Xperia 1Ⅵの発熱対策。スマホ冷却シートは本当に効果があるのか

Snapdragon 8 Gen 1にSnapdragon888とQualcommの設計に問題があったのかSamsungの製造に問題があったのか不明ですが爆熱SoCとしてハイエンドAndroidは発熱にかなり悩まされました。

ただ良くも悪くも発熱対策が一気に進んだ印象で、さらに電力効率の改善からも電池持ちの改善に繋がっています。一方でSonyの場合はハード主軸で発熱対策を強化するのではなくソフト主軸にした結果制御しきれず不安定に。

特にXperia 1Ⅵは悪名高き存在となっていますがXperia 1Ⅵではだいぶ安定した印象を受けます。今回はトリニティさんからスマ冷PRENIUM Lをご提供頂いたのでXperia 1Ⅵでどの程度の効果があるのか試してみたいと思います。

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開封。

今回はスマ冷PRENIUM Lをご提供頂いたので試していきたいと思います。

まず製品自体の特徴として厚みが「0.9mm」と薄いので本体に貼り付けても邪魔になりにくいです。

また簡単に言えばシールタイプとなっており「何度でも貼り付け可能」となっています。実際に触ってみた感じとしては粘着力がそこまで強いわけでもなければ弱いという感じでもありません。

粘着部分にゴミや埃などがつかないように配慮してあげれば繰り返し装着が可能だと思います。

装着時の注意点。

そして実際にスマホに貼り付ける際の注意点を確認したいと思います。例えば上記の画像のようにバックパネルにガラスが採用されているPixel 4 XLだと問題なく吸着してくれます。

一方でXperia 1ⅥやXperia 1Ⅴなど背面に独自コーティングが採用されていることもあり全く吸着してくれません。そのため手を離すと簡単に落ちてしまう感じです。

また一部中華メーカーの機種はバックパネルがレザー基調となっていますが同様に相性が悪いです。なのであくまでもバックパネルが「ガラス」もしくは「プラスチック」の機種じゃないと相性が悪いと思います。

大きい=正義でもない。

また国内で発売されているGalaxyやiPhoneにXperiaやPixelだとそこまで問題ないですが、Xiaomi 14 Ultraのようにカメラ部分がかなり大きい機種とは相性が悪いです。

今回試しているのはあくまでも「ラージサイズ」なので仕方ないですが、実際に使ってみたいと思った時にスマホのサイズ感やカメラ部分の大きさを考慮した方が失敗を防げると思います。

また機種によって放熱の仕方も異なりXperia 1Ⅵだとカメラ部分の右側部分にSoCがあります。Sonyによるとカメラ撮影時の発熱とSoCの発熱を上手く排熱するためにベイパーチャンバーを導入したとしており、全体的な放熱の流れとしてはサイドフレーム側に流すというよりは本体下部に流す感じです。

今回のラージサイズではカメラ横部分に装着することは難しいですが通常サイズを選択してカメラ横部分に貼るのもありだし、今回自分が試したように本体真ん中より下部分に貼るのも効果的かなと思います。

ケースとの相性。

これは本体の材質と一緒ですがケースとも相性が出てきます。ちなみにクリアケースなどであれば問題ないですがXperia 1Ⅵの純正ケースは本体と同じく独自コーティングが採用されているため相性が悪いです。

そのため今回は本体に装着した状態でケースをつけてみましたがやはりピタッとはまりません。

一応装着は出来ていますが本体にもケースにもあまり良くないという感じです。今回はあくまでも悪い事例となっています。本体にしろケースにしろ材質との相性があるのは注意してもらえると幸いです。

実際の効果は?

そして次に実際に装着した上でどの程度の効果があるのかベンチマークを3回連続で回してみました。上記の画像は装着していない状態かつ室温25度でエアコンがついている状態で計測しています。

次にスマ冷PRENIUM Lは背面に装着した状態で計測してみました。

計測終了後の外部温度 装着なし 装着あり
1回目終了時点 35.1 37.8
2回目終了時点 38.2 38.1
3回目終了時点 38.6 38.1

また3回目終了時点でスマ冷PRENIUM L自体の温度を計測したところ31.6度でした。あくまでも今回のベンチマークの結果で見れば放熱が補助されている影響もありベンチマークが僅かに改善されていることを確認できます。

これが屋外で撮影する時など外部温度が高い状況になればもっと分かりやすい恩恵を受けることが可能かと思います。劇的な違いがあるわけではありませんは着実に違いがあるという感じで屋外で長時間使う人ほどおすすめです。

Xperia 1Ⅵとの相性はちょっと良くないので自分の環境だとケースを見直す必要がありますが他社の機種を使っているユーザーであれば取り回しはより改善すると思います。

商品提供: トリニティ株式会社

 

 

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