直近の情報からもSamsungはExynos2500の歩留率の悪さからも来年の1月に正式発表が予測されているGalaxy S25シリーズに間に合わない可能性があると予測されています。
少なくともSamsungは販売地域によってExynos/Snapdragonと2種類のSoCを用意することでコストをならしている可能性がありますが、このままでいくとSnapdragon 8 Gen 4搭載モデルのみになりコストが爆増する可能性があります。
今回Phone ArenaによるとSnapdragon 8 Gen 4はまだ高価になるかどうか分からないことに言及しているのでまとめたいと思います。
コストが増加するか定かではない。
今回有名なリーカーが以下のようにポストしていることが判明したとしています。
Since OEMs have not started mass production of Snapdragon 8 Gen 4 products, it will be hard to know the SoC unit cost
Rought estimate would be in the $220-240 range
Final price is determined on the size of the OEM order and the feature set they opt for..
— Yogesh Brar (@heyitsyogesh) July 5, 2024
今回のポストを確認するとTSMCがSnapdragon 8 Gen 4の大量生産を開始していないためSoCの単価を知ることは難しいと指摘しています。ただ概算としては$220~$240になるとしていますが最終価格はメーカーの注文の規模などによって決定されるとしています。
一部情報によるとSnapdragon 8 Gen 3のコストは$185前後と言われており概算上では値上げされることに違いはありません。あとはQualcommの発注量とメーカーごとにどの程度の仕入れがあるかだと思います。
ただ一部情報によるとSnapdragonは「受注生産」に近い形をとっているとの話なのでメーカーごとの仕入れ量は実際に最新のSnapdragonが正式発表される1年前にはある程度決まっていると言われています。
なのでTSMCのイレギュラーの要件が発生しない限りが概算は割と正確なのかもしれません。
Galaxy S25は値上げ要因が強め。
実際にどうなるか不明ですがGalaxy S Ultraに関しては近年「Snapdragon」に固定されているためGalaxy S25 UltraにおいてもSnapdragon 8 Gen 4搭載モデルしか存在しない可能性があります。
一方でExynosモデルが存在している無印とPlusに関しては事前情報通りExynos2500搭載モデルがなければコストを抑えることが難しくなるので値上げ要因は強めに働く可能性は十分にありえます。
何よりSnapdragon 8 Gen 4はTSMCへの需要過多と原材料の高騰からもコストが増加すると予測されており、Samsungが各メーカーから信頼を得られないと当面はこの状況が継続する可能性もあります。
少なくともSamsungの出荷規模があっても厳しいとなると多くのメーカーにとって今後SoCのコストは深刻な悩みの種になりそうです。