女性好みのデザインじゃない。Xperia 1Ⅵの批判は言い掛かりが多い

キャリアモデルと比較すると2週間のタイムラグがあったとはいえXperia 1Ⅵの直販版がようやく先日より販売開始。Sonyが直販版に本格的に力を入れ始めた2020年の時は4ヶ月近くのタイムラグがあったことを考えるとかなり改善したことに違いはありません。

またSamsungのGalaxy S24シリーズの直販版のように今後は同日発表/同日発売を目指してほしいと思ってしまうところです。今回は割と評判が良く感じるXperia 1Ⅵに対してとりあえず批判したいコメントが地味にあったのでまとめたいと思います。

とりあえず電池持ちの良さを批判したい。

前提としてXperia 1Ⅵはライバル機種と比較して優れている部分もあれば劣っている部分もあります。またユーザーごとにスマホに求めることが異なるため評価も必然的に変わってきます。

何より完璧な機種なんてこの世に存在しておらず、高評価をつける人もいれば低評価をつける人がいるのは当たり前です。ただ最近自分のチャンネルのコメント欄において「言いがかり」に近い批判的なコメントが多いのも実情です。

その一つ目としては電池持ちに対しての意見で「常時節電モードのような機種なので電池持ちがいいのは当たり前」とのコメントが地味にあります。これはおそらくですがベンチマークスコアを元に判断されている可能性が高いです。

トップスコアで見れば170万点程度なのでSnapdragon 8 Gen 3搭載機種の中では低いです。スコアだけでみればSnapdragon 8 Gen 2以上だけどExynos2400と同程度というイメージです。

だからこそかパフォーマンスをここまで制限しているから電池持ちが優秀だとの批判は多いです。おそらくSonyとしての判断はSnapdragon 8 Gen 3のパフォーマンスを最大限発揮しなくてもほとんどのゲームは十分に快適できる。

だらこそ余裕を持たせたチューニングを採用することで電池持ちの改善や発熱抑制を中心に底上げしていると思われます。少なくともベンチマークスコアが高い=ゲームが快適にできるではないことは明白です。

また多くのユーザーにとってベンチマークスコアよりも電池持ちがいい方がユーザビリティが高いと思います。Sonyの担当者の方によると「ユーザビリティの改善」を中心にクリエイターからのフィードバックをもとに進化させたとしていることからもゲームがしっかり楽しむことが出来る上で多くのユーザーの満足度が上がるように電池持ちを強化したと思われます。

少なくとも余裕を持たせたチューニングをしているだけの可能性が高くベンチマークスコアが低い=常時節電モードのような機種ではありません。

デザインを批判したい。

直販版限定色となる「スカーレット」に関しては約2ヶ月待ちと非常に人気が高く、少なくともSonyの想定を大きく超えて売れていると思われます。また実際に使っていてもめちゃくちゃ所有欲を満たしてくれます。

前モデルと比較すればアスペクト比の変更により横幅が増したことで取り回しは悪化しています。また個人的にはスタイリッシュなデザインに感じますが結局のところは「好み」の問題で賛否両論があることに違いはありません。

ただこのスカーレットについてとりあえず否定はしたいのか「女受けが悪い」との評価。Sonyとしてはもちろん女性にも使ってほしいと思いますが市場調査結果によるとメインの購入層は40歳以上の男性です。

このことを考えると女性ウケを意識して設計されている可能性は低く、むしろ女性受けを意識しているのはXperia 10Ⅵの方だと思います。現にXperia 10Ⅵの企画担当の方は女性で特にデザインは出来るだけ可愛く仕上がるように意識したとの話を伺いました。

少なくとも100人中100人が満足するデザインなんて存在しないと思っており国内で人気が高いiPhoneだって同様だと思います。偏見も入っていますが若い世代だと「iPhoneだから」という理由で使っている人が多い印象。

またiPhoneを選ぶ理由の一つとして「アクセサリーが豊富だから」とされていることからもiPhoneのデザインがめっちゃいいから買っているという人がめちゃくちゃ多いわけでもないように感じます。

今までのXperiaは癖が強かったからこそ、スペック的に物足りない部分が批判されがちでしたがXperia 1Ⅵでは王道向けの進化をしたからこそ逆に批判しにくくなったのか「言いがかり」に近い批判が増えたようにも感じます。

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