初の搭載機種はXiaomi 15に。Snapdragon 8 Gen 4はA18に及ばず

世界的なインフレの影響もあると思いますがスマホのコストが年々増加している一つの理由としてはSoCのコストが嵩んでいること。多くのミドルレンジがSnapdragon695を2年連続採用したことを考えるとミドルレンジ向けのSnapdragon 6 Gen 1でもコストが高い可能性があります。

今回Digital Chat Station氏がSnapdragon 8 Gen 4と搭載機種の登場時期について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

10月中旬に登場する可能性。

今回同氏がweiboに以下のように投稿していることが判明しました。

驍龍8G4低周波数工程機の走点の参考価値は高くなく、最新サンプル自研アーキテクチャNuvia2+6大核周波数は3.6GHz-4.0GHz、GB6 2.7K±/10K±で、CPUとGPUの理論性能の向上は比較的大きいです。初発機種は暫定的に10月です。中旬

今回の投稿をみる限り搭載機種は10月中旬に正式発表される可能性があることに。ちなみに昨年は10月中旬に正式発表され搭載機種は10月下旬に登場したことを考えると今年は2週間近く前倒しになる可能性があります。

Qualcommとしても売り上げが深刻なのか以前は12月に発表することがほとんどでしたが近年は世代を重ねるごとに前倒しになっている印象です。Snapdragon 8シリーズはモバイル向けのSoCとしては最も高いと言われているので採用機種が減っていることも事実。

なのでQualcommとしても焦りがあるのかもしれません。

iPhoneには及ばない可能性。

また直近の情報によるとSnapdragon 8 Gen 3はTSMCの3nmプロセスルールを採用した上でアーキテクチャは刷新に。従来と異なりオリオンコアに変更された上でメインコアが2つにミドルコアが6つのオクタコア構成になると予測されています。

少なくとも事前情報通りであれば高効率コアがなくなるためパフォーマンス重視である一方で発熱のしやすや消費電力の増加が懸念されています。また今回Phone ArenaがSnapdragon 8 Gen 4のGeekBenchに言及。

シングルコア マルチコア
Snapdragon 8 Gen 4 2700 10000
iPhone 15 Pro Max 2958 7288
Galaxy S24 Ultra 2178 6699

仮にリークしたスコア通りであればSnapdragon 8 Gen 3対比で大幅に改善している一方で、事前情報ではA18 Proを圧倒すると予測されていた中シングルコアはA17 Proにすら劣るという感じです。

現時点でリークすることはエンジニアリングサンプルの可能性がある一方でA18 Proはもっとパフォーマンスが上昇している可能性があります。このことを考えるとA18 Proを圧倒するような存在になるのは厳しいのかもしれません。

一部情報によるとSnapdragon 8 Gen 4の初の搭載機種はXiaomi 15とXiaomi 15 Proになると予測されています。何より発熱をもっと頑張って抑えてほしいところです。

 

 

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