批判に惑わされるな。Xperia 1Ⅶで絶対期待した3つのこと

まもなくXperia 1Ⅵの直販版が発売されようとしていますが直販版限定色である「スカーレット」に人気が集中したのか執筆時点で8月下旬出荷予定とSonyの想定を大きく超える人気になっている可能性が高いです。

また良くも悪くも一般向けの進化を遂げたことで今までXperiaを避けていたユーザーも興味を持つようになり20万円と非常に高価ではありますが今後の売れ行きも期待できる印象です。

今回は2025年に登場する可能性があるXperia 1Ⅶでは絶対期待したいことについて主観的にまとめたいと思います。

カメラソフトの強化。

海外の投稿フォーラムであるESATOにおいては次期Xperiaのカメラの仕様で話題となっていますが、weibo発であることに加え投稿者自体の実績もないことから個人的にはフェイクだと思っています。

実際のところは不明ですがSonyの企画担当の方によるとXperia 1Ⅵのメインカメラセンサーには2層トランジスタ技術を採用したIMX888を搭載したことで一定の条件下ではフルサイズ相当の描写が可能としています。

このことからも大型センサーの搭載にあまり期待できない一方でLYTIA系で結局のところ2層トランジスタ技術を採用したセンサー自体も増えていません。またXperia 1IIから約3年同じセンサーを採用したことからもXperia 1Ⅶでもメインカメラセンサーが刷新されてもおかしくないように思います。

またセンサー自体に変更がなくても望遠機構を刷新したばかりであることを考えると他のセンサーの刷新にもあまり期待出来ないです。

一方でミドルレンジで見るとXperia 10Ⅵで見るとカメラソフトの加工感が強化されたことで「白飛び」がしにくくなっており、下手したらXperia 1Ⅵよりしにくいのではないかなと思います。

Xperia 1シリーズは「αシリーズ」に近い色味を実現するという拘りがあるからこそ逆に足枷になってシーンによってはバランスが崩壊してしまっている印象です。

正直なところノイズなどはセンサーサイズにも影響されると思うので完全に対処するのはハードの進化なくして難しいと思いますが、せめてレンズの改良やカメラソフトの改善で白飛びやフレア対策はより強化してほしいところです。

電池持ちを優先したチューニングの継続。

Xperia 1Ⅵの大きな特徴の一つとしてフラッグシップの中では驚異的な電池持ちを実現していることです。少なくともベンチマークをみる限りではSnapdragon 8 Gen 3のパフォーマンスを最大限発揮させるのではなく余裕を持たせることで発熱を抑制しつつ電池持ちの改善を優先しています。

もちろん今年の後半に正式発表されるSnapdragon 8 Gen 4次第の面もありますが、Snapdragon 8 Gen 3自体がちょっと暴れん坊の中でSonyはかなりユーザビリティを優先したチューニングを採用したと思います。

今やベンチマークはインフレ気味でユーザーの体感と直結しません。このことを考えるとベンチマークでハイスコアを獲得することに意味はなくSonyとしてもXperia 1Ⅵでゲームエンハンサーを継続したことを考えると現状のチューニングでもゲームはしっかり出来ると判断した可能性があります。

仮にゲーム機能を強化するのであれば個人的にはXperia Streamを復活させればいいのでは?と思います。何より電池持ちの良さはしっかり継続してほしいところです。

2Kへの対応。

SonyがXperia 1Ⅵで4Kを廃止にするにあたって2KではなくFHDを選んだ理由の一つが対応コンテンツの多さです。少なくとも世の中の多くのコンテンツは「FHD」に対応しており次に「4K」という感じだと思います。

少なくとも「2K対応」と表記されているコンテンツは一部ゲームアプリくらいでクリエイターもわざわざ2Kに最適化させるようにコンテンツを作っていないです。

実情としてはコストカットの側面もあると思いますが、強い拘りをもってFHDを採用したことからもXperia 1Ⅶではコンセプトがずれて2Kなんて採用しないでほしいように感じます。

結局のところ2Kに対応しても電池持ちが悪化する上で対応コンテンツも少ない。となれば従来通り4Kに対応してくれと思っちゃいます。何よりXperia 1Ⅵでは従来のコンセプトから大きく変更されたばかりで後継機種でまた変えてしまうとコンセプトがブレブレになると思います。

少なくともXperia 1ⅥでSonyが選んだ道をみる限りXperia 1Ⅶでは王道の進化を遂げてほしいように感じます。

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