すでにやる気はないかも。Pixel 9aで絶対期待したい2つのこと

事前情報でGoogle Pixel 8aはGoogle I/Oで正式発表されると予測されていましたが、実際にはGoogle I/Oの約1週間前にイベントなしで正式発表しました。日本時間だと夜中であったことからも最初から注目度が低かったように感じます。

何より現時点でGoogleは注目を集めやすい大型のイベントで発表しなかったのか不明です。一方で今年の動向をみるとGoogleはそこまでaシリーズにそこまで力を入れていないようにも見えてしまいます。

今回Android PoliceがGoogle Pixel 9aに期待したいスペックについて言及していることが判明したのでまとめたいと思います。

充電速度の改善。

従来通りの流れでいけば来年の5月頃に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9aですが今回同サイトが期待したいことに言及しています。その一つ目としては充電速度の改善で現行モデルは有線の場合が最大18Wでワイヤレス充電で7.5Wとなっています。

少なくともワイヤレス充電に関しては最低限という感じですが有線に関してはやはり遅い。中華メーカーのように120Wなどに対応する必要はないと思いますが海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとフル充電に2時間近く要します。

中華メーカーが充電速度に固執する理由の一つとして主要な販売地域であるアフリカやアジアの電気事情だとされています。先進国であれば気にする必要がありませんが発展途上国だと停電が割と頻繁に発生するなど短い時間で出来るだけ充電できる方がニーズが高いと言われています。

Pixelの販売地域を見るとアメリカに日本にヨーロッパの一部なので電気事情は問題ないかもしれません。ただ他社と比較すると充電速度が遅すぎることに加え今後バッテリー容量が増加するとなるとさらに充電に要する時間が多くなります。

フラッグシップであるPixel 8シリーズですら決して速くないためなんともですがせめて30W程度には対応してほしいところです。

大型モデルの追加。

リーク通りであればPixel 4a XLのプロトタイプが判明していることからもGoogleは大型モデルの展開をそれなりに検討していた時期があったと思われます。ただ実際にPixel 4a XLは販売されることなく、それ以降もaシリーズから大型モデルは追加されていません。

一方で同サイトによると大型モデルのニーズの方がコンパクトモデルより圧倒的に多いことからも大型モデルを追加するべきだと指摘しています。大型モデルの方が開発費を抑えやすく大容量バッテリーの搭載と弱点部分を改善できる可能性もあります。

ただ一方でPixel 10シリーズでは無印が強化され「Pixel 10 XL」が追加されるとの話もあり何ともです。Pixel 3aシリーズにおいてみると、やはり価格の安さからもPixel 3aの方が圧倒的に売れていたとも言われています。

やはりaシリーズで価格が高いとなるとフラッグシップモデルを選ぶユーザーが増えるのかもしれません。

Googleがどこまで本気なのか?

ただ何よりGoogleはaシリーズに対してどこまで本気なのか不明で、以前リークしたGoogleのロードマップからもaシリーズはアップデートサイクルを変更する可能性が十分にあり得ます。

現状だとフラッグシップの「無印」とそっくりで差別化をできておらず、コストカットするには無印とある程度コンポーネントを共通化しないと厳しいのかもしれません。

またGoogle Tensor G5はSamsung製のRAM16GBが統合されているとの話もありPixel 10aのタイミングではコストを吸収しきれなくなる可能性もあり、何よりGoogle Tensor G5のコストが爆増する可能性があります。

この流れでみるとGoogleは従来と同じ流れでaシリーズを今後も展開するのは厳しくなるように思えます。現状だとPixel 9 Proシリーズが強化されることからも無印とaを完全に統合して無印をaよりちょい高い価格設定にした方が効率的かもしれません。

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