vivo X Fold 3 Proがついにグローバル展開。絶対欲しい3つの理由

昨年にはGoogleがPixel FoldにOppoがOppo Find N3などようやく折畳式機種をグローバル展開するメーカーが増えてきており今年に入ってからはHONOR Magic V2もグローバル展開されています。

またHONORに関してはポルシェデザインを展開するなどHuaweiですらコラボモデルはグローバル展開してこなかったことを考えるとかなり気合が入っている印象です。

個人的には折畳式機種が好きだからこそグローバル展開をどんどん頑張ってほしいところです。今回個人的に超待望していたvivo X Fold 3 Proのグローバル版が正式発表されたので欲しい理由について主観的にまとめたいと思います。

インドで正式発表。

事前情報からもインドとインドネシアにおいてvivo X Fold 3 Proが認証を通過していることが判明していましたが今回vivoがインドでvivo X Fold 3 Proを正式発表したのでざっくりと確認していきたいと思いますがカラバリは大陸版と異なりブラックのみとなっています。

また大陸版で見るとRAM16GBは共通で512GB/1TBの2モデル展開となっていますがインド版は512GBモデルのみとはいえ多くのユーザーにとっては十分なストレージ容量となっています。

ちなみに空いたストレージを活かして最大16GBの仮想RAMを構築できるので実質32GBです。またインドにおいてはGalaxy Zシリーズなどが展開されていますがvivo X Fold 3 Proは本体を閉じた時の厚みが11.2mmで重さが236gであることから最も薄く軽い折畳式機種とアピールしています。

あと個人的に気になっていた部分としてAIで大陸版に関してはBaiduのサービスを元にAIを構築していますがインド版に関してはGoogleのGemini AIを使って強化しています。

分かりやすい特徴として一つ目はノートアシスト機能でノートアプリにメモした内容を要約してくれる機能です。

 

次に2つ目としてはAIトランスクリプトアシストでレコーダーアプリで録音した内容を文字起こしした上で要約する機能です。

 

そして3つ目としてブラウザなどスクリーンに表示されている内容を設定した言語に翻訳してくれる機能とPixelとGalaxyの中間みたいな機能に対応しています。

ちなみにノートアシストとAIトランスクリプトアシストはオンライン処理扱いとなっており販売時点では無料ですが今後有料化される可能性もあるのである意味Galaxy AIと一緒です。

また現地時間の6月13日より発売予定で価格は現時点での為替で計算すると約30万円です。ここに輸入消費税やら何やら追加されるとかなり高価でまめこさんのところでも37万円です。

ただ自分は初代vivo X Foldの頃からグローバル展開を待っていたので迷わず購入しました。

ソフト面が割と充実。

そして今回はvivo X Fold 3 Proの大陸版を発売以降使ってきて改めてグローバル版が欲しいと思う理由について確認していきたいと思いますが一つ目の理由としてはソフト面が充実していることです。

SamsungのGalaxy Zシリーズはソフトの完成度が高い一方で中華メーカーの折畳式機種はソフト面の開発が疎かという印象でハードの進化に全く追いついていないという感じです。

その中でvivoは比較的頑張ってくれている印象でカスタマイズ性はGalaxyほどないとはいえ個人的には割と満足しており特にフレックスモードにより多くのアプリが対応してくれたことです。

これはグローバルがFuntouchOSに切り替わることでどこまで継承しているか確認が必要です。ただ継承されているのであれば中華メーカーの折畳式機種の中でも頭一つ抜けていると思います。

同じく折畳式機種をグローバル展開しているメーカーでみるとHONORとHUAWEIが最低クラスでOppoやOnePlusがちょっと先行している感じでvivoが一番充実という流れになります。

折畳式機種の一つの特徴としてメインディスプレイの大きさですが常に持っているのも面倒なので動画を見たい時など自分はフレックスモードを使うことが多々ありますが多くのアプリは最適化されていないので半おり状態にしても全画面表示のままのことがほとんどという感じです。

ただvivoはGalaxyのようにオプションで設定できるようになっておりほとんどのアプリをカバーしています。YouTubeに関してはアプリが最適化されているので困らないですが他の動画アプリは現時点で最適化されていないからこそフレックスモードのオプションがあるかどうかで違います。

また今や対応機種も増えてきましたがタスクバーも割と初期の頃から対応しており大陸版では常時表示か一時表示のオプションまで追加されたのでGalaxyにどんどん近づいてきた印象です。

自分は正直ソフトにそこまで興味がないのでGalaxyのカスタマイズ性にほぼ興味がないです。ただAndroidで対応している機能が中華系の独自UIでは意外と実装されていない中でvivoは比較的Androidに忠実に進化させてくれているからこそ新機能への対応も早いという印象です。

少なくとも折畳式機種を楽しむ上でvivo X Fold 3 Proは最低限のオプションに対応しています。

取り回しの良さと十分過ぎる基礎スペック。

最初はvivo X Fold 3という衝撃的な存在を知ってしまったためVivo X Fold 3 Proはスペックが良いとは言えとサイズ感にはインパクトを感じませんでした。
ただ折角なら少しでもスペックがいい機種を使っていたいと思いvivo X Fold 3 Proを使ってきましたがブック型の多くは250g前後の中で236gとそこそこ軽い方に分類されます。

また最近購入して気に入って使っているvivo X100 Ultraは230gもあることに加え折り畳んだ時はvivo X Fold 3 Proの方が横幅がスリムなため取り回しが優れているくらいです。

普段自分は大型モデルを使っていることが多い中でvivo X Fold 3 Proのサイズ感は折畳式機種だから仕方ないと諦めるようなサイズ感でも重さでもなくvivo X100 UltraやGalaxy S24 Ultraなど最大級の機種と比較するとむしろ取り回しがいいのが魅力です。

また閉じた状態で11.2mmと今の通常のスマホはカメラバンプがどんどん派手になっているのでその中では特段分厚いという印象もなく大型モデルを愛用している人には邪魔にならないサイズ感というのは大きな魅力です。

そして今までの折畳式機種は内部スペースやコストの問題からスペックが妥協されることが多かったです。ただvivo X Fold 3 Proは折畳式機種では最大クラスとなる5700mAhのバッテリーを搭載しています。

自分の使い方だと寝る前の電池残量は60%以下になることはほぼないのでvivo X100 Proよりちょい悪いという感じで通常のスマホの中でも電池持ちが安定している機種よりちょい悪いくらいの印象です。

もちろん使い方次第ですが電池持ちが悪いという印象はなく個人的には2日弱は十分に持ちます。

またディスプレイに関して最大4500nitsに対応したことよりも輝度の平均値が従来の機種と比較すると底上げされている可能性があり割とオールシーンで見やすくなったなという印象です。

今までの機種はHDR表示だと十分に明るく表示されるため屋外での撮影に困ることはあまりないです。ただ屋内になると他社よりだいぶ暗いことが多かったですがvivo X Fold 3 Proでは改善しています。

またワイヤレス充電への対応やIPX8に対応と折畳式機種でカットされがちのスペックにもしっかり対応しています。

そして現時点では唯一超音波式画面内指紋センサーを搭載した折畳式機種となっています。その他Snapdragon 8 Gen 3に対応とパフォーマンス部分でも個人的には十分に感じます。

下手な他社のフラッグシップよりもスペックが強く安定性もしっかり担保されている感じです。

カメラに妥協を感じない。

そして3つ目としてはカメラで折畳式機種では最大クラスとなる1/1.3インチのOV50Hを搭載しています。センサーサイズだけで見ればPixel 8 ProやGalaxy S24 Ultraなど他社の最上位と同程度のセンサーサイズとなっており望遠は1/2インチのOV64Bに加えペリスコープを採用しています。

望遠は光学3倍にデジタル100倍に対応しているだけではなくテレマクロに対応と汎用性が高いです。少なくとも折畳式機種特有のスペックのためにとりあえず搭載したという感じではなく実用性があり独自開発のV3チップにSnapdragon 8 Gen 3の搭載でしっかり底上げされています。

もちろん最強クラスとなるvivo X100 Ultraには及ばない印象ですがvivoらしい写真や動画を折畳式機種でありながらしっかり撮れる感じで下手なフラッグシップよりも強いくらいです。

カメラに全然妥協を感じないからこそ個人的には使っていて楽しいと感じることが多くこれでカメラに妥協を感じたのであればそこまでハマって使っていなかったかもしれません。

少なくとも今まで使ってきた折畳式機種の中では満足度が高く大陸版でも使っていたくなるくらいでした。ただ大陸版特有の癖がありPixel Watchなどアプリ経由でペアリングする機種はペアリング出来ないですがグローバル版となればGMSが標準搭載になるため心配する必要はないです。

少なくとも大陸版に感じていた不満がほぼなくなるのでグローバル版が絶対欲しくなります。ただ一方でGMSが標準搭載となれば通知が安定する代わりに消費電力は増える可能性もあります。

とはいえ大陸版の時点で安定しているからこそ個人的には十分に満足して使えるかなと思います。

まとめ

今回はvivo X Fold 3 Proがインドで発表されたので欲しくなる理由についてまとめてみました。Vivoの折畳式機種がグローバル展開されることをvivo X Foldの時から待っていたので個人的にはめちゃくちゃ嬉しい流れで今後もグローバル展開をしっかりしてほしいところです。

グローバル版が届いたら改めて他の機種かあえてvivo X100 Ultraと比較するのもありかなと思っています。

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