AppleはApple intelligenceを先日正式発表した際、かなり時間をかけてプレゼンを行った部分として「オンライン処理」におけるセキュリティ対策です。SamsungのGalaxy AIやGoogleのGoogle AIは端末自体で処理を行う「オフライン処理」とサーバー上で行う「オンライン処理」の大きく2つに分かれています。
AppleもAIを提供するで機能ごとにオフラインかオンラインで処理することになりますが、オンラインで処理する場合ある意味個人情報がクラウドにアップロードされることになるのでセキュリティ上のリスクが増します。
何よりスマホ自体が自分の生活に密接すればするほどスマホ自体が「個人情報の塊」になっています。今回制作会議において今後をスマホを購入する際にマイナンバーカードや運転免許証のICの読み取りが義務化される可能性が出てきたのでまとめてみました。
対面販売はICカードの読み取りが義務化へ。
今回犯罪対策閣僚会議において特殊詐欺対策の一つとしてスマホをショップで購入する場合は「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証」のICチップの読み取りが義務付けになることが判明しました。
現状だと店員が「マイナンバーカード」などの券面を確認する流れとなっていますが偽造を見抜けない可能性が多々い。一方で先日にはマイナンバーカードの偽造から地方議員がSIMハイジャック攻撃を受けるなど偽造による被害が出ています。
だからこそ「券面確認」ではなく「ICチップ」の読み取りにしてセキュリティをより強化する上で偽造カードでスマホの購入やSIMの契約防止の狙いがあると思います。
犯罪対策閣僚会議が行われ、本人確認手法について、非対面ではマイナンバーカードのICチップに一本化、対面においても、ICチップの読み取りを義務化します。またマッチングアプリ事業者に対し、マイナンバーカードのICチップを使った公的個人認証サービスの利用を働きかけることとなりました。 pic.twitter.com/4u6nI7oO2N
— 河野太郎 (@konotarogomame) June 18, 2024
また運転免許証のみにすると持っていない人もいれば何かしらの事情で取得できない人もいます。さらに運転免許証は試験をクリアする必要があるので100%誰でも取得できるわけではないのに対してマイナンバーカードは取得のハードルが低いと思われます。
政府としては「マイナンバーカード」のより有効活用の促進の狙いもあると思いますが、ユーザーからすれば選択肢を用意してくれたのはありがたいところだと思います。
悪用されるリスクが減る可能性。
Xなどを見ると「マイナンバーカード」のセキュリティ自体に懸念があることからも不満の声も多々見られますが、現状の方法で特殊犯罪が防げないことからも政府は義務化することになります。
つまり現状の運用の方がセキュリティ的に問題があることになるので個人的には賛成です。またAndroidはすでにマイナンバーカードの取り込み自体が可能でiPhoneに関しても来年の夏手前には取り込みが可能になるとしています。
つまりスマホに取り込むことでカード自体を持ち運ぶ必要もなくなればスマホ自体のセキュリティによってさらに保護されることになります。今後運転免許証などもマイナンバーカードに取り込めるようになっていることが判明しています。
個人的には保険証/運転免許証/マイナンバーカードと身分証だけでもバラバラで財布の中で邪魔になる。これがマイナンバーカードに統合された上でスマホに取り込むことができれば余計なカードを減らせるので財布自体のスリム化。もしくは行き先によっては財布すら不要になる可能性があるので今から非常に楽しみです。
少なくともアナログ方式よりはよほどセキュリティ的にも安心できるようになるのかなと思います。ただレビューのためにスマホをころころ買い換える自分にとってはちょっと面倒な部分もありますが多くのユーザーにとっては関係ないかなと思います。