今年の3月頃だったと思いますがアップデートを起点に一部Pixelは通信が出来ない不具合が発生。ひどい個体に関してはモバイルデータ接続が出来ない上に「Wi-Fi」にも接続が出来ないとインターネットに接続が完全に出来ないとの状況でした。
この状態になってしまうと有線で接続するしかない状況で有線接続するためのツールがなければアップデートで修正することすら出来ない状況でした。そして今回Android AuthorityによるとPixel 8とPixel 8 Proに通信出来ない不具合が発生していることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
Google One VPNが原因。
GoogleはPixel 7シリーズからセキュリティ対策の一つとしてGoogle One VPNを無償で提供しており対象機種はPixel FoldやPixel 8シリーズなど徐々に拡大しています。
さらにGoogle One/2TBプラン以上のプランを契約をしているユーザーも同様にサービスを利用することが可能でした。ただ先日にGoogleは告知通りGoogle One VPNサービスを終了しています。
従来Google One VPNはGoogle Oneの中で管理するようになっていましたが先日終了したのはあくまでも「Google One」経由の場合です。対象のPixelやGoogle Fiユーザーにはサービスを提供しており、Pixelに関してはアップデートで設定の中に統合される仕様になっています。
ただ今回の情報によるとPixel 8シリーズが通信出来ない不具合が発生していることが判明したとしています。少なくとも今回の情報によるとGoogle One VPNがそもそも設定に統合されていたPixel 8シリーズのみに影響が出ている可能性があるとしています。
対処方法はシンプル。
ただGoogleはGoogle One VPNのサービス提供終了に合わせて通信に不具合が発生した場合サポートページで以下のように言及しています。
インターネット接続の問題が発生した場合は、ユーザーがシステム設定からVPNを無効にすることを推奨しています。また改善がみられない場合は、Google One VPNプロファイルを削除して、Google Oneアプリ内でVPNを無効にすることもできます。
ユーザーとしてやることは非常にシンプルで設定からGoogle One VPNの設定をオフにすることです。ちなみに一部ユーザーによるとGoogle One自体の最新のアップデートで改善したとの報告もあるみたいです。
今回の場合対処方法が非常にシンプルなためいいですが「通信関連」の不具合はスマホとしてみた場合非常にイメージが悪いです。そのためGoogleとしてもこれ以上イメージを悪化させないためにもバグや不具合を減らす必要があります。
今年の後半に登場するPixel 9シリーズはExynos5400をGoogle Tensor G4に統合すると予測されていることからも5Gモデムが刷新される可能性があります。ただ今回の事例を見る限りハードの問題よりもGoogle自身がやらかしていることの方が多い印象を受けます。