Pixel 8a 短期レビュー。Googleが仕上げ過ぎた結果全てが絶妙な機種

国内では5月14日より発売されたGoogle Pixel 8aですが円安の状況下でありながらも直販版は前モデル対比で僅か3000円程度の値上げに踏みとどまったのでGoogleはかなり頑張ってくれた印象です。

今回はGoogle Pixel 8aを短期間使ってきた上で気になった部分について主観的にまとめたいと思います。

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想定以上に取り回しがいい。

正直中価格帯の機種に細かいことを言っても仕方ないと思っているので個人的に短期間使った上で気になった部分について確認したいと思いますが一つ目は取り回しの良さです。

筐体サイズで見れば前モデルから大きな変更もなく強いて言うなら僅かに軽量化されました。ただ正直なところ大型モデルと比較すれば軽いことに違いはありませんが190g近くあるので決して軽いと言える重さではなく取り回しの良さを求めるユーザーには微妙かもしれません。

一方で前モデルと比較して実際に使ってみないと分からなかった部分が片手操作のしやすさです。

前モデルと比較して筐体サイズがほぼ一緒でサイドフレームの形状や質感もほぼ一緒ですが四隅がPixel 8シリーズと同様に丸みを帯びたことで想定以上に手にフィットしやすいです。

特に本体下部の角部分が丸みを帯びたことで圧倒的に持ちやすくなったという印象を受けます。気になる人はぜひ店頭で触ってほしいところですがスペック以上に持ちやすく感じます。

ただ持ちやすくなったと感じる分前モデル対比で逆に重くなったように感じるのはジレンマです。

何より質感は想定以上に良く他のカラバリはどうなのか不明ですが手持ちのベイは色味が非常に絶妙に感じておりマット仕上げが採用されたことで安っぽさは全く感じません。

公式ホームページを確認する限り筐体はプラスチックを採用しているのかGorilla Galass 3を採用しているのかよく分からないですが中価格帯によくあるデザインの妥協は感じないです。

少なくとも標準モデルで採用されている一般的なサイズ感でiPhone 15やGalaxy S24と比較するとちょっと重いくらいで多くのユーザーにとっては持ちやすいサイズ感だと思います。

何よりスペック以上にPixel 8aは実際に手にとってみるとデザインが優秀なことを実感できます。

デザインを活かしたケース。

また優れたデザイン性を活かすためにも開封レビューのタイミングではご紹介できませんでしたがCASEFINITEのFROST AIR UTRAを購入したので合わせて確認していきたいと思います。

化粧箱自体は高級感のある質感で付属品はケース以外何もなしと非常にシンプルだと思います。

また今回購入したケースはmade for Google Pixelに選ばれており簡単にいえばGoogleが認めたサードパーティ製のケースとなっておりGoogleのお墨付きとなっています。

ケース自体を確認するとポリカーボネート素材を採用しており半透明なデザインに加えマット仕上げを採用していることからもケース自体に安っぽさを全く感じないです。

ケース自体はしっかりしているけどどこか柔らかいという感じでケース下部に切り込みがあります。なので自分のように屋内でケースをはずす人間にとって着脱がしやすいのはかなり助かります。

そしてケース自体の重さを計測してみると18gなので一般的なクリアケースとほぼ同じ感じです。

次に実際に装着してみるとPixel 8aのデザインを活かしたケースの質感でよりお洒落に見えます。

物理ボタン部分はしっかりカバーしてくれていますがその影響でボタンが押しにくいこともなく何より気になる部分はしっかりカバーしてくれているのでユーザーからすれば安心感が増します。

ちなみに本体+Spigenのガラスフィルム+ケースで重さを計測してみると217gなのでまずまずです。アクセサリー込みでこの程度の重さになるのは仕方ないかなと個人的には思ってしまいます。

何よりPixel 8aは両面ともGorilla Galass 3を採用しており耐久性に不安を感じます。だからといってケースでガチガチに保護してしまうと取り回しの良さも悪化した上でデザイン性も悪化するのでバランスが難しいですがFROST AIR Ultraなら絶妙なバランスかなと思います。

少なくともデザインを活かしつつケースの質感も高いので廉価モデルを使っているような感覚はなく同社はFROST AIRというシリーズもありますがPixel 8aの耐久性を考えるとFROST AIRではなく耐久性により優れたFRST AIR ULTRAを用意してくれたのは流石かなと思っています。

一つ不満点を言えばマグネットリングが内蔵できるオプションがあっても良かったと思います。ケース価格が5000円と安くないですがデザイン性を優先したい人におすすめのケースです。

 

電池持ちが改善したことは実感できる。

そして最大のネックである電池持ちですが実際に短期間使った感じだと前モデルよりは改善していることを実感することができ自分の使い方だと寝る前の電池残量が50%前後のことが多いので電池持ちが良いと呼ばれる機種と比較すると電池持ちが悪いことに違いはありません。

ちなみにいつも参考にしている海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると11時間25分でGoogle Tensor G3を搭載したPixel 8シリーズの中では僅かとはいえ一番まともです。

おそらくですが同サイトの過去の評価方式であれば90前後のスコアになるかなと思います。そのためGoogle Tensor搭載機種の中では比較的安定していたPixel 7やPixel 6aに近い電池持ちを実現しているイメージですが結局Pixel全体の電池持ちがあまり良いとは言えません。

自分の使い方だと前モデルと同じ待機状態における消費電力はかなり抑制されている印象です。ただ使い始めると簡単に電池を消費していく感じなのであまり使わないライトユーザーとコスパ求めて購入したヘビーユーザーでは印象が大きく変わってくるのかなと思っています。

発熱に関してはゲームをやらない自分からすればあまり感じるシーンはなくPixel 8シリーズと同様に極力発熱自しないようなチューニングが採用されているのかなという印象を受けます。

コスパは優秀なのか?

何よりPixel 8aを短期間使って感じることは価格帯を考えれば可もなく不可もないです。120Hz表示にディスプレイ輝度の底上げにGoogle Tensor G3の搭載と日常使う上では十分です。

おそらく多くのユーザーにとって十分に快適に使える動作性は実現していると思います。またカメラに関しても上位モデルと比較すれば気になる部分もありますがライトユーザーが気にするようなレベルではないと思っており簡単に綺麗な写真がサクサク撮れると思います。

一方でコスパが良いのか?と聞かれるとPixel 8aは絶妙な立ち位置になったと思います。
直販版でみると7万円ちょいですが今年で見ればNothing Phone (2a)に加え今年はXiaomi系が強くRedmi Note 13 Pro+やPOCO F6 Proなどより価格が安い選択肢が増えたのも事実です。

少なくともゲームをやりたいと思うユーザーにとってSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているPOCO F6 Proは魅力的ですが海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると10時間29分なので絶望的な電池持ちと批判されたPixel 7aより電池持ちが悪い可能性もあります。

Xiaomi系はコスパが良いと分かりやすいスペックを搭載している一方で電池持ちなどスペックから判断しにくい部分は意外に疎かなのでユーザーによってはコスパは最悪だと思います。

何せPixel 8aの電池持ちでも今年の中価格帯の中ではちょうど真ん中くらいと微妙な感じです。

何よりPixel 8aが同じ中価格帯の中でアドバンテージがあるとすればGoogle AIと最大7年のアップデートサポートに対応していることでここに魅力を感じるかどうかだと思います。

アップデートサポート期間はあとで拡張されることは考えにくいので自身の購入方法と実際に買い替えてどれくらいの期間を使うか計画した上で合ったものを買えばいいと思います。

また一般化している感じはありませんがGoogle AIにほぼ満遍なく対応しており今後はGemini Nanoが統合されるみたいなのでAI関連機能はさらに強化されると思います。

Googleが今やりたいことを7万円程度で試せると考えれば個人的には安いと思いますがAIに全く興味がないと思うユーザーにとって7万円の価値がないかなと思ってしまいます。

まとめ。

今回はPixel 8aを短期間使ったので短期レビューを主観的にまとめてみました。正直Pixel 8aの最大のライバルはPixel 9になると思っておりPixel 8とは似すぎだと思います。

一方でPixel 8aで多くのユーザーが満足できる動作性を実現しているからこそPixel 9が逆に中途半端になる感じがありカメラに拘るならPixel 9 Proを選んだ方がいいと絶妙です。

それくらいPixel 8aは中価格帯の機種でありながら仕上げ過ぎたなという印象を受けます。

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