絶対欲しい。Pixel 9 Pro Foldが成功するために絶対改善が必要な3つのこと

Google I/O 2023においてGoogleは同社初の折畳式機種となる「Pixel Fold」を正式発表。ただ生産の問題もあったのかマーケティング上かなり慎重だったのか日本/アメリカ/イギリス/ドイツの4カ国のみでの販売になりました。

少なくともレンダリング画像がリークしていることからGoogleは後継機種を開発していることに違いはなく命名規則からも今年の10月に正式発表される可能性があります。

今回はGoogle Pixel 9 Pro Fold で絶対改善しておくべき必要性があることについて主観的にまとめたいと思います。

本体の軽量化。

現行モデルであるPixel Foldは折畳式機種の中でも珍しく横長の形状を採用しています。ただGoogleは後継機種で早くもデザインを刷新する可能性が高くリークしている本体サイズを比較すると以下のようになります。

リーク通りのスペックであれば縦幅が一気に伸びて横幅がスリム化される流れになります。少なくともメインディスプレイサイズで見ると7.6インチから7.9インチになるため大型化していると言っても過言ではないのかもしれません。

その中でやはり気になる部分としては本体の重さです。Pixel 9 Pro Foldは開いた状態にしろ閉じた状態にしろ他社の折畳式機種と比較すると見劣りするサイズ感ではないからこそ重さが重要になってきます。

ちなみに前モデルは同じめちゃくちゃ重かったvivo X Fold 3 Proと比較すると以下のようになります。

vivo X Fold 2の時は279gとかなり重かったですがvivo X Fold 3 Proでは236gと一気に軽量化しています。スペックで見るとPixel Fold 9 Proの方が僅かにでかいという感じなのでこれより軽くするのは無理だと思いますが250g以下に抑えることができるかがキーだと思います。

やはり中華系の折畳式機種を使ったあとにPixel Foldを持つと重すぎの印象を受けてしまいます。通常のフラッグシップモデルより軽くしろとは思いませんが250g以下に抑えることができれば印象が大きく変わります。

耐久性の改善。

Pixel Foldは本体を薄型化するために他社のようにディスプレイ下にヒンジ用のコンポーネントを配置していません。そのため上下のベゼルが太い上に耐久性が劣るという感じです。

もともと耐久性は通常のスマホと比較すると劣るのは当たり前ですが折畳式機種の中でも耐久性が悪いとなればユーザーの印象も良くないです。さらにヒンジのコンポーネントの配置が影響しているのか流体摩擦技術を採用していることが影響しているのか180度開かないようになっています。

一方でリークしているレンダリング画像を見る限り上下のベゼルがスリム化されている。さらに本体を開いた状態でヒンジが完全に隠れていることからもヒンジ構造は刷新されている可能性があります。

このことを考えるとヒンジの問題はほとんど改善されている可能性があるのかもしれませんが実機を触ってみないとわからない部分でもあります。何よりヒンジ含めて本体の耐久性の改善は必須です。

電池持ちの改善。

そして最後に3つ目として電池持ちで2023年から2024年にかけてフラッグシップの電池持ちが一気に改善していることからもPixel Foldの電池持ちはめちゃくちゃ見劣りします。

いつも参考にしているGSM ArenaがなぜかPixel Foldのレビュー記事を公開しなかったのでバッテリーテストの結果も不明ですが電池持ちが悪いと言われたPixel 7aと同等かそれ以下の可能性もあります。

せっかく大画面で楽しめるのが特徴なのに屋外で使うための十分なディスプレイ輝度もなければ高輝度モードになればすぐに電池がなくなるとかなり不安定に感じた部分でした。

おそらくディスプレイのスペックはPixel 8シリーズと同程度にしてくる可能性がありますが、一方でディスプレイ周りの燃費が悪化するからこそ採用するディスプレイとGoogle Tensor G4のチューニングに搭載するバッテリー次第という感じです。

個人的には正式発表されたら絶対欲しい機種の一つですがデザインの刷新でハード面がまたリセットのような印象もあり安定性の部分は不明です。だからこそユーザーに安心して使えって貰えるようにと安定性の部分をしっかり強化してほしいところです。

これで安定性が改善できず為替の影響から値上げされたら厳しい結果になるかもしれません。少なくともPixel Foldは「初代」ということもあり興味本位で購入した人もいると思いますが2世代目からはユーザーの見る目は厳しくなると思います。