昨年より折畳式機種をグローバル展開するメーカーが徐々に増えてきた中で今年はさらに増える可能性があります。先日には一部市場限定とはいえvivo X Fold 3 Proで初めてグローバル展開しており今後HONOR Magic V3がグローバル展開の可能性。
さらに8月にはGoogle Pixel 9 Pro Foldが登場するなど非常に楽しみです。今回XiaomiはXiaomi Mix Fold 4を正式発表したので気になる部分について主観的にまとめたいと思います。
魅力的なデザイン。
まず大きな特徴の一つとしてデザインで前モデルと同様に本体の軽量化や薄型化を意識して設計されています。
開いた状態の厚み | 閉じた状態の厚み | 重さ | |
Xiaomi Mix Fold 4 | 4.59mm | 9.47mm | 226g |
vivo X Fold 3 | 4.65mm | 10.2mm | 219g |
HONOR Magic V3 | 4.35mm | 9.2mm | 226g |
現時点で世界でトップクラスのデザインを誇る3機種で比較してみましたがHONOR Magic V3には敵わず。とはいえ手持ちにあるvivo X Fold 3でもめちゃくちゃ薄くて軽く感じるのにXiaomi Mix Fold 4はさらにインパクトがあるデザインを採用していることになります。
またvivo X Fold 3に関してはコストカットのためかデザイン性を優先した結果なのか不明ですが今回の3機種の中では搭載SoCや生体認証に防水性能などスペック全般的に見劣りする中Xiaomi Mix Fold 4はスペックにも妥協がないので恐ろしいところです。
かなり興味深いアスペクト比。
また気になる部分としてディスプレイのアスペクト比でスペックを確認すると以下のようになります。
メインディスプレイ | サブディスプレイ | |
ディスプレイサイズ | 7.98インチ | 6.56インチ |
表示解像度 | 2488×2224/2K | 2520×1080/FHD |
リフレッシュレート | 120Hz | |
ディスプレイ輝度 | 1700nits(HDR)/3000nits(ピーク) |
公式サイトを確認すると「アスペクト比」に関する言及はありません。特に気になる部分としてはサブディスプレイのアスペクト比なので本体サイズも合わせて確認すると以下のようになります。
閉じた時の本体サイズ | サブディスプレイサイズ | |
Xiaomi Mix Fold 3 | 161.2×73.5×10.96mm | 6.56インチ |
Xiaomi Mix Fold 4 | 159.37×73.1×9.47mm | 6.56インチ |
vivo X Fold 3 | 159.96×72.7×10.2mm | 6.53インチ |
HONOR Magic V3 | 156.6×74.0x9.2mm | 6.43インチ |
多くの中華メーカーの折畳式機種のサブディスプレイは21:9を採用しておりXiaomi Mix Fold 3に関しても同様。Xiaomi Mix Fold 3と比較してXiaomi Mix Fold 4は縦幅が縮小した上で横幅にディスプレイサイズがほぼ一緒であることを考えると21:9以下のディスプレイを採用している可能性があります。
おそらくですがアスペクト比20:9くらいで横幅自体も73mm程度ならギリギリ許容できるのでサブディスプレイが地味に使いやすくなっている可能性が高いです。
最近Galaxy Z Fold 6を使っていることもあるのか幅広のサブディスプレイを搭載した機種も使いたいという欲求が強いので非常に魅力的なサブディスプレイに感じます。
電池持ちに期待できる。
またブック型の折畳式機種の欠点といえば電池持ちですがXiaomi Mix Fold 4にはちょっと期待できる。
バッテリー容量 | |
Xiaomi Mix Fold 3 | 4800mAh |
Xiaomi Mix Fold 4 | 5100mAh |
vivo X Fold 3 | 5500mAh |
HONOR Magic V3 | 5150mAh |
いつも参考にしている海外サイトが全ての折畳式機種のバッテリーのテスト結果を公開しているわけではないため何ともですが前モデルでみるとHONOR Magic V2とvivo X Fold 2の電池持ちは壊滅的です。
その中でXiaomi Mix Fold 3は当時で見れば電池持ちが圧倒的で通常のフラッグシップと同等の電池持ちを実現していました。Xiaomi Mix Fold 4ではバッテリー容量が増えていることからも電池持ちにはさらに期待したくなるところです。
最近のフラッグシップモデルの電池持ちが良すぎるからこそ折畳式機種の電池持ちは見劣りしがちですがXiaomi Mix Fold 4には期待したいところです。おそらくですがXiaomi 14 Ultraよりは優秀でXiaomi 14以下に落ち着くのではないかなと思います。
カメラは分からない。
少なくともカメラに関しては実際に使ってみないと分からない感じで個人的にXiaomi Mix Fold 3の時は期待はずれという感じでした。なのでXiaomi Mix fold 4も現時点ではあまり期待していません。
とはいえ魅力的なデザインに電池持ち含めた安定性の改善に期待できるからこそ購入したいと思っています。現時点でXiaomi Mix Fold 4のグローバル展開は不明でXiaomi Mix Flipのみとなっていますが今後の展開に期待したいところです。