YouTubeを見ているとXperia 1Ⅵは他社の最上位モデルであるiPhone 15 Pro MaxやGalaxy S24 Ultraに勝つことは出来ない。なので売れないとのコメントをよく頂きますが個人的には正直疑問に感じてしまいます。
例えばiPhone 15シリーズの中で見てもiPhone 15 Pro Maxがシリーズにおいて全方位で優れているというわけでもありません。今回はXperia 1Ⅵは本当にGalaxyやiPhoneなどに勝つ必要があるのか主観的にまとめたいと思います。
そもそも完璧な機種なんて存在しない。
正直なところそもそも「完璧」な機種は存在しないと思っています。もちろんユーザーがごとに「ベスト」な機種は存在しているとしても、その機種が必ずしも「完璧」とはいえず、むしろ完璧と思っているのであれば見えている世界は狭いのではないのかなと思います。
超主観ですが手持ちの最上位機種の中で分野別で最も満足度が高い機種をまとめると以下のようになります。
機種名 | |
デザイン | Xperia 1Ⅵ |
サイズ感 | Xperia 1Ⅵ |
コンテンツの見やすさ | vivo X Fold 3 Pro |
ディスプレイの品質 | iPhone 15 Pro Max |
発熱のしにくさ | iPhone 15 Pro Max |
電池持ちの良さ | Xperia 1Ⅵ |
スピーカーの品質 | Xperia 1Ⅵ |
写真の撮りやすさ | vivo X100 Ultra |
ポートレートの撮りやすさ | vivo X100 Ultra |
動体の撮りやすさ | Pixel 8 Pro |
ズーム性能 | vivo X100 Ultra |
動画性能 | iPhone 15 Pro Max |
出来るだけ色々な機種に触るようにしていますが全ての分野で同じ機種が1位になることはありえないと思っています。なので当たり前の話ですが他社の機種と比較した場合優れている部分もあれば劣っている部分もあるだけの話です。
「完璧」な機種なんて存在しないからこそXperiaに限らず優先順位を決めて機種選びをする人が多いと思います。
他社に勝つ必要がない。
よくXperiaは「iPhoneより高いのが理解出来ない」とのコメントを頂きますが、これはおそらくスペックに対してコスパが悪いという意味だと思います。とはいえAppleで見れば年間2億台以上出荷しているのに対してSonyは詳細な数字は公表されていませんが200万台程度の可能性もあります。
生産の規模が全く違うことを考えれば同じものを作るとなれば規模の経済の効果が全く違うので生産台数が少ないXperiaの方がコストが嵩みやすいので本体価格も結果高くなりがちです。
なので逆に言えば直販版とはいえXperia 1ⅥがiPhone 15 Pro MaxやGalaxy S24 Ultraより安くできたのはメーカーが相当努力したんだと思います。とはいえ当たり前ですが安ければ売れるというわけでもありません。
何よりメーカーとしてはユーザーにどれだけ自社製品の長所をアピールできるかがキーで、その長所に対して優先度が高いユーザーに興味を持たせることができるかが重要になってくると思います。
なのでXperia 1Ⅵで見れば一般向けの進化したことからも、以前よりはGalaxyやiPhoneと真っ向勝負になりましたが全方位で勝つ必要もなく長所をいかにユーザーにアピールして購入してもらえるかだと思います。
自分が重要視する部分が他社の方がが優れていると思うのであれば他社を選べばいいだけであって、逆にXperiaの方が優れていると思うのであればXperiaを選べばいいだけの話に感じます。