vivo X Fold 3 Pro 海外版レビュー。快適過ぎて今年最強の折畳式機種かも

長年折畳式機種市場を支配してきたのはSamsungですが2024年第1四半期においてHUAWEIについにシェアを抜かれて四半期ベースで見ても初めて1位から崩落という流れになります。

逆に言えば今までのSamsungのやり方は通用しなくなってきた可能性があり今年はさらに折畳式機種市場が活性化する可能性がありその中で先陣きって発表したのがvivoです。

今回はvivo X Fold 3 Proのグローバル版を購入したので開封レビューをしつつ大陸版との違いをざっくりとまとめたいと思います。

スマホを購入するならauオンラインショップがおすすめ
メリット① 自分の好きなタイミングでスマホを購入できる
メリット② オンラインショップ限定の割引がある
メリット③ 他社より一括価格が安いことが多い

開封。

すでに中国版の開封レビューをしているので重複する部分もありますが開封していきたいと思います。

化粧箱は黒を基調としており形状的には中国版と大きな違いはありませんが厚みに大きな違いがあります。

そして付属品を確認すると120Wの電源アダプター。

次にUSB-Cケーブルです。

そしてSIMピンに説明書という感じで電源アダプターの形状が大陸版とインド版で違うこと以外大きな違いはないという感じです。

お気に入りのケース。

そして今まで何種類かケースを購入してきて自分が気に入ったのは大きく2種類あります。一つ目は付属しているケースで全体的にはクリアケースですが背面部分はレザー基調になっています。

ただコストカットのためなのか大陸版に付属されているケースはヒンジ部分まで保護する仕様です。

一方でインド版に関しては背面のみ保護する仕様となっておりよく言えばインド版の方がシンプルだと思います。

持ち運ぶ時とは大陸版の方がヒンジ部分まで保護してくれるのでより安心だと思いますが開いて使う時はヒンジの保護部分が逆に邪魔という感じでこれはユーザー次第かなと思います。

ちなみに大陸版は別売りもされていますがまめこさんに確認してもらったら時は1万4000円と非常に高価です。現地価格はそこまで高いわけではないのでケース自体の流通量がそこまで多くないのかもしれません。

そしてもう一つはアリエクで購入した手帳型ケースで特徴としてはケースを閉じた状態でも時間や通知を確認できることくらいであとはホールド感はしっかりしているけど着脱はしやすいです。

背面に一応スタンドがありますが本体を開いた状態で縦向きの場合なら実用性がある感じです。本体を閉じた状態だとバランス的にも本体横向きじゃないとちょっと厳しいという感じです。

ただ本体横向きであればフレックスモードやテントモードを使えばいいだけとあまり使わずです。

何より4月上旬に手元に大陸版が届いてから使ってきましたがサブディスプレイのフィルムにかなり傷がつく感じで新しいものを買えばいいのかもしれませんが下手なものを買うと超音波式画面内指紋センサーに影響がでる可能性があるので個人的にはフィルムに傷をつけたくないです。

なので当面はこの手帳型ケースをメインに使う感じで正規対応しているわけではありませんがスマホショルダーと合わせて使ってもケースごとはずれることはなかったので満足という感じです。

とりあえずvivo X Fold 3 Proはお気に入りのアクセサリーを見つけるのが難しいです。

優秀なデザイン。

次にデザインですがvivo X Fold 3 Proのインドネシア版は大陸版と同じくホワイトとブラックの2色展開となっていますがインド版に関してはブラックの1色展開と地域によって差があります。

自分は少しでも早くグローバル版が欲しかったのでインド版を購入しましたが正直おすすめしません。まずまめこさんのところでも保証は購入してから1週間以内の初期不良のみとなっています。

その理由としては修理のためにインドに戻すことが難しく戻せたとしても税関で6万円近く発生する可能性があること。そのため修理自体はメーカー保証で無料になったとしても税金で馬鹿みたくとられる感じです。

またインドはスマホに限らずですが輸入製品に対して関税がかなり高いことで有名です。そのためAppleやSamsungはインドに工場を設けて現地価格を抑えようとしているくらいです。

あくまでも定価で見ると自分が購入した時の価格は税抜きで約30万円なので大陸版と比較してもめちゃくちゃ高い感じです。さらにここに輸入消費税に輸送費に各種手数料が発生するので自分が購入した時は37万円と非常に高価でしたがvivo X Fold 3 Proだけが高いわけではありません。

ちなみに現地価格でみればGalaxy Z Fold 5とほぼ一緒なので輸入する場合結局同程度の価格になります。何より自分のように物好き+スピード優先じゃない限りはインドネシア版の方がいいと思います。

自分はどんなに高くてもvivo X Fold 3 Proのグローバル版が出たら早く欲しかったので迷わず購入しました。

また大陸版はブラックを購入していますがグローバル版もブラックが良かったでの丁度良かったです。そして何よりこのサイズ感は優秀で本体を開いた時の厚みは僅か5.2mmで閉じた時も11.2mmです。

リーク通りであればGalaxy Z Fold 6よりも開いた状態でも閉じた状態でも薄いという感じになりそうです。

さらに本体の重さも236gなのでGalaxy Z Fold 6の239gより軽いという感じです。折畳式機種の中でトップクラスというわけではありませんがvivo x Fold 3 Proはスペックを重視した上位モデルです。

このことを考えると十分に通用するレベルで本体を閉じた時の横幅も72.55mmと割とスリムです。

少なくともサブディスプレイはiPhone 15やGalaxy S24など無印に近い横幅を実現しており全体的に見ると各社の最上位よりは分厚くて重いですがGalaxy S24 Ultraよりは優秀です。

さらにメインディスプレイは8.03インチなので大型モデルの約2倍のディスプレイサイズになります。普段大型モデルを使っている自分からすればvivo X Fold 3 Proはちょっと重い程度です。

本体の厚みに関して最近のフラッグシップはカメラバンプがすごくなってきているのでケースをつけると結局10mm以上なんてザラになってくるので個人的にvivo X Fold 3 Proの厚みでも全然気にならないです。

大陸版特有の癖。

そして大陸版を購入しながらもグローバル版に買い換えた最大の理由がGMSを標準搭載していることです。

GMSを標準搭載しているかで日常使いにおいて大きな差があると思っておりQuick ShareやFast Pairが利用可能になることでアプリ経由でペアリングするPixel WatchやGalaxy Watchなどを利用することが可能になり個人的には使い勝手が大きく改善する感じです。

また大陸版に関してアプリのバックグラウンドにおける制限がかなり厳しく通知が不安定です。

まず大陸版を確認するとアプリの通知方法としてはサイレント通知/スマートサイレンスの2種類に分かれています。

スマートサイレンスはユーザーのデバイスの使用方法に基づき重要度の低い通知を自動的にミュートするオプションとなっており通知がきてほしいアプリは全てオフに設定しています。

そしてグローバル版を確認すると設定項目が大陸版とかなり異なるのでちょい戸惑いました。ただ大陸版のようにクセがある感じではなくとりあえずデフォルトで様子見をしたいと思います。

次にアプリバックグラウンドの設定ですが大陸版はバックグランド電力スマートコントロール/バックグラウンドでの大量の電力使用を許可するの2択で自分は通知がきてほしいアプリは全てバックグラウンドでの大量の電力使用を許可するのオプションに設定しています。

一方でグローバル版を見ると制限なし/最適化/制限の3項目になっておりデフォルトは最適化です。気になる部分として大陸版はバッテリーの設定項目からアプリごとでオプションの設定が可能ですがグローバル版に関してはバッテリーの設定項目からアプリを一覧で確認できません。

自分が見逃しているだけかもしれませんがアプリの設定から個別で確認する必要があるので面倒です。何より大陸版に関してはオプションで最善を尽くしていると思いますがそれでも通知が不安定です。

ただグローバル版はざっくり設定した上で使っている限りではなんの問題もなく通知がきている印象。

グローバル版の方がやはり快適。

またAndroidユーザーなら使っている比率が高いと思うChromeですが大陸版だとデータ移行で上手く移行出来ないこともあり機種によってはChromeのβ版しかインストール出来ない場合もあります。

ただ当たり前の話グローバル版であればChromeを問題なくインストールすることが可能でブラウザのショートカットに関しても問題なく使えるのでこれだけでもストレスが全然違います。

その他Google Assistantにおいて大陸版はデフォルトで非対応でアプリをインストールしてもフリーズするなど不安定なことが多いですがグローバル版であれば標準対応しているので問題がないです。

大陸版に慣れている人は問題ないのかもしれませんが自分はグローバル版があるならグローバル版を選びたいところでvivoのグローバル版はFuntouch OSを搭載している感じです。

また機能面に違いがあるのか確認していくとvivoが力を入れているAIに関して大陸版はBaiduでグローバル版に関してはGoogleのGeminiを利用しているユーザーのハードルも下がります。

そして折畳式機種特有の機能を確認していくと大きな違いとしてアプリのマルチウインドウ表示がグローバル版でカットされているくらいで他の設定項目に関しては基本同じという感じです。

ちなみにアプリのマルチウインドウ表示は一つのアプリを同時に2つのウィンドウで表示します。ただそもそも対応しているアプリが超限定的だったので自分はそこまで気にならないです。

一方で嬉しかったのがフレックスモードでグローバル版はAmazon Primeにも対応したこと。自分がよく見る動画アプリがYouTubeとAmazon Primeなのでこれで十分に快適になりました。

この感じだと同じアプリでも大陸版とグローバル版で対応状況が違う可能性もありえます。

まとめ。

今回はvivo X Fold 3 Proのグローバル版を購入したのでざっくり開封レビューをしつつ大陸版との違いをまとめてみましたが自分が大陸版に感じていたストレスがほぼ解消されました。

少なくともグローバル版が出たことで今年登場する折畳式機種の中でも最強クラスだと思います。おそらくソフトに関してはGalaxy Z Fold 6には及ばないと思いますがハード面では圧倒している可能性が高いです。

あとはカメラ面でPixel 9 Pro Foldと比較してどんな感じになるのか今から非常に楽しみです。今年はOppo Find N5が出ないと言われているからこそHONORの動き次第でvivo X Fold 3 Proの存在感はかなりあるかもしれません。

最新情報をチェックしよう!