので価格は生産台数からも抑えにくいと思います。正直なところ現時点での情報をもとにすれば価格はあまり期待しない方がいいのかもしれません。