iPhoneに取って代わる存在に。2025年にVison Proの廉価版が登場するかも

順当にいけば今年の9月にはiPhone 16シリーズを正式発表する可能性があるAppleですが、同社の当面の目標は「iPhone依存」からの脱却とも言われています。そのためコンテンツ含めたサービス事業を強化しているとの話もあります。

一方でAppleのエコシステムは他社にはない魅力の一つですがiPhoneが中心になっているからこそ余計に脱却は厳しいのかもしれません。そのためAppleは今後を見据えて新しいカテゴリーのデバイスの開発に注力してきたいと言われています。

今回GSM ArenaによるとAppleはより廉価なVision Proの開発に着手していることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。

廉価版の開発が優先に。

事前情報からもAppleは来年の8月までVision Pro 2を正式発表する可能性は低いと予測されていましたが今回の情報によるとVision Pro 2の開発は現在中断されていることが判明したとしています。

その理由としては後継機種よりも多くのユーザーが手に取りやすいように廉価モデルのリリースを優先しているからだとの話。少なくともVision Pro 2の開発チームの人員は削減されており、Appleはサプライヤーに対して後継機種の開発が中断したことを伝えたともしています。

少なくともVision Proはアメリカでは$3499で国内で見ると約60万円であることを考えると多くのユーザーは手が出せないと思います。またこの価格帯になってくると「ニッチ」向けのニーズであり一般化するのはほぼ不可能という感じです。

だからこそかAppleは廉価モデルの開発を優先しているとしており、ディスプレイ部分はVision Proと共通化する一方でシンプルなヘッドバンドに小さなスピーカーにより少ないカメラが搭載していると予測されています。

ただAppleとしては露骨なスペック削減をした上でのコストカットは望んでいないとしており、コストとスペックのバランスをとるのに非常に苦戦していると予測されています。

今回の情報では$1500程度を目標としており現行モデルの半額以下になるので印象は大きく変わりますが、iPhone 15 Pro Maxが$1299であることを考えるとまだまだ多くのユーザーの手に届きやすい価格とはいえないのかもしれません。

現CEOの最後の新しいカテゴリー製品。

事前情報からも現CEOは今後5年以内には退任する可能性があることを示唆しており、何よりAppleにとって新しいカテゴリーの新製品を発表するために最後の大仕事にとりかかっているとも言われていました。

そしてその「大仕事」がVision Proの可能性があり、AppleとしてはそもそもMacBookのように「Vision Air」と「Vision Pro」のように2モデル展開の予定だったと予測されています。

このことからも「Vision Air」を発表することが一区切りなのかもしれません。少なくともAppleはiPhone脱却のために「Apple Watch」の開発を開始したと言われていますが結局Apple WatchはiPhone前提の上で設計されています。

このことを考えるとApple WatchがiPhoneに取って代わる存在になるとは考えにくくAppleとしてはVision Proに力を入れていきたいのかもしれません。ちなみに事前情報通りであれば今後10年かけて10億台以上売りたいとされておりiPhoneの立ち位置に今後大きな影響を及ぼすのかもしれません。

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