8月13日にGoogleは新製品発表会を開催することを明らかにしています。新製品発表会まであと1ヶ月であることを考えると今後Pixel 9シリーズのリーク情報を一気に増える可能性が高いです。
少なくともこの時期になってくると「フェイク」より確度が高い情報が増えてくると思います。一方で先日にはヨーロッパにおけるPixel 9シリーズの価格が判明しています。
今回は先日リークしたPixel 9シリーズの価格からもPixel 9 Pro XLがちょっと不安に思う理由について主観的にまとめたいと思います。
値上げ要因が強いからこそ期待していた。
ユーザーからすると「値上げ」はデメリットになりますが、メーカーからすれば価格を据え置きにするためにコストカットが優先になる。そうなると新世代とはいえ進化が分かりにくく結果あまり新鮮味を感じないなどちょっと物足りなく感じてしまう部分もあります。
価格推測 | |
Pixel 8a | $499(据え置き) |
Pixel 9 | $699(据え置き)? |
Pixel 9 Pro | $899~$999? |
Pixel 9 Pro XL | $1099~$1299? |
少なくともアメリカの価格でみるとPixel 8aの価格が前モデル対比で据え置きになったことでPixel 9は値上げしにくい状況になったと思います。となるとPixel 9はPixel 8から価格が据え置きになってもおかしくないです。
一方で新たに追加されるPixel 9 Proは前モデルが存在しないことからも価格設定は割と自由ですがライバルであるiPhone 15 ProやGalaxy S24+が$999であることを考えると価格のアドバンテージを活かすためにも$999以下に抑えてくる可能性があります。
そしてPixel 9 Pro XLは前モデルが$999で、Pixel 9 Proとの価格差を考えると値上げになる可能性があり、ライバル機種であるGalaxy S24 UltraやiPhone 15 Pro Maxが$1299なのでそれ以下に抑える可能性があります。
つまりPixel 9 Pro XLはもっとも値上げしやすい環境にあり、コストをかけられるということはスペックもそれなりに強化しやすくなるので個人的には一番注目していていました。
思っていたより値上げになっていない。
先日リークしたヨーロッパにおける価格を確認すると以下のようになります。
128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
Pixel 9 | €899 | €999 | – | – |
Pixel 9 Pro | €1099 | €1199 | €1329 | – |
Pixel 9 Pro XL | €1199 | €1299 | €1429 | €1689 |
Pixel 9とPixel 9 Proの価格差は€200なので妥当という感じですがPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLとの価格差は€100しかないのがちょっと意外だった。少なくとも筐体サイズの違いなどからもとコストが増加して大型モデルが高いのは当たり前です。
ただこの価格だと筐体サイズの違いから発生するバッテリー容量やディスプレイサイズの違いなど以外はほとんどが共通化されていてもおかしくないという感じです。
ちなみにPixel 8とPixel 8 Proの価格差は€300であることを考えるとPixel 9シリーズにおいてもその価格差は変わらずです。そのため新たな小型モデルが追加されラインナップとして拡充される可能性がありますが価格差を考えるとめちゃくちゃスペックに差がある感じではない可能性があります。
あくまでも先日リークしたヨーロッパの価格が正しければの話になりますが、Pixel 9 Pro XLが想定以上に安いからこそ逆にスペックの進化にあまり期待出来ない状況になったという感じです。
先日の情報からもディスプレイにはSamsungのM14や超音波式画面内指紋センサーの搭載など細部はしっかり進化している可能性がありますが、一方でカメラセンサーやバッテリー容量などはそこまでの違いがないのかもしれません。
実際にどうなるのか不明ですが「最上位」だからこそ値上げをしてもスペックをしっかり強化してほしいと思っちゃいます。