従来通りであればGoogleは今年の10月頃にGoogle Pixel 9シリーズを正式発表する可能性があり、一部情報通りであればGoogle Tensor G4は最後のSamsung製になる可能性があると予測されています。
今回はPixel 10シリーズでデザインが大きく変更される可能性に加え値上がりする可能性があるのでまとめたいと思います。
デザインが変更される可能性。
先日の海外サイトのインタビュー記事からもGoogleはPixelのデザイン刷新にあまり積極的ではないことを明らかにしています。歴代Pixelで見ると大きく3つの世代に分けることができ、現行モデルのデザインは3世代目で大きな特徴としては並列型のカメラデザインを採用していることです。
Googleによるとユーザーはデザインの刷新はあまり望んでいない一方で進化は望んでいる。このことからも基礎技術の進化と合わせてデザインも進化させていくことを明らかにしています。
とはいえ気になる部分としてPixel Foldのデザインです。Googleはプロダクトごとにデザインを最適化する必要があるという理由からPixel FoldのカメラデザインはPixel 7シリーズのようにサイドフレームに一体化するデザインではありません。
一方でリークしているレンダリング画像や実機画像をみる限り、Pixel 9シリーズのカメラデザインは共通してPixel Foldのデザインを踏襲しているようにも見えます。
そしてここで気になるのが後継機種であるPixel 9 Pro Foldではどのようなカメラデザインになるのか。
ざっくり言えばPixel 4シリーズなど同じく第2世代のカメラデザインと一緒となる「スクエア型」を採用していることを確認できます。Googleはプロダクトごとにデザインを最適化しているとはいえPixel 9 Pro Foldでもカメラデザインを継続できたのでは?と思っちゃいます。
なので個人的な推測に過ぎませんが直近の流れをみる限りPixel 9 Pro FoldのカメラデザインはPixel 10シリーズのカメラデザインのヒントになっている可能性があります。
Googleによれば並列型のカメラバーを採用するメリットの一つとしてテーブルなどに置いた時にグラグラしないこと。ただ内部スペースの設計で見れば無駄なスペースが多いことに違いはありません。
Pixel 9 Pro Foldは前モデル対比で薄型化している可能性がある一方で横幅がそこまで大きく変わっていないので理由は不明ですが内部スペースに余裕がなくなった結果変更された可能性があります。
このことを考えると内部スペースを最適化するためにPixel 10シリーズでデザインを変更してくる可能性もあります。
値上がりする可能性。
直近の情報からもGoogle Tensor G5はTSMC製に切り替わることが取引データベース上から確認できることからも確定したことになります。逆に言えばGoogleはなぜ今までSamsungと手を組んでいたのかということになりますがコストの問題だと思います。
一方でTSMCに切り替えればコストが高くなることは明白だと思います。おそらくですがGoogleはGoogle TensorをSamsungと共同開発するにあたってコストを少しでも抑えるためにPixelはSamsung製のコンポーネントをより多く採用して、全体的にコストカットしていた可能性があります。
一方でTSMC製に切り替えれば今までのようなコストカットはしにくくなる可能性があります。ただ現時点でTSMC製に切り替えたことでどれだけコストが増加するのかも不明で発注量によってはSnapdragon 8シリーズよりも高くつく可能性もあるのかもしれません。
ただ何より今までよりコストカットしにくい可能性が高くPixel 10シリーズはPixel 9シリーズより高くなる可能性は十分にありえます。Pixel 10シリーズはデザイン含めて転換期になる可能性がある一方で価格に関してもちょっと覚悟が必要になるのかもしれません。