短期間使ってより実感。Xperia 1Ⅵがライバルより絶対的に優れている4つのポイント

直販版に関しては6月21日より発売予定となっているXperia 1Ⅵですが、Sonyの発表によると設定したズーム倍率に実際に変更されない不具合が発生していることを明らかにしています。

ただ手持ちの香港版には修正用の配信が開始していることからも、そこまで多くのユーザーに影響を与えていない可能性があります。今回はXperia 1Ⅵの香港版を購入してから短期間使ってきた上で他社よりまだまだ優れている部分について簡単にまとめたいと思います。

スピーカー。

まず一つ目としてはスピーカーでここまでスマホのスピーカーに拘っているメーカーは他にないという感じです。歴代Xperiaのスピーカーの弱点は音質はいいけど音量は小さいという感じでした。

ただXperia 1Ⅵでは音量をほぼMAXにしても音のバランスが大きく崩れることもなければ他社のように音割れやキンキンする感じでもないので「音量」という最大のデメリットをしっかり改善した印象です。

ただiPhone 15 Pro MaxやHUAWEI Pura70 Ultraなどと比較すると「ステレオ感」が弱めで音の広がりを意識した「サラウンド感」を強化しているので聞き方によっては音がこもって聞こえるかもしれません。

また音量を上げると本体の共振が気になる部分で「Xperia 1II」の時は本体内部をある意味スピーカーのボックスとして利用していたことから酷かったです。ただXperia 1Ⅵでは全くないわけではありませんが音量を考えればほとんどないに等しいという感じです。

爆音で使う時はおそらく手に持って使わないと思いますが、それなりの音量でゲームや動画を楽しみたい時に共振はユーザビリティを下げます。ただSonyはしっかり共振に関しても意識してくれているので問題ないかなと思います。

バースト撮影。

Xperia 1Ⅵでは新しいカメラアプリを採用したことで従来と異なりシンプルなUIを採用しています。ただその結果大きな特徴の一つである「バースト撮影」がプロモードのみでしか使えないなど取り回しは残念なことに悪化しています。

ただ「バースト撮影」自体は前モデルからしっかり踏襲されており、瞳オートフォーカスと合わさることで他社より動体の撮影に優れています。他社の機種でもバースト撮影に対応していますがXperia 1Ⅵは最低でも秒20コマの撮影が可能です。

さらに秒30コマの超高速撮影にも対応しており、これは30fpsの動画撮影とある意味一緒です。撮り逃しをしたくない時にとりあえずバーストモードで撮影しておく。この中で一枚でも上手く撮れているのがあれば儲けもんという感じでいつも使っています。

他社のバースト撮影だとフォーカスがついていかないことが多くぶれていることが多いですがXperiaの場合は瞳オートフォーカスに加えリアルタイムトラッキング機能に対応しているため顔周辺はブレにくいです。

その結果写真の精度も上がりやすく、これは他社にはない魅力の一つだと思います。

圧倒的な電池持ち。

そして3つ目としては電池持ちでGSM Arenaが公開したバッテリーテストの結果をみると17時間27分と同サイトが公開した機種の中で歴代2位とミドルレンジやエントリーモデルよりも電池持ちが良いです。

少なくともディスプレイのスペックを削っただけでここまで改善しないのでソフト面に加えSnapdragon 8 Gen 3のチューニングをかなり頑張ったからこそ驚異的な電池持ちを実現したと思います。

少なくともベンチマークでハイスコアを獲得するよりも、多くのユーザーにとっては電池持ちが改善していることや発熱が抑制されている方が嬉しいと思います。

近年のXperiaの最大の課題だった安定性の部分はXperia 1Ⅵで大幅に改善された印象で特に電池持ちはかなりの強みです。

取り回しのしやすいデザイン。

前モデルと比較するとアスペクト比の変更に伴い横幅もまして74mmになりましたがライバルの最上位機種の多くは75mm以上であることが多いです。さらに本体の重さも210g以上であることが多い中でXperia 1Ⅵは192gと200g以下に抑えてくれているので取り回しはかなりしやすいです。

やはりエンタメデバイスとして強化しているからこそ取り回しの良さは重要でこれは当面他社に追いつかれることはないのかなと思います。一方で他社は筐体サイズをほぼ変えずバッテリー容量を増加させるなどスペックを強化しているので次期Xperiaでも筐体サイズを維持しながらスペックの強化は重要になってくると思います。

スペックを強化せず筐体サイズを維持するのはそこまで難しくないと思うので。今回はXperia 1Ⅵが他社より絶対的に優れている4つのポイントについてまとめてみました。

逆にここに魅力を感じるかがXperia 1Ⅵを買うかどうかで重要な指標になるかもしれません。

 

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