先日に界隈で話題になったのがPixel 8aへの買い替えの際「iPhone SE」の下取り価格が定価よりも高いこと。GoogleとしてはiPhoneからPixelへの買い替えを促進したいため他社の機種と比較するとiPhoneの下取り価格は高めになっていることが多いです。
とはいえ発売から2年以上経過した機種の下取り価格が「定価」より高いというのはまさに異常でした。今回はiPhone SEの下取り問題の経緯とその後について情報が出てきたので簡単にまとめたいと思います。
Googleはすでに謝罪。
数日前の時点でPixel 8aへ買い替えをすること条件にiPhone SEの下取り価格が最大で7万7199円になると話題になりました。定価以上の価格となれば誰にとっても魅力的なことはもちろんですがPixel 8aを無料で入手することができた上でおつりまでくるという感じです。
ただ界隈で話題になったことが影響したのかGoogleはiPhone SEの下取り価格を修正しています。ちなみにこの当時セールが行われていた訳ではないため下取り価格が保証されているものでもなく変更されても仕方ないという感じになります。
そして下取り価格を変更した上でのGoogleの動向を端的にまとめると以下のようになります。
Googleの対応 |
iPhone SEの下取り価格の表記がミスであったこと公式に謝罪 |
iPhone SEを下取りを申し込んだユーザーに対して全ての注文をキャンセル扱いに |
お詫びとしてGoogle Storeで使える3万円分のストアクレジットを贈呈 |
ちなみに執筆時点でGoogle StoreにおけるiPhone SE/64GBの下取り価格は「1万8625円」となっていますが、贈呈されたストアクレジットと合わせて使うことで最大で4万8625円の値引きでPixel 8aを購入することが可能になります。
もちろん最初のバグっていた下取り価格と比較すれば旨みはないですが、ストアクレジットを贈呈してくれたからこそPixel 8aを2万3975円で購入できるので個人的には全く悪くはないと思います。
少なくともiPhone SEを買取業者に売却したとこで「4万8625円」以上の価格になることは考えにくいので申し込みをしてくれたユーザーに最大限の誠意を見せた形だと思います。
転売屋による二次被害が発生。
少なくとも純粋にiPhone SEを下取りに出してPixel 8aへの買い替えを検討していたユーザーにとってGoogleの今回の対応は問題がないと思います。ただ一方で話題となっているのが「転売屋」でiPhone SEの下取り価格が話題になった途端に中古品がバカ売れ状態になっています。
一部小売店ではオンラインで600台近くあった在庫がほとんど売れたとの話もあるくらいです。仮にiPhone SEの中古を5万円で仕入れたとしても端末の状態がよければ7万7199で引き取ってくれるので一台あたり2万7000円近くの利益+Pixel 8aが無料でもらえるとなれば旨みがあります。
そのためiPhone SEの買い占めが発生しましたがGoogleが即日下取り価格を訂正。すでに注文を入れていた人はストアクレジットの贈呈があるためまだましかもしれませんがとりあえずiPhone SEの買い占めだけを行った人はただ単にiPhone SEを買い占めた結果に終わるという流れです。
ただ今度問題になっているのは不要になったiPhone SEを返却したいと小売店と揉める事態になっていることです。Googleの一つのミスが中古取り扱い店にまで大きな影響を与えているのが今回の事例です。
少なくともセール期間中でGoogleが下取り価格を強化していることをアピールしているのであれば今回のようにキャンセルみたいな状況にはならなかったのかもしれません。
何よりGoogle Storeの下取りはセール期間中でもちょいグタグタになりがちなので、逆にGoogle Storeでの下取りを使って金儲けをしようなんて考えるのは絶対やめた方がいいように見えてします。